第53話 式神育成
翌朝。
リリアーナの体は、だいぶ回復していた。
波戦争で倒れなかった分だけ、基礎体力も少しずつ上がっている。いつものように、バルドとの歩行訓練を続けていた。
「ヒールなしで走れるようにならなあかん」
「まずは、王宮内を無理なく歩けるようになることです」
「それは分かっとる」
新選組が来た。
次には、『朧月あやかし恋絵巻』の者たちまで流れてきた。
次に何が襲ってくるか分からない。
「とりあえず、走れるところまで持っていく」
「段階を踏みましょう」
バルドが鈴を鳴らした。
チリン。
「本日は、ここまでです」
「まだ始まったばっかりやぞ」
「この後、会議でございます」
「そうやったな」
リリアーナが大広間へ向かおうとすると、廊下の向こうから声が聞こえた。
「待ってください。それは本当に必要なんです」
「必要ありません」
ミレーヌの声だった。
見ると、詠女が丸眼鏡を両手で押さえ、その正面にはミレーヌが立っていた。横にはレイナとバルドもいる。
「攻略対象イベント防御なんです」
「昨日、失敗したと確認しました」
「気持ちの問題です」
「効果がないので必要ありません」
「心の防壁です」
「物理的に視界を曇らせているだけです」
「曇ってないです。度は入ってません」
「なおさら必要ありません」
ミレーヌが詠女の眼鏡を外した。
「あっ」
ぱきん。
伊達眼鏡が、真ん中から折れた。
「眼鏡ぇ!」
バルドは折れた眼鏡を受け取り、鈴を鳴らした。
チリン。
「必要ありませんので」
そのまま、ごみ箱へ捨てた。
「連携が怖いです」
「効果がありませんでしたので」
「私のイベント防御が」
「すでに失敗しております」
「まだ気持ちは守られていました」
「では、別の方法で守ってください」
レイナがにっこり微笑んだ。
「お着替えも済ませましょう」
「嫌な予感がします」
「すでに用意しておりますわ」
「手際が良すぎます」
しばらくして、詠女は大広間の前へ戻ってきた。
ぼさぼさだった髪は綺麗に整えられ、顔を隠していた前髪も軽く整えられている。
着ているのは、いつもの雑な着物ではない。
動きやすい、落ち着いた色のワンピースだった。飾りは少ないが形がよく、詠女の姿によく似合っている。
そして、普通に美女だった。
リリアーナの横で、刀を肩に担いだ黒スーツ姿の清司が目を細めた。
「……誰やねん」
「その反応、ひどくないですか」
「昨日までと違いすぎるやろ」
「昨日までが本来の姿です」
「今日が本来やろ」
「今日から壁として生きます」
「その顔で壁は無理や」
「昨日までいけてました」
「眼鏡かけても失敗しとったやろ」
「心は壁でした」
「面倒くさいな」
ミレーヌが黒革手帖を開いた。
「記録します。空気読めさん、伊達眼鏡解除により攻略対象イベント防御を完全喪失」
「やめてください」
「事実です」
バルドが鈴を鳴らした。
チリン。
「大広間へ参りましょう」
「話を切られました」
「お時間です」
リュミエール王宮の大広間には、各乙女ゲームの者たちが集められていた。
『ロイヤル・フラグメント』
『セイントミステリア』
『紅月の海賊ヴァンパイア』
『朧月あやかし恋絵巻』
そして、王宮本部に残っているモビーズ。
モビーズは今、二手に分かれている。半分はパン工場、もう半分は王宮本部で働いていた。
パン工場では、ノエルがロアンとマーガリンおじさん、グランヴェールの料理人たちと生産を回している。そのため、今日は不在だった。
『ロイヤル・フラグメント』からは、エリオット、レオン、エミール、セシル、ルシアン、アレクシス、レイナ。
ノエルだけは、パン工場で働いている。
そのほかに、元モブでリリアーナの相棒であるミレーヌ。
静かな進行役のバルド。
王宮本部に残っているモビーズ。
モビーズの総括メガネ聖女。
『セイントミステリア』からは、スギナ・カワイ、アネイモ、ゴスペル、チンプ、シャーホムズ、ワトゾン、ネツゾウ、ゲンコワ、シュドケン、イレギュラー。
『紅月の海賊ヴァンパイア』からは、パード、キャプテントュリラー、ティオ、ゾンピグ、ヨホーク、チョップ、シャチ、リキュウ、ライガ、ヘイオン、スイチョ。
そして、『朧月あやかし恋絵巻』からは、晴明、怨霊、お稲荷、鬼火、天狗、蛇神、逃げ姫、女房たち。
綺麗にされた空樹詠女。
濃い。
