あまりにも未知な敵
『あなたは死にました』
はいはいわかっているって。
立ち上がった時まだクラスメイトたちはこの場にいた。
俺が起きたとき新也がこちらに近づいてきてこう言った。
「わかっていても、怖いな君の加護。」
「はは、」
「どうしますか。アストレアさん。」
「ひとまず町に帰還する。そして作戦を建てようと思う。高柳今回のでなにかわかったか?」
「今言えることは、大罪使徒科学は名前から推測するに『ラプラスの悪魔』を実現できていると思う。」
「「ラプラスの悪魔?」」
「簡単に言ったら、全粒子の位置と運動量を完璧に把握・計算できれば未来を予測できるって感じのことだ。でもそれだと科学の能力はよくわからないな。」
「なんでだ?」
「今までは、ラプラスは何らかの科学をモチーフにした武器のみを使っていたが、今回は演算器を使っていることになる。ラプラスの能力は科学そのものなのかも知れない。」
騎士団長は話についてこれていなさそうな感じがした。
「ラプラスはいわば現代科学を凌駕する科学を持っている敵となる。」
これには新也は
「それはまずな。」
と言っていた。
「もしラプラスが『ラプラスの悪魔』を実現できているとしたら。討伐は不可能だ。」
「なぜそういいきれる?」
「騎士団長、ラプラスは全ての未来を擬似的に見える存在です。それは戦ったあなたは身を持ってわかっていると思います。」
「確かにそうだ。だが何か穴があるのではないのか?」
「騎士団長。それにはお答えできません。」
「なぜだ?」
「第一本当に未知の領域だからです。私では何一つわからない領域にラプラスは踏み入っているため、考えてもわかりません。」
「そうか。」
「騎士団長。」
「なんだ?」
「相手はあまりにも未知です。だからこそ挑まなければならない相手です。」
「そうか。期待しているぞ。高柳。」




