アスモモーデス戦①
「漆黒の剣。」
アスモモーデスは、魔法を唱え剣を召喚し手に持った。
「新也頼んだ。」
「わかった。」
双方飛びかかっていった。剣同士がぶつかり合う音が聞こえる。
見た所新也が優勢のようだ。
「やるではないか。ならこれならどうだ。」
アスモモーデスは一撃一撃を強くしている感じだ。しかし、対して技量があると言ったわけではない。
新也は一撃一撃を受け止め、隙を見ては攻撃をいれていた。
しかし、ダメージを受けていそうな攻撃とそうでない攻撃がある。
ラプラスはなぜやられたんだ?
「新也、そいつは物理が効かない。だが、魔法は効く感じだ。」
「わかった。」
新也は剣に魔力を多く込めた。
そうした瞬間、アスモモーデスの剣が折れた。
「少しまずいな。」
そう言ってアスモモーデスは新也と距離を取った。
その時高柳は
「悪魔なら聖属性一番が効くはずだ。」
「わかった。」
アスモモーデスは内心困っていた。自身の弱点は聖属性であるが、勇者が持つ光魔力も弱点をついてくるものだからだ。そのため、新也と攻防をすればするほど自身が削れていってしまう。
「せいああああああ。」
「おっと。」
アスモモーデス咄嗟に剣で防ごうとしたが。やはり一撃で壊れてしまった。
魔力濃度を濃くしなければ新也の一撃に耐える強度の剣を出すことができないのがアスモモーデスの現状だ。
だがアスモモーデスは悪魔だ、寿命という概念がなく、上位存在だ。魔力濃度を濃くすることなど造作もないことだ。
「漆黒の剣。」
先程よりも魔力濃度が濃い剣を顕現させた。
「はあああああああああ。」
新也の一撃を受け止めることができた。新也もその瞬間気がついた。
しかし、一撃だけで終わりではない、二撃三撃をいれにかかった。
しかし、何回かその行動をアスモモーデスを見ていたため、対応してくるようになった。
「随分と余裕が無いようですね。」
「そうだな。少々武が悪いようだ。ならばこちらも本気を出すしかないな。」
大罪使徒堕天のように翼が増えることはなかった。
頭部から角が生え、頭には紫色の輪が現れた。
そして翼と翼の真ん中に魔法陣らしきモノが浮かんできた。
「遊びはここまでだ。」




