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TEENAGE ~ぼくらの地球を救うまで  作者: DARVISH
season1【A面】
45/231

22-2 合流の手がかり

【22話】 Bパート

風が気持ちいい。



日向ぼっこをしているのは毛布に半分包まっている静那だ。


只今、川に沿ってゆっくりゆっくり南下している。


ゆっくりだ。


静那が気持ちよさそうにしていたので、真也は少し腰を下ろして風にあたることにした。


先輩たちの状況など露知らず、自然が発するマイナスイオンを体中に浴びる2人。




あの日の夜、静那は小学校の頃から抱いていた想いを全て真也に吐き出した。


綺麗なものじゃなくてもいい。


辛さや怒り、寂しさも全部…自分の気持ちを全て吐き出した。


その夜は、彼女が泣き止むまでずっと体を抱きしめていた。


「ごめん」というような詫びる言葉は無かった。


静那も正直詫びてほしいわけではなかった。


思いの丈を聞いてほしかったのだ。


真也も真也なりに発する言葉を考えたのだろう。


その代わり「静那の傍にいる」という言葉、そして約束をしてくれた。


わだかまりが消えた静那の大火傷の体は、心の傷と連動したように回復へと向かっている。




とは言ってもまだ髪の毛は無いし、火傷痕は消えていない。


その手足を見ただけで、誰が見てもすぐに入院が必要だと思うレベルだ。


でも発見当初から比べると違いは分かる。


手足の神経はどうやら死んでいないようで、動いてくれる。


まだ歩けないけど、いずれは歩けるようになるだろう。





安心感の後はとたんに現実的な問題がやってくる。


2人とも実はお腹がものすごく空いていたのだ。


しかし火が無いので調理が出来ない…


草と昆虫しか食べていないのだ。


網もなく、魚は捕まえられなかった。


ミミズはそこらにいたので、せめて釣り竿の作り方を知っておけばよかったと悔いる真也。


さすがにそろそろ村らしい場所に到着したいし、そしてまずそこでちゃんとした食事にありつきたい。


そう感じながらまた静那を背中に背負って川沿いを南(下流)に向かって歩き出した。




風を受けながらゆっくり川に沿って歩いていく中で広場が見えてきた。




しかし数日前になにかここで小競り合いがあったような感じがする。


真也の直感だ。


足跡などは2~3日もすれば完全に消えるが、何かに使ったかのようなロープの切れ端がある。


でも人のいた形跡はある。



「静那!人のいる所近いぞ!行こうか。」


「うん……」


小さく返事する。



少し早歩きになった。


ついに人間の食べる食事にありつけるかもしれない…と真也は期待を膨らませた。


その後は静那をきちんとしたベットで寝かせてあげたい。


そう思うと気持ちが高揚してくる。



一番最後に真也自身の事。


実は真也はかなり眠かった。


夜は見張りを兼ねて殆ど起きていたからである。




* * * * *




この日は結構歩いた。



おかげで夕暮れ前になんとかそのお待ちかねの“村らしき集落”が見えてきた。


ようやく初めての村にたどりつけた。


これで静那も助かる。


ゆっくり寝かせられる。


食事にもありつけられる。






入り口には見張り台のような高台があり、男性が座っていた。


真也は「お~い」と助けを呼ぶため、入り口の方に向かって声を張り上げた。


言葉は通じないだろうが「お~い」とか「やあ」という挨拶はゼスチャも加えれば通じると思ったのだ。


高台の男がそれに気づき、下りてきてこちらに近づいてきた。


お互いの距離が2~3mくらいまできたので、真也はおじぎをしてゼスチャを入れて“ちょっと困ってます。助けてほしい”という仕草を見せた。


「……」


眼の前の男は笑みを浮かべるでもなく無表情でこちらを見ている。


目の下に黒い模様を入れている男。


日本で言う“アイブラック”という感じだ。


真也は「(やっぱり言葉が伝わらないのって不便だなぁ)」と困り顔。


それでも中には入っていいような感じで横を開けてくれたので、入り口の門をくぐり、入っていった。



初めての村だ。


…ただ、さっきのようないかつい男性の姿は見えるが村人らしき人はいない。


真也のイメージだと、なんだかこう…おじいさんやおばあさん、元気に走り回る子ども達や子どもを抱いた夫婦がワイワイという感じなのだが。


変だな…そういう人はいない。今はまだ日が暮れてないから働き手は仕事とかで出払っているんだろうか…


そう思いながら村へ入っていった。




その時、何か気配を感じた。


人の気配だ。


決して“殺気”などというものではない。


その気配の方向は……そう!あの牛小屋のようなみすぼらしい建物から感じる。


その”気”を発している主は何やら苦しそうな感じがした。


確証はないが困っているようなオーラがする。


入り口にいた男性はさっきから何故か後ろをついてきていたのだが、その男性の方に振り返り、牛小屋の方を指さして見せて「ちょっとあそこに寄ってもいいですか?」という感じのゼスチャをして、寄り道して牛小屋の方に向かおうとした。


