アスモモーデス戦⑤
「少年、私は長くは持たない。これからやつを器から剥がす。同時に戦いはするが、少年を庇っている暇はない。わかったか。」
「⋯⋯なんであんた急に
「時間がない、自身の失敗ぐらい自身で責任を取らなければならない。」
ラプラスって、意外としっかりしているよな。
「全弾打て。」
ラプラスは上空に居る、アスモモーデスめがけて発砲し、全弾命中させた。
「なぜ効いている。いや、我には効いていない。器が壊れているのか。なるほど、そういうことか。」
「次弾装填第2射打て。」
今度の砲撃はテクノジリア中の火砲から発射されていた。
「悪魔の権能を侮るな。」
ラプラスの発射した砲弾を全て迎撃をしていた。
「被造物が我に効くと思うな。」
「そうか、ならば。こうしよう。」
ラプラスはなにかの装置を作動させた。その瞬間新也たちが目覚めた。
「それは、貴様にも害があるだろ。」
「100も承知だ。」
「ら、ラプラス。」
目覚めた勇者達をラプラスは見ることなく、上空に居るアスモモーデスの方を見続けていた。
「ラプラス。」
「今は時間がない、後にしろ。」
「そっちの都合なんて聞いていられないのだが。」
「新也、今はアスモモーデスに集中してくれ。」
「どうして。」
「頼む。」
「⋯わかった。みんなとりあえず今はアスモモーデスを倒そう。」
「魔法が使えるやつは打つ準備をしろ。」
高柳が指示を出し始めた。
「聖属性魔法を準備。一斉に打つぞ。打て」
高柳の合図とともに一斉にアスモモーデスに向かい魔法を放った。
弱点をつく攻撃をしたためアスモモーデスも弱ってきている様子だ。
「やはり『色欲』はこの場には向かぬ。我が使える権能は一つだけではない。『転移』」
アスモモーデスが『転移』と唱えた瞬間、テクノジリア上空に大地が現れた。
「押しつぶしてくれる。」
「アレをなんとかしないと。」
勇者一行が対応する前にラプラスが波動砲を放ち対応していた。
「無駄なところに力を使ってしまった。余力でいけるか。」
「無駄なことを『転移』」
無数の隕石が現れた。ラプラスはこれには対応する様子がない。
そのため高柳が指示を出していた。
「あれは防御魔法でなんとかなる。後はアスモモーデスだな新也空を飛べたりできるか?」
「いや、流石に難しい。」
「足場を出せると言ったらなんとかなるか?」
「それなら。」
「わかった、後は任せろ。」




