舞台は整った
魂の観測は完了した。魂を受け入れる器も作り上げた。
全て順調だ。後は魂を入れるだけだ。
相当なエネルギー量が必要となる。
一時的にだがテクノジリアを地上におろし、私の力とテクノジリアのエネルギーを使おう。
失敗しても問題はない。時間はあるんだ、成功するまでやればいい。
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「町に帰ったはいいけど。」
松田は困っていた。仲間を失い、見知らぬ国で一人。
しかも、敵であるはずのラプラスはまだ健在、と言うかなにかしようとしている頃合い。
といっても俺には何の力もない。
「どうすればいいんだよおおお。」
そういえば前に金になりそうなのなにかやっていたっけ。色々ありすぎて色々と忘れているからな。
このまま言われた通りにするのか、俺?
それは嫌だ。仲間はこんなことを望んでいるのか?
いや、普通にお前はよくやった。と言われそうだが...。
そうじゃない、俺は満足できない、たとえ結果が負けと決まっていても、戦う。
いや戦うしかないんだ。
松田は戦うことを決意した。
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⋯⋯⋯⋯
「⋯⋯⋯、っ」
「あ、起きた。」
僕は死んだはずでは?新也は困惑していた。
テクノジリアでラプラスに殺されたはずなのに肉体がある感覚がする。
「⋯⋯。」
「新也、大丈夫?」
聞いたことがある声だ。鷹橋海咲の声だ。
⋯⋯なんで海咲の声が聞こえるんだ?
「おい、新也起きろよ。」
新也は目を見開いた。そこに映ったのは。
生き返っているクラスメイトとアストレアさんが見えた。
「!ど、どういうことだ?み、海咲?」
「みんなこれで起きたね。説明しておくよ。」
目の前に見える海咲はあの頃と差がない感じがした。
「一体どういうことなの?海咲。」
「これは...
「私が説明したほうがいいか?」
「「!」」
そこにいたのは黒服の男。大罪使徒反転だ。
「そんなに警戒しなくていい。」
「いや、あなたにいい思い出ないからそうなるんでしょ。」
「海咲どういうことなんだ?」
「みんなが今生きているのは、私の力を使ったからだけど、みんなを回収してくれたのは今いる、反転のおかげなの。」
「な、なぜそんなことをするんだ。反転。」
「約束だからだ。」
「え、約束?」
「計画が成功した時、彼女を元に戻し、君たちと一緒に元の世界に戻すという約束をしたからだ。」
え、この人が約束というとなんか違和感があるな。
「本当にそれだけなんですか?ほかになにかあるのではなくて?」
「ああ、そうだ。」
「そういうことだから、新也。じゃあみんな私が入れるのはここまでだから。後は頑張って。」
「み、海咲。」
「頑張ってくれ。」
反転はそういい、海咲を連れ消えていってしまった。




