あの日を取り戻すため。
多分だがこの写真の男はラプラスで間違いない。
そしてラプラスは『魂の観測』とか言っている。
ということはもしかして自分の家族を蘇らせようとしているのか?
でもなぜだ?大罪使徒のそういった感情はないと思うがもしかしてこの考え自体がおかしいのか?
松田は考えていくうちに、自分は一つの視点からしか世界を見ていないなと思った。
今まで俺は自分の考えている世界、見ている世界が正しいと思っていたが、それは本当に全てなのか?
堕天は何の参考にもならないが、大罪使徒自然は自然を守ろうという感じだっただそうだ。
もしかしたら見方が重要なのでは?なぜラプラスは大罪使徒になったんだ?
これがラプラスの攻略の鍵になるのでは?
この写真が嘘ということはなさそうだ。これが嘘なら『会える』という言葉を言う必要がない。
ラプラスの性格上、トンチンカンなことは言わないはずだ。全ての言葉が、ちゃんと意味があるはずだ。
もしかしてだが、このままラプラスの実験がうまくいくほうがいいのでは?
仮に家族を蘇らせるための実験だったらなにか変わるかも知れない。
ラプラスは世界に鷹橋さんみたいに何らかのことがあったから大罪使徒になっているのかも知れない。
だったら耐えるしかないな。ラプラスの実験をうまく行かせるのがこの場に置いては最善かも知れない。
というかもうこれしか思いつかない。
頼むあっていてくれ
「それでは少年また、実験を行う。」
そう言われ俺は次々に殺されていった。
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それからということ30回松田は殺された。
「よし。十分にデータが取れた。」
ラプラスは魂の観測に成功し、魂のありかを探る方法を見つけ出すことができた。
もう、この少年に用はなくなった。
殺処分もできない相手だ。そのまま放置するというのも危険がありそうだが、これからやりたいことに集中していたい。
ここは情として、ここから解放してあげるか。
「少年、受け取れ。」
ラプラスは多少の金を松田に渡した。
「後は好きに生きるんだな。」
そう言ってラプラスは松田をテクノジリアから町に追い出した。
「また、会うことができる。今度こそだ。」