あまりにも濃い。
「……一堂に集めるもんちゃうな」
リリアーナは言った。
刀を肩に担いだ黒スーツ姿の清司も、集まった者たちを見渡している。
ミレーヌの横には、前世の美月も腕を組んで立っていた。
転生者たちの背後にも、それぞれ前世の魂が立っている。
スギナの背後には、前世の彼女。
パードの背後には、派手な姿の前世の彼女。
詠女の背後には、今にも寝転がりそうな干物女。
レイナだけが、そのすべてを見ていた。
だが何も言わず、リリアーナの会議を優先している。
バルドが鈴を鳴らした。
チリン。
「会議を始めます」
大広間が静まった。
リリアーナは怨霊を見る。
怨霊は、濡れた髪の隙間から笑っていた。
「我を、どうするか決まったか」
「決めた。成仏させるんやない」
メガネ聖女が顔を上げ、晴明の目がわずかに動いた。
「ほう。我を残すか」
「そのまま残す気はない」
刀を肩に担いだ黒スーツ姿の清司が、ゆっくり目を細めた。
仕事の目だった。
「お前を、式神に育てる」
大広間が静まり返った。
「式神」
晴明が低く繰り返した。
「安倍晴明に仕える式神や。お前、陰陽師なんやろ」
「はい」
「ほな、怨霊を怨霊のまま抱えるな。お前の術と契約で、別の形に変える」
「簡単なことではございません」
「分かっとる。怨霊を式神にする。しかも、こいつほど未練と恨みが深い奴をや。お前ひとりでは無理や」
晴明は黙った。
「やから、全員で育てる」
大広間がわずかにざわつき、怨霊が濡れた髪の奥で目を細めた。
「我を、育てる。子どものようにか」
「子どもより手ぇかかりそうやけどな」
「無礼な姫だ」
「沈めることしか知らん奴に言われたない」
ミレーヌが黒革手帖を開いた。
「記録します。怨霊式神育成計画」
「計画名ついたな」
「必要です」
メガネ聖女が眼鏡を押し上げた。
「魂の状態を確認します。怨念、未練、記憶、霊力を分けて記録する必要があります。浄化しすぎれば、存在そのものが消える可能性もあります」
「消すな」
「はい。残すべきものと、流すべきものを見極めます」
「晴明。契約の形を考えろ。主従で縛るだけやったらあかん。逆らったら消えるような契約もなしや」
「式神とは、本来、術者に従うものです」
「命令聞かな殺される場所から逃げてきた奴を、また命令で縛ってどうすんねん」
晴明の目が、わずかに揺れた。
「では、何で繋ぐのでしょう」
リリアーナはすぐには答えず、怨霊を見た。
刀を肩に担いだ黒スーツ姿の清司も、濡れた男を見下ろしている。
「役目や」
「役目」
「沈めるんやない。流れてきた怨みを受け止める。暴れる怨霊を止める。異界の水が開いたら塞ぐ。お前と同じように、沈むしか知らん奴を拾う」
怨霊の笑みが、少しだけ薄くなった。
「それが、我の役目か」
「まだ候補や。できるように、これから育てる」
アレクシスが、小さく手を上げた。
「おやくそくの言葉、大事だよ」
「せやな。契約の文面、お前とミレーヌで見ろ」
「うん。こわくないおやくそくにする」
「綺麗なだけやったらあかんぞ」
「ちゃんと守れるやつにするよ」
「ほな頼む」
「がんばる!」
レオンが、ぴんと手を上げた。
「僕、ピカッてする!」
「何をや」
「怨霊があぶない時、ピカッて光るの。遠くでも分かるよ!」
「命捨てるなよ」
「うん。もう死なない!」
「そこは元気に言うことちゃう」
「ちゃんと帰ってくる!」
「それでええ」
セシルも手を上げた。
「僕は、お話を聞く係?」
「そうや。怨霊が荒れる前に、周りの異変を拾え。誰かが怖がっとる。誰かが困っとる。空気が重い。そういうの、お前のところに集まるやろ」
「僕、お友達いっぱいいるよ!」
「聞いて終わるなよ。エミールに回せ。レイナに回せ。ミレーヌに上げろ。俺まで届かせろ」
「うん! ぜったい届ける!」
「頼むで」
「君に届け!」
「業務連絡を気持ちにすな」
「えへへ」
「照れるな」
「ルシアン。霊気で寒うなった時、元に戻せ。人が凍える前にや」
ルシアンは首を傾げた。
「僕が、あったかくするの?」
「使い方や。冷やすだけが氷ちゃうやろ」
「分かった。寒くしすぎない!」
「元から寒くすな」
「じゃあ、あったかい氷にする!」
「何やそれ」
「つめたくない氷!」
「もう水や」
「あっ」
ルシアンは驚いた顔をした。
「なくなっちゃった」