その時、後ろからついてきたアイブラックの男性に急に肩をガッと掴まれたのだ。


「そこには行くな!」という事なのだろうか。



少し考えたが、今は静那を背負っているし“余計な事をしてこの人と揉めたくはないな”と感じた真也は、かるく頷いて手をどけた。


そしてまた、まっすぐ村の中を歩いていく。


目の下に黒い模様を施した男…“アイブラックの男”はまだ後ろをついてくる。


別についてこなくてもいいのに…と感じる真也。



突然その男は真也の前にしゃしゃり出て「こっちへ行け!」とばかりに大きめの建物を指さした。



なるほど、町で一番大きなあの建物…おそらくこの村の市役所みたいなところなのか?


ここから今の住所が分かったり、外部と連絡がとれるかもしれない。



ありがたい…と思ったものの、真也にはまずは先にどうしてもやっておきたいことがあった。



ここに来るまでにレンガ造りの建物がいくつかあった。


その中にあるかもしれないホテルかモーテルを借りて、まずは静那を寝かしつけて安心させる事だ。


体が本調子じゃないうえ、空腹で体力も落ちているだろうから。


早く横にしてあげて、その後食べ物を持って行かないと…



真也は素早く優先順位を決め、目の前の男に対してゼスチャを交えながら“ちょっとその前に行くところがあるんで”という感じで歩いてきた道を引き返そうとした。


その時である。


男がかなり強い力で真也の肩を押さえつけたのである。


一瞬驚いたが真也は“まだ”冷静に考えてみる。



「先に市役所のようなこの建物内で手続きしないと村には入れないってことなのかな?

ルールなら仕方ないけど…自分は字が書けないし…それにこの人、役人さんにしては随分乱暴な人だな…」



ここでやっと不信感が芽生えてきた。


上背で押さえつけられた肩をふりほどき、改めて男性の方に目をやる。


明らかにアイブラックの男性は不機嫌な顔をしていた。


「悪いことをしたのかなぁ…でもこっちもまずはさぁ…」


当然日本語で言っても通じない。


「どうしよう。その…ハロー!…いや違うよなぁ。グーテンタグ…でもないよなぁ」



もう一度男が掴みかかってくる。


背中に静那を背負っている。


乱暴は困ると感じた真也は後ろに素早くステップして男の手をかわした。


すると男はバランスを崩して前に転ぶ。


「あ、ごめん…なさい。」


真也は思わず日本語で謝るが、伝わるはずもない。


真也はもう一度、両手で日本でも使う“ゴメンのポーズ”を作り、「ソーリー」と言った。


申し訳なさそうな顔も見せた。


ただ目の前の男はその言葉を聞きもせず、怒りに任せ真也を押さえつけようとしてきた。


「静那を背負ってるのにもう!危ないなぁ。」


これもサッと左側によける。


男の目つきが少し変わったように見えた。


この時やっと真也はこの男の異常さを感じた。



『何の騒ぎだ~』という感じのセリフだろう。


アイブラックの男の声が周辺に聴こえたみたいで、他の男性もやってきた。5人いる。


全員で自分を捕まえるつもりなんだろうか。


…ここは大人しく捕まっても…いや、大丈夫なんだろうか…と感じる真也。


しかし今は背中に大切な人を背負っている。


優先度は断然こっちだ。




じりじりと寄ってくる男性達。


奥のレンガからまた2人男性が顔を出す。


真也は「なんでこの村はやたらと怖そうな男性ばかりいるんだ…」と思っていたが、その奥から顔を出した男性のうちの1人が手にしていたモノで一瞬で気持ちを切り替える。


奥から出てきた男が持っていたのは…小型の槍だ!


殺傷能力はそこまでないとはいえ、あれで突かれたら結構な傷になる。


そんな槍をこんな所(村の中)で持ち出してくるのは明らかにおかしい!


