アスモモーデス戦②
アスモモーデスから出る威圧感が強くなった。
それと同時に、感覚的に上位存在だと感じとれた。
『コイツは強い。』
ここに居る全員が同じことを思った。
「アストレアさん。」
「ああ、新也わかった。」
騎士団長と新也は二人がかりで戦うことにした。
二人が降り掛かった瞬間、アスモモーデスは消えた。
そして、二人の頭上にいた。
「我は神の権能を行使できるもの。喰らえ我が権能『色欲』」
そういってアスモモーデスは二人に何かをかけた。
だが、やつは『色欲』と言っていた。それってつまりそういうことだよな。
「「憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い。」」
え、どういうことだ。新也と騎士団長は急に『憎い』と言い始めた。
「我は人の持つ性欲など興味はない。我が欲しいのは負の感情よ。」
コイツが操るのは、負の感情。多分だが、自身が満たされないから他者を不幸にしてやるみたいな所の感情を操っているのか?
少なくとも相手は感情を操ってくる。
「憎い憎い憎い憎いうらあああああああ。」
新也は松田に切りかかってきた。
かろうじて松田は避ける事ができたが。
「これはまずい。」
新也と同じようになっていく、クラスメイトが増えてきている。
松田はここで気がついたが、一人一人全く別の行動を行っている。
感情を操られているだけなので、自身が一番なにか思っている。この場合は信頼とかそういった感情を変えられているのか?わからない。
「どうした、貴様。ここまでか。」
強い、今までとは別のベクトルに強い。
「ああそうだな。強いよあんた。」
「『色欲』」
まずい、
どうやら『色欲』の権能には効果範囲があるようで、松田は権能の影響を受けなかった。
どうやら一定の距離しか効果がないようだな。
だけど一度でも当たったら....
「京坂さん。頼む。」
「ん。」
さすがのアスモモーデスでも空間が切れることは察知できないようで、右の翼に直撃した。
「翼を斬っても無意味だ。」
アスモモーデスはそういい、翼をまた顕現させていた。
「『色欲』ナイトメア。」
まずい、なにかくる。




