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えーと、はい。

襲撃から城下町に来て30分ほどが経ちました。一瞬記憶が飛んだのは気になります。

が、


「零様ーー!!」

「きゃー!今こっち見たぁー!」


「………ハ、ハハ…ハァ」


未だに歓声が止みません。

あれですか?フード取るなってこうなる事が分かってたって事ですか?

零さんってあれですか?顔パスですか?

とゆうよりも私は零さんではありません!

そもそも女なんですが…

フードを取っても男と誤解されるとは…


「…ハァハァ…も、むりぃ…」


「流石に、あれは…な……」


視線を声の方に向けると先程元気に喧嘩していた二人がいます。ですが

ふよふよと宙に浮くのを止めて地面にヘタリ込むリズさん。

何処からともなく出した剣(刀?)を杖になんとか立っているシュラさん。


だからなんでそんなにボロボロなんですか?

もしかして犯人私ですか?

記憶飛んだ時に何したんですか?私は


「…大丈夫ですか?」


とりあえず何があったんですか

本当にこれは教えてもらわないと分かりませんよ

「…まぁこれくらいなら、すぐ回復はする…それよりさっきの覚えてるのか?」


「え…」


いえ…覚えてませんが


「そーだよ〜いきなり術式に干渉してくるなんて酷いよぉ〜」


術式に干渉、ですか?

なんですかそれはそんなことを私はやったんですか?


「うわぁ〜ん!れーいーー!」


「え、わっ…と…大丈夫ですか?」


もう朝の二の舞は辛いのでしっかりと受け止めます。


「うぅ〜撫でて〜」


な、撫でるんですか?


こちらの事などお構いなしにリズさんは体を押し付けてきます。


もう回復してません?


とりあえずこの原因となる事をやってしまった様なので撫でておきましょうか…

しっかりと反省しなくてはいけませんね


「………」


ナデナデナデナデ…


「…もっと笑ってよぉ!無表情なんて怖いよ!?」


ど、どうやら失敗したようです。

というよりさっきよりも明らかに元気ですよね?


「お前らな……とりあえず…腹減ったな」


ちょうど胃の辺りを押さえて呟いたシュラさんは一瞬だけチラリとこちらを向いた後呆れた様に周りを見た。

…主に野次馬と化している人達を


「まぁ、人間は食べなきゃ魔源は回復しないもんね〜」


そんな事もお構いなしにリズさんはふよふよと浮かびながら自分の髪を弄っていた。


「城下の方が食事は楽だと思ったんだけどな…仕方ない…城に戻るか」


えーと…もしかして気を使ってました?

無理矢理召喚して自分達の都合を押し付けたことに罪悪感とか感じてるんですか?


ならばもっと分かり易い説明下さいよ!






********************




はい。所変わってまたお城の中を進んでいます。

因みに城下町から城にかけては空中を歩く魔法(エアーウォーク)を使いました。

こちらは特に長い距離ではないが入り組んだ道を避ける為の魔法です。

この魔法、正直とても楽しいです。


ハウ○の○く城のワンシーンを再現出来そうです。


兎に角、やっと朝ごはんですね!



その朝ご飯は日本で言うならオムレツにとても似ていました。

シャキシャキとした野菜とジューシーなお肉がふわふわトロトロの卵で包まれていて、口にした瞬間のピリッとアクセントが効いていてとても美味しかったです。


途中またシュラさんとリズさんが喧嘩を始めそうでしたが何故か私を見て大人しくなりました。


いえ、あの…もう術式干渉?なんてできませんよ?





ありがとうございました♪(´∇`)

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