真也はやっと現状を把握する。



じりじり男たちに距離を詰められていたが、次の瞬間真也は振り向き、町の入り口向かって走り出した。



『逃がすなぁ!追え!!』に似たような叫び声が響いた。


8人の男達が追いかけてくる。そして一人は刃物を持っている。



静那を担いでいたとはいえ真也の方が足が速かったのだが、村の入り口は他の男性がふさいでいたのだ。


「(囲まれた!)」そう感じた時には、8人の男が距離を詰めてきていた。…いや違う!男達はいつの間にか20名近くに膨らんでいた。


「(この人達は山賊や人さらいのたぐいかな?)」


状況をなんとか把握しようとする真也。


とりあえずどうしようかと思ったが、近くにある牛小屋を見て閃いた。




まず一旦牛小屋の中に逃げ込む真也。



外では『牛小屋の方に逃げ込んだぞー囲め~』みたいな事を言ってるような感じだ。



牛小屋の中は暗かった。


視界が悪いのは好都合だ。


小屋の中で真也は干し草を見つける。


予想通り束になって干した草が置いてあった。



急いでその干し草をかき分け、背中に固定していた静那を干し草の中に包ませた。


そして干し草で蓋をする格好で彼女を隠した。


もちろん呼吸ができるようにスペースは開けている。


まぁ“簡易隠れ蓑”を作ったという感じだ。



「あの人達の相手をしてくる。

ちょっとここで待っててね、静那。」


そう告げた後、一呼吸置いて立ち上がった。



「よし!どこの輩かはわからないけど、いっちょ行ってくるか!」



静那を小屋の安全なところに隠した後、真也はガラガラとさび付いた戸を開けた。




* * * * *




牛小屋を出た時には案の定男たちに囲まれていた。


たとえ町の人に失礼な事をしてしまったとしても、こんな若い異国の少年を捕まえるために大人20名くらいが出動するなんてどう考えても異常だ。


しかも1人は…いや4名ほど武器を持っていた。


獲物は匕首のような刃物と、小型の槍…という感じか。



もう一回だけ話し合いをしてみよう。


そう思った呑気な真也は、一番初めに会った門番にいたあのアイブラックの男に向かって歩いていく。



しかし、両サイドから4~5人の男性が問答無用で真也を取り押さえに飛びかかった。


しかし真也は流れる水の様に避ける。


男性達はお互い激突して、転び、悶絶しだした。


その様子を見た門番の男は背中からこれまた同じような刃物を抜き出した。


もう完全に“黒”だ。


「弱ったな~これ何人いるんだろう。」



真也一人だとまず戦闘は避けて逃げる。


それが誰も傷つかない一番平和なやり方だからだ。


しかし牛小屋の中に静那を待機させているので、彼女を置いて逃げる事ができない。


やり過ぎないように、この男たちの相手をすることにした。


「(誰かを守るためだから流石に仕方ないよね…コレ…)」心の中で何かにケジメをつけた。




* * * * *




先ほど真也たちが入っていくハズだった役場とも見れる大きめの建物。


レンガ作りではあるが、他の民家と明らかにサイズが違う。


そこから実に2mに届くかというような大男が顔を出す。


その男は近くの部下のような男性に聞いた。


『おい、入り口の方が何やら騒がしいな…』


状況を急ぎ説明する。


『はい、スヌゥエハラ・ラルカ様。先ほど旅行客がこの村に迷い込みまして…

すぐに捉えようとしたのですが、激しく抵抗をするもので少々てこずっております。』


『それにしてはえらく騒がしい…こんなに総出で…

金の収集作業中だぞ。

邪魔だ。サッと捕まえられんのか!』


『すいません。手下を追加で20名ほど向かわせたので…もうすぐ片付くと思います。』


『ったく…

んで、相手は何人だ?』


『はっきりとは分かりませんが、少年が1人のようです』


『…何だと?』



『ただ……あぁ…どうやら収まったようです、声が止みましたので恐らく…』


『少年1人に対し、40名ほどが総出で対応とはどういうことだ!

とりあえず片付いたのならその少年を連れてこい!』


『はい。只今。』



不機嫌そうな顔をした“スヌゥエハラ・ラルカ(sunahara ladaka)”と名乗る男は、どうやら装飾品、とりわけきんが大好きのようだ。


部下たちからは”黄金の男”と呼ばれている。


ただ、商人を交えた強奪した装飾品の検品作業中、支配している村の入り口でひと悶着あったようだ。


役人や部下達がほとんどそちらの加勢へ行ったようで、金の検証作業が一旦止まってしまい不機嫌だった。



『たかが少年一人に邪魔されたか…まぁこの代償は直接払ってもらおうか。体で。』




* * * * *




先ほどの“スヌゥエハラ・ラルカ”という人間の側近が村の入り口の方に向かう。


先ほどの騒々しさが嘘のように静まり返っていた。


ただ、例の“獲物”を縛り上げてこちらに引き返してくる仲間たちの姿はない。


側近の男は不思議そうに歩いていく。




村の入り口が見えてきた。


駆け寄った瞬間、その男は絶句する。


仲間たちが全員気絶させられ、奇麗に横並びにされているのだ。


その人数は…37,38,39,40!