「まだ何も出してへん」
「エミール」
「はい!」
「異変が起きた時、囲むな。逃げ道を作れ。見物人も止めろ」
「みんなを、こっちに動かすの?」
「ぶつからんようにな」
「うん! ちゃんと一列にする!」
「羊ちゃうねん」
「二列でもいい?」
「列の数の話ちゃう」
「じゃあ、いっぱい空ける!」
「それでええ」
「できた!」
「まだやってへん」
「スロープの時より頼むで」
「まだ言うの?」
「根に持っとるな」
エリオットが前へ出た。
「僕、みんなの案内する! 迷子にならないようにするよ!」
「頼む」
「ちゃんと並んでもらう!」
「こいつも並ばせるんか」
「手をつないだら、迷子にならないよ!」
「遠足ちゃうぞ」
「おやつは?」
「出ぇへん」
「三百ドルまで?」
「出ぇへん言うとるやろ」
「バナナは?」
「遠足ちゃう!」
レイナが扇を閉じた。
「皆様。まずは姫様のお話を最後まで聞きましょうね」
「はーい!」
ロイヤル・フラグメントの男の子たちが、揃って返事をした。
リリアーナは目を細めた。
「お前ら、いつから小学生なったんや」
「きょうから!」
レオンが答えた。
「知らんがな」
レイナはにっこり微笑み、リリアーナへ向き直った。
「姫様。怨霊の状態確認、晴明様の術式、メガネ聖女様の浄化、警戒担当、避難担当。私が皆様の進み具合を確認いたしますわ」
「頼むわ」
「お任せくださいませ」
「レイナ先生!」
セシルが手を上げた。
「どうされました?」
「僕、ちゃんとできたら、おやつある?」
「ございますわ」
「やったー!」
「会議終わってへんぞ」
ほかの男の子たちも目を輝かせた。
「僕も!」
「僕もおやつほしい!」
「ちゃんとできるよ!」
「ピカッてするよ!」
「はいはい。皆様、きちんとお仕事ができましたら、一緒にいただきましょうね」
「はーい!」
「幼稚園から小学校上がっただけやないか」
ミレーヌのペンが走る。
「『ロイヤル・フラグメント』、式神育成支援へ配置」
「乙女ゲームの王子らが、怨霊育てるんか」
「現場復帰ですので」
「便利すぎるな」
次に、リリアーナは『セイントミステリア』の者たちを見る。
「シャーホムズ、ワトゾン。お前らは、怨霊が何で怨霊になったか調べろ」
大広間が静かになった。
「誰に殺された。何を奪われた。どこで沈んだ。誰を待っとる。何が終わってへんのか」
シャーホムズが静かに目を細めた。
「事件として調べろと」
「せや。過去が分からんまま、式神になんかできへん」
ワトゾンが記録紙を広げた。
「証言を分けます。逃げ姫様、女房の皆様、晴明様、怨霊本人。それぞれから聞き取りを行います」
「頼む」
詠女が小さく手を上げた。
「シャーホムズさんとワトゾンさんのカップリング、良いですね」
大広間が静まり返った。
「今、事件解決の話しとる」
「推理バディは湿度が育ちやすいので」
「育てるんは怨霊や!」
「並行できます」
「すな!」
シャーホムズもワトゾンも何も言わなかった。
否定もしなかった。
「否定せぇや!」
詠女の目が輝いた。
「否定しないんですね」
「空気読め!」
「読んだ結果です」
スギナは胸の前で両手を組んでいた。
「深い悲しみに沈んだ魂を、愛と光で包みましょう」
「包みすぎるな」
「はい」
「お前は怨霊より先に、逃げ姫と泣いとる女房らをどうにかしてくれ」
リリアーナが逃げ姫と女房たちを見ると、スギナは、はっと顔を上げた。
「私たちが」
「怖かった奴らに、いきなり事情聴取ばっかりすんな。飯食わせて、眠らせて、話せる空気を作れ」
アネイモが静かに頷いた。
「女性たちの着替えと生活支援は、私が見ます。王宮の女性使用人とも連携します」
「頼む」
ゴスペルが胸へ手を当てた。
「歌で、心を落ち着かせましょう」
「声量は半分やぞ」
「半分……」
「不満そうにすな。天井抜くな」
「はい」
「歌うだけやない。泣いとる奴の近くに座れ。無理に喋らせるな。声が出ん奴には、黙っておれ」
ゴスペルは真面目な顔で頷いた。
「承知しました」
チンプは女房たちの前へ歩き、怯えさせないように少し距離を取って膝をついた。
「ゆっくりでいいので、お話をお聞かせください。今すぐでなくても構いません。怖かったことも、思い出したくないことも、お話しできる時に少しずつで」
女房の一人が顔を上げた。
チンプと目が合い、頬を少しだけ