戦うしか道はない
「えっと、とりあえず僕から名乗っておこうかな。僕の名前は白殺パンゲア教団ナイツセカンドの白殺だ。」
「で、一体何のようなんでしょうか?」
「意外と反応薄いんだ。へ〜。星龍使っても、あまり削れていないな。アレ結構高いのに。僕の部署で作ったからな。」
星龍、ミサイルのことか?
でもどうしてパンゲア教団の連中がグランドウォールの中に居るんだよ。
「君たちの目的は一体なんだ。この条約関連なのか?」
「まあ、そうだな。条約がメインかな。君たちはサブって所かな。生死はとはないって言っていたし、殺るか。」
そう言って、白殺は一歩前に歩いてきた。
しかし次の瞬間消えた。いや確かに目の前にいたはずなのだが、消えた。
キン
背後で剣がぶつかる音が鳴った。
「初見で見破られたのは初めてだな。」
「大丈夫か松田。」
「ああ、大丈夫。」
新也がいなかったら間違いなく俺は死んでいたな。
さすがセカンドって感じだな。だけどサードみたいな威圧はない。
代わりに不気味な程に気配がない。存在感が極端に薄い感じだ。
だから、あいつの動きをおうことができない。
新也の加護がないと防ぐことはできないな。
「人数には限りあるし。王族と皇帝処理して撤退したほうがいいかな。」
「させると思ったか。」
「だよね。でも君はいいけどもう一人の方は大丈夫なの?」
俺のことかよ。
「⋯」
また一歩前に踏み出してきた。
来る。だけどどこに?
キン
今度は斜め右後ろで音が鳴った。
「すごいね君。」
新也は答えることはなかった。
新也も集中していないと見きれないのか。
「どうやって入ってきたんだ?」
「君が聞くこと?」
どうだっていいでしょうが。
「何だ答えられないのか?」
「煽ってくるか、まあ君ができることと言ったらそれぐらいだよね。」
コイツ。
「どうやって今侵略してきた?」
「侵略?いやいやいや、最初からここに居るっての。世界最強の要塞だぞここ。正攻法で攻めれるはずないじゃん。星龍打っても、外部から侵攻できそうにないし。」
ひとまず安心だな。
でもどうする。条約締結しているお偉方を狙っているやつがいるのに俺達がここで足止めを食らっているのはまずい....いやコイツここにいるパンゲア教団の最高戦力か?
「こんな場所にいていいのか?」
「まあ、確かに嫌だけど、君らが自由に動けるのはもっとまずいかな。僕一人だけじゃないし、向こうの方は大丈夫でしょ。」
どうやら白殺をここから剥がすことはできそうにないな。
戦うしか道はない....か




