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TEENAGE ~ぼくらの地球を救うまで  作者: DARVISH
season1【A面】
40/228

20-1 大脱走

【20話】 Aパート

※敵側のモデルとなっている人物

ハイキック野郎➔ミルコ・クロコップ をイメージして描いています

『オラオラ!さっさと動け!』


甲高い声が山賊達が陣取る要塞の地下に響き渡る。


ペルシャ湾に位置する大きな要塞の地下室では、周辺の住民が無理やり収容され奴隷労働を課されていた。




女性は人質として、男性が反逆を起こさないよう抑止力として連れてこられている。


勇一達男性5名が連れてこられたところは、日の当たらない地下の洞窟。


既に近隣の大勢の若者が連れてこられており、要塞づくりのための労働を強いられていた。


勇一が中継地点の村で感じた予感は的中した。


思った通りだ。


こいつらはホンモノの山賊で、近隣の村を侵略。


要塞だけでなく自分たちの中継地点・アジトを形成している…


この世紀末の世界で、まだこんな原始的な支配と虐待が行われているのか…




地下に入る。


考える暇もなく、仕事が始まる。


腕のロープは解かれた。


しかしこの地下牢のような環境下へ入っていくまでの間、入り組んだ道が多く、とてもじゃないが通った道をたどり地上へ出られる保証はない。


まずは壁を作るための土のうを運ばされた。


運ばなければ…古典的だが鞭が飛んでくる。


一人の指示出しの男性が地面に向けてムチを振り下ろす。


「パチィン」とすごい音がした。


こんなので叩かれたら皮膚が裂ける!


それくらいぞっとする音だ。


仕方なく5人は労働に加わった。


体力はもう無い。ここまで歩かされたからだ。


でも生きるんだと誓った。


要塞内で別れた仁科さんや葉月に対しても。




そういえばあの葉月の肩口のケガは大丈夫なのだろうか…


あの牢屋じゃ恐らく手当てしてくれる人はいないだろう。


可愛そうに、彼女の肩口には一生モノの傷が出来てしまうだろう。


「(自分たちは勿論だが、彼女達は関係ないのに…畜生…)」


そんなくやしさが沸き上がる。


ムチを持った男性がこちらに足を向けた。


恐れた勇一は急いで土のう袋を運ぶ。


それを見たムチ男は「そうだ。初めからそうすりゃいいんだ」と言う感じでニヤニヤする。


その時、土のう作業場の向こう側で、とある村人らしき労働者がアクシデントを起こした。


運んでいたセメント袋を撒いてしまったのだ。


ムチを持った男は駆け寄り、思いっきりムチを振り上げ男を叩きつける。


「ビシィ」というキツイ音。思わず目を背けたくなるような音と共に、腕から血が噴き出し、みるみるミミズばれになった。


村人らしき人は悲鳴を上げた。


しかしムチを持った男は何食わぬ顔で2発目を打ち込もうとする。


「(あんな皮のムチを生肌に叩き込んだら無事じゃすまない!危ない)」そう思った時、叫び声が挙がる。


「やめろォ!」


勇一達は聞き取れたが、日本語なので周りは何を言っているのか分からない。


しかし反抗的な言葉だというのは感じ取ったようで、鞭の男、そして近くの木刀のようなものを持った男性が2人、彼の元にじりじりと近づいて来る。


“彼”とは八薙の事である。


立場の弱い人間を虐げるのが許せなかったのだろう。


3人を睨みつける。




無茶だ!


