グランドウォール戦②
「やあ、」
「なんでお前がここに。」
「なんででしょうね。」
歩いて1~2分後目の前に白殺がいた。
「新也はどうなったんだ。」
「ああ、彼ね。倒した。」
嘘だろあの新也を倒すだと。ブラフか?
いやでも、可能性は十分にあるが...どうする。
「じゃあ、」
次の瞬間俺は切られていた。
幸いにも傷は浅かったため、大丈夫そうだ。
「君じゃあ、僕にかなわないよ。で、そこの衛兵さんたちはどうする?」
「「う、うわあああああああ」」
「はあ、だめだねこりゃ。」
また次の瞬間、今度は衛兵二人は胴体を真っ二つに切られていた。
強すぎる。どうすればいいんだ。
残るのは俺と京坂さんだけだ。どうすればいいんだ。
⋯⋯⋯⋯これしかないか。
「ちょっと京坂さん、」
「ん?」
俺は作戦を伝えた。
「ほんととにいいの?」
「ああ、やってくれ。」
「わかった。」
通用するかは、わからないがやるしかない。
また次の瞬間、消えた。俺は体を切りに来た。
俺は身を挺して、白殺の剣を止めた。
「頼む。」
京坂は、松田ごとぶった切った。
これには白殺も対応しきれなかったようで、左腕を切られていた。
「やるじゃん。」
俺はここで意識が消えた。
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白殺は早急に服の一部をちぎり、止血をしていた。
「はは、まずいね。」
「ん。」
倒しきれなかった。どうしよう。
京坂は一定の間合いをキープするように行動を取っていた。
あいつの行動は対処できない、置き技で対処する以外無い。
「左耳も切れているのか、きついな〜。」
この人、痛みになれている。
追撃をしてくるのを狙っているの感じだ。
「へ〜君やるじゃん。」
「⋯」
「このままじゃ、僕のほうが分が悪いな。それじゃ、」
目の前から白殺は消えて行ったが、大体の予測をたてて空間を斬った。
「ん。」
手応えはない。当たらなかったか。
京坂の予測通り、追撃は当たっていなかった。
松田くんに言われた通りに、神条新也くんのところに行かないと。
京坂が走ること、一分後新也が見えた。
どうやら新也は切られてはいたが、軽傷のようだった。
「白殺はどこに行った。」
「わからない。」
「松田はどうなった?」
「死んじゃった。」
「そう....か......。まだ僕の実力はアイツラに届いていないか......。」
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だめそうだな。
計画実行の代表の僕がこの有り様だし、厳しいかな。
そもそも失敗するだろうと言われていたのを押し付けられたわけだし、ひどいよな上の奴らも。
『全実行委員に告ぐ、撤退する。あと最後に星龍を残り10発打ってくれ。』
「最後の悪あがきだ、受け取ってくれよ勇者様。」
パンゲア教団の撤退後、星龍が出した被害だが、幸いにも王族と皇帝は無事だった。
が、グランドウォール内部の被害はかなりのものになってしまった。