全員だった。


全員気絶し倒されていたのだ。





「あの…すいません!」


突然後ろから声がした。


その男は驚き悲鳴を挙げ、飛び上がった。


後ろから“聞いたこともない言語”で呼び止められたのだ。


男は叫びながら一目散にボスのいる建物に逃げ帰っていった。



「うーん、やっぱり日本語じゃ通じないよな…当たり前か…」


逃げていく男を見つめながら少しシュンとする真也。



まあ沸いてきた面々、全員死なない程度にやっつけたわけだし静那を迎えに行こう。


真也は気持ちを切り替えて一旦牛小屋に戻った。


ガラガラと古く錆びたドアを再び開けて中に入る。


そして静那の包まっている干し草のところへ歩いていった。


「!?」


その時、初めて認識できた。



さっきは静那を素早く隠した後、外にいる連中の対応をしないといけなかったので、牛小屋の室内を見渡す暇が無かったのだ。


視界も悪かったというのもあるけど。



今、夕日が入ってきた状態で室内を改めて見る。


そこには飢えで苦しそうにしている子どもや老人が横たわっていた。


しかも結構な数だ。


こんなジメジメして臭う牛小屋の中に立場の弱い者たちが閉じ込められて暮らしていたのか…




ガリガリにやせ細った子どもと目が合った。


不安でいっぱいの顔をしている。


真也はしゃがみこんでその子と目線の高さを合わせた。


言葉は通じないけど何か目で訴えられないかと試みたのだ。


優しい表情を向けてみる。


するとその子は振り返って畳のような土間のある所へ小走りに移動した。


何だろうかと思ってそちらに行ってみると、布団の中で老人が苦しそうにしていた。おそらくさっきの子の身内か?いや、今はとにかく酷くやつれている。


何か栄養のある食べ物を与えないとそんなにもたない。


瞬時に判断した真也は、さっきの役場とも見える大きな建物を思い出した。


「(あの大きい施設の中なら悪いやつが食べ物をため込んでいるかも!)」


そう思った真也は立ち上がり、牛小屋を後にすることにした。



早いにこしたことはない。それにどうせ言葉が通じないんだし。


食べ物を渡せば絶対に分かり合える!



再び無駄にさびれたドアを「ギギ…ガラガラ」と開け、再び村の中心部であるあの大きな建物を目指して歩き始めた。




…そう思ったのだが、道の真ん中にやたらと大きな男が立ちふさがっていたのである。


2m、そして100㎏くらいはあるんではないかというくらいの大男。


こちらを睨んでいる。





……



男はそこから微動だに動かない。真也を認識してからはずっと睨みつけている。


真也が右に行けば視線を右に向ける。


…完全に“自分が”ロックオンされているのに気づく。



真也は相手の肩口から腕の盛り上がった筋肉に目をやる。


そしてすぐに察知した。


ものすごい筋肉だ…こいつは山賊などというたぐいじゃない。


格闘家…か雇われ用心棒だ。


どうする…


言葉は通じない。


これ以上近づいたら仕掛けてきそうなくらいの殺気。


うん…絶対仕掛けてくるだろう。もう“試合”は始まっている。


そう感じた真也は足を止める。


そしてじっと相手を見て考えを巡らせる。




でかい…


そして黄金の装飾を身に着けている。


突き刺すような視線を尚も向けてくる。


無言だが彼なりの最大限の威嚇だ。


今までの相手とはまるで違う威圧感がある。


自分のエリアに入ってきたらあっという間に仕留める…そんな感覚がした。




ちなみに真也は考え事をする時、つい右上の方向を見てしまう癖がある。


「(おそらくこの用心棒みたいな奴とあの男達がこの村の人達を虐げていたんだろうな…

でもこの国の警察は何をしているんだ。そう考えると本当に日本という国は治安が良いってのを感じるまぁ。街に入ったらいきなり男が刃物で襲ってくる町なんて普通は無いしなぁ…)」と、考えている内容はこんな感じだ。



その2m程の男は、さっきから目で威嚇しても動じず、先ほどから右上ばかりを見て考え事をしているように見える目の前の少年が不思議でならない。



「(何かのフェイクなのだろうか。それとも右上…!

もしや私の左後ろから誰かが奇襲を?!)」


真也と背丈が随分違っていたので、その男から真也を見れば自分の左後ろ側を見ているように感じたのだろう。



もしや背面から他の誰かが自分をッ?と思った大男はとっさに後ろを振り向いた。


しかし誰もいない。



慌てて振り返る…がその時、真也は既に相手と距離を詰めていたのだ。



懐に素早く入り、腰を入れて肘を脇腹にめり込ませた。


鈍い音がしたかと思うと、男は勢いよく口から胃液のようなものを吐き出した。


そのまま痙攣を起こしながら前のめりに倒れこんだ。


倒れ込む肩口に膝蹴りを入れると脱臼したような音がした。


ただ男は苦痛の表情を見せる事はなかった。


一発目の肘鉄を受けた段階でもう彼の意識は無かったのだ。…勝負ありだ。






この勝利が結果的に、この”東の村”で奴隷のような仕打ちと虐待を受けていた全ての村人たちを救うことになる。

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