ここは敵だらけだ。3人を仮に倒せたとしてもどんどん増援が来る。


それに脱出はもっと困難だ。


そのうえ…もう八薙も自分たちも体力が殆ど残っていないのは知ってるはずだ。


ムチを持った男はヒタヒタとムチを八薙の頬に充てて薄笑いを浮かべる。


次の瞬間、棒を持った男が2人同時に八薙の腰の部分を思いっきりしばき倒した。



腰を抑えながらあっけなく倒れ込む八薙。


当然だ。


もう彼とて体力が残っていない。


首元を掴み無理やり八薙を立たせようとするムチ使いの男。


勇一達4人はその状況をずっと見守る。


八薙と男との顔の距離が近い。


威嚇しているのだろうか。


痛そうな顔はするが、八薙は威嚇し返した。


キレたような目で相手を睨みつける。


その目が気にくわなかったのか、男は何かを八薙に向けてしゃべりだす。




そこへ『何事だ』といわんばかりの感じで、190mくらいの男性が地下室へ下りて来た。


その瞬間、男達の表情が凍り付くように緊張する。


ムチの男も、その自慢のムチを急いで仕舞い直立不動で挨拶していた。


その男は八薙の方に目をやる。


八薙は直感する。「(こいつがこの城のボス…もしくはボスの側近だな。こいつを叩けば…)」と。


しかし勇一たちは何度も感じている……八薙の体力はほぼ残っていないだろう。



しかし驚くことにここで八薙はその長身の男に向かっていった。


「おおおおお!」


周りの労働者はもちろん、部下の男性達は驚く。


「このお方を知らないのか?この方に逆らうバカがいるのか?」という驚きの表情だ。


勇一は周りの人間の表情を見ながら必死に八薙が相対する相手の情報を模索する。


只ならぬ気配がするが、八薙も空手は最強クラスとまで言われていた人間だ。


日本の…高知県の中の…高知市内で名が通っていたくらいだが……


強さは本物だ。



八薙は消耗した体とは思えないくらいのフットワークで長身の男の間合いに入る。


そして左のフックを入れる。


しかし長身の男は軽々とかわした。一気に間合いをつめた中での一撃なのに…


自分達なら反応できずにKOされていただろう。



八薙はひるまず右の正拳突きを見舞う。


左からのコンビネーションだ。


しかしその早い突きが見えているのか、長身の男は後ろに下がる事もなく踏み込み肘を肩口の三角筋脇側のあたりにブチ込む。


これで右腕の力が入らなくなった。


右腕をだらんと下げて一旦間を取ろうとした八薙だったが、彼が間合いをはなそうとしたその時…


早すぎて分からなかったが、左のハイキックが飛んできた。


眉間にクリーンにとまでは言わないがヒットし、鈍い音がした。



左ハイキックをまともに受けた八薙はそのまま横へ転がり、ぐったりして動けなくなったのである。



まだ対峙して10秒くらいしか立っていない…


それなのに、あの八薙が手も足も出ずに完敗したのだ。


何か悪い夢でも見ているようだった。


八薙なら刃物を持った人間に大勢で囲まれたなら仕方ないにしても、一対一での…しかも素手での戦いならまず負けないと感じていたからだ。


しかし、現に目の前の男に秒殺されたのである。


グッタリして動けなくなった八薙に生一が急いで駆け寄る。


打ちどころが不味ければ危ない。


生一は分かっているようで、頭をしっかり固定したままゆっくり仰向けにして、すこし顔を上げる。


気絶している。


本当に一瞬の出来事だったが、蹴り一発で八薙程の男が倒されたのだ。



長身の男を鋭く睨みつける生一。


「このハイキック野郎!」


日本語で言うがもちろん伝わっていない。


そんな生一を軽くどかし、八薙の首元を掴む“ハイキック野郎”


「(やめろ…やめてくれ…もう勝負はついただろ…もう俺達逆らわずに働くから…命は…)」そう祈るような気持ちで勇一は震えていた。


首、その後胸ぐらに持ち替えて持ち上げた後、気絶した八薙を見ながら何かを話していた。


八薙は話しかけられた“声”に反応したのか目を覚ます。


すごい回復力だ。


しかしテンプルにあの蹴りを受けたのだ。


体がしびれて動かない。



ハイキック野郎はそんな八薙にさらに何か言葉を交わし、なんと肩口に担いで上の階に連れて行った。


「やめろ!八薙をどうするんだ!」…と叫ぼうにも伝わらない。


生一がそんな勇一の横に来て呟く。


「今はどうすることもできん。まずは“今日のお勤め”を果たしてからや!」



* * * * *



生一命名の“ハイキック野郎”はやっぱりこの組織のボスか側近に近い人間らしい。


周りの男達も彼の登場時にはビビっていた。


そして八薙の命知らずな行動に対しても驚いていた。


そこから分かる事…


彼に逆らえる人間はこの要塞にはそう居ないという事。



でも今はそんな事はどうでもいい。労働の続きだ。


時刻は何時なのだろう…



そしてやっと肉体労働という名のどうでもいい仕事は終わった。


これを“ブルシットジョブ”と言うらしい。



筋肉痛なのか力が沸かないのか、腕や足が痙攣している。


この先食べ物はあるのだろうか…


そう感じていると、労働を終えた村人が手招きで案内してくれた。


少し広い場所…


ここで待っていればいいということらしい。


どうやらこの上の階で山賊たちが食事をしているようだ。


そのおこぼれ…要するに残飯を下の階に投げ込んでくる。


それを皆拾って食べるという何とも惨たらしいシステムだ。


昨日もそうだった…こんな惨たらしい仕打ちをしてくる山賊たちに怒りがこみ上げる。



しかし…


「オラ食えよ。」生一が促す。


パンの端切れや焦げたベーコンの端っこ…切り捨てた野菜&腐った野菜などが落ちてきた。


「ちくしょう!」


涙を出しながら落ちてきた食べ物を拾う。


食べ物を粗末にするのも許せないが、こんな状況が人権的に許されて良い訳がない!


強制収容され無賃労働させられる世界…人権も何もない恐怖で支配する要塞。


ここは地獄だ。



端の方に壺があった。


中を覗くと耐えられない強烈な匂いがする。排泄物がここに貯められていた。


村人と分かち合いながら黙って残飯を漁っていた生一達だが、少しは腹も満たせたようで、やっと落ち着いた顔で近づいてきて話始めた。


何を言い出すのかと思った。


それはとあるゲームネタだった。



「俺らゲマにやられてもないのに、なんでこんな事になったんやろな。救いが無いやん…ここ。

村人も“人質のせい”ってのあると思うけど目ェが死んでるし。あのハイキック野郎はエグイし…

ここは居るべきじゃないよな…」


こんな時になぜ“ドラクエネタ?(ドラゴンクエスト5のネタ)”と感じたが、冷静に返す。


「生一…よく頑張ったな。みんなに対してもそうだけどすごいと思ったよ。やっぱりアイツの言葉で踏ん張れてるのかな…。

でもここから出るのは不可能に近いぞ…生一。助けが来るとも思えないしさ…」



兼元と小谷野もなんとか胃の中に食料を入れる事が出来たのか、話す気力は蘇った。


「確かにゲマにやられてもないのにこんな檻に入れられたよな。俺とその仲間たち…ってことは俺、主人公ってことで認識していいんかな?」


その言葉に普段は突っ込む小谷野だが元気が無い。


「どうやってここから出るか、どういう過程でここまで助けの手が届くかまるでイメージが沸かん。

でもこんなクソみたいな残飯…嫌や。」



小谷野も陽気な奴だが内心は怒っていたのだ。


各々の怒りで会話の内容がバラバラだ。


お互いの気持ちをまずは吐き出す事が先決のような会話で、どうもかみ合わない。


しかし生一がまとめようとする。何か策があるようだ。



「お前ら一応ドラクエ5(ドラゴンクエストⅤ)のあの“ゲマネタ”は知ってるんやな。ならよ…あのドラクエ5の主人公、どうやってここから脱出した?思い出せ。

まさかゲームが打開のヒントになるとは思ってなかったけど、瓢箪からコマやぞコレ!まぁ手順をよう聞け。まずはな…」




* * * * *




数人の男たちが歩く音…が聞こえる。


ここは勇一達が労働を強いられている階よりも上の階…


村の女性の監禁所だ。


男の声が聞こえる。


そして階段を昇ってきた。すぐ近くだ。


何をされるのだろうかと怯える日本人の女性2人。…仁科さんと葉月だ。



女性専用の牢獄に入れられた仁科さんは、自分達をぶち込んだ男たちが居なくなったのを確認して、急ぎ自分の着ている服を肩口までビリビリと破く。


その服を包帯代わりにする。


葉月の肩口を必死に“舐めて”消毒する。


そして服で作った簡易包帯を肩口に巻き付けた。


「ごめん…私たちを守る為に。…ごめん…こんな傷作らせて。」


震える声で謝る仁科さん。


葉月は何も言わず仁科さんを抱きしめた。


それから2人は振り向いた。


そこには同じように収容されている近隣の村の女性達がいた。


皆、おそらく村の人質として連れてこられたのだろう。


この辺は勇一と同じ予想だ。



彼女2人の役割は、2人で確認するまでも無かった。


無論、すぐに捉えられている村人と打ち解ける為コミュニケーションを図る。


ゼスチャを交えて必死に…一秒でも無駄にしたくないとばかりにこの国の言語を覚えようとすぐ行動に移った。




そんな中、再び男たちの足跡が近づいてくる…。


怖くなって座り込む。


心臓の音が聞こえる…これから何をされるんだろうという恐怖…



しかし牢屋の横を通り抜けていく男達。


どうやらここの女性たちに手を出す目的ではなかったようだ。


この牢屋のさらに上の階…要塞の上層部…宮殿に向かうようだ。



安堵したのも一瞬だった。一番ゴツそうな長身の男性が肩に担いでいたのが八薙だったのだ。


葉月は叫んだ。


「八薙君!八薙君?」


担がれながら八薙は気づいたようだ。


日本語で短く返事する。


「下は強制労働。あいつら、近々出る。戻る、絶対。」


よく考えると日本語を理解できる人間が誰もいない事に気づく。


これを逆アドバンテージとして見ることもできる。


「何だぁ」という感じで意識を取り戻し声を発した八薙を見るムチの男。


その口元に蹴りが入る。


蹴りを口元に食らい、再びグッタリする八薙。


そのまま連れていかれた。




仁科さんは心配そうに話す。


「八薙君がやられるって相当ヤバいよココ。」


「そうだね。特にさっきの長身の男性…空手家に似ている何かものすごい力を感じた。大人が束になっても勝てないくらいのすごい“圧”が…」


その言葉に息を呑む仁科さん。


あわてて問い直す。


「そんな奴に連れていかれてるって、八薙危ないよ!どうしよう。」


「心配…だけど、冷静になろう。今私たちが出来る事をやる。相手は私たちの言葉が分からない。でも私たちは相手の言葉が分かる…こういう状況を作れたら道が開けるって思わない?」


葉月の目を見て仁科さんはすぐに理解した。


返事もせずまた振り返り、収容されている女性達の方へ向かった。


極限の状態なら以心伝心もできるものだ。




* * * * *




ここは要塞の上層部…宮殿の中。



『誰だコイツは?』


少し小太りの男性が突き出された八薙を見て聞く。


ぐったりしているがなんとか息はあるようだ。


『はい、一昨日捉えた人間です。確か“東洋人”だったかと。出会ってすぐに俺がボスだと分かったみたいで、なかなかカンの鋭いやつだと思いましてね。』


『見てすぐに分かったのか。なら当然大人しくなったんじゃないか?』


『それが違ったんです。大将の首さえ落とせば何とかなるとでも思ったのでしょう。俺の首めがけて向かってきたんですよ、この東洋人。』



小太りの男は笑いだした。


『ハッハッハ。バカな東洋人もいるもんだな。お前が負けるはずないだろう。』



『俺もそう思って軽くノシてやろうと思ったんですがねぇ。コイツ…意外にも致命傷を避けやがった…。久々だよ、初見でハイキックが“まともに”入らなかった奴は。面白いやつだなと思って殺さずに持ってきましたよ。』


『殺さずにどうするんだ。それを?』


『まぁある程度意識が戻ったら、玩具(遊び相手)にでもしようかと。なにせ戦う相手がいなくて退屈だったんでね。

下で水くらいはやっても良いです?このままだと玩具にならずにくたばりそうなんで。』


『まぁ良いだろう。東洋人といってもたった7名だろ。監禁しようが地下だ。バレやせん。インターポールが腰を上げるのは法律が整わんといかんからな。』



八薙は彼らが何を話しているか分からなかった。


でもこのまま自分が何をされるかは絶望的な憶測でしかない。


今なら手足は何も縛られていない。


周りもぐったりしている八薙に対し無警戒のようだ。


「(もう一か八かこれにかけるしかないか…頼むよお神さん。下が着地できるところであってくれ)」


ここは宮殿の上層部だ。


ガラス張りの煌びやかな部屋。


まさしく組織のトップたちが集うような部屋だ。


まずこの部屋を突っ切って逃げるのは無理だ。何よりこのハイキック野郎に行く手を阻まれるだろう。


ただ…


八薙はステンドガラスの方をチラッと見た。


あのガラスの先はどうなっているのか…下に無事着地できるのか分からないけど、そこにかけるしかない!


自分がやれることはその先にしかない。



* * * * *



意を決する前に八薙は生一と別れ際に交わしたやりとりを思い出す。



……あの時…

ハイキックで倒れ込んだところに駆け寄った生一。


小声で八薙に話していたのだ。


「俺は必ずここを脱出する。お前も出ろ!近隣に残された村人を味方につけて、もう一度この城に乗り込むぞ!再起の為の脱出だ。俺はしっぽ巻いて逃げるつもりはねェ!」



* * * * *



次の瞬間、八薙はガバッと立ち上がり、ステンドガラスに向かって突撃した。


ガシャーンという凄い音。




読みが当たった!



そのまま下の階に無事着地できた。



頭がまだフラフラするも宮殿周辺の高い建物を一瞬の判断で次々に飛び移りながら外壁の港町まで走り抜けていく。


追手はもちろんやってきたが、高いビルのような建物を飛び移ってまで追いかける度胸は無い。


飛び移る目測をあやまればそのまま落ちて死んでしまうからだ。



あっという間に八薙の姿は見えなくなった。




まだ彼に余力があったことを見抜けなかった宮殿の面々。


しかし“ハイキック野郎”は、ステンドグラスのその向こう側へ一か八かの脱出を試みた彼のギャンブル性と勇気に対し、追いかける事もなくニヤリと不敵な笑いを浮かべた。


『久しぶりだ…暇つぶしには良い相手のようだ。』

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頑張って執筆致します。よろしくお願いします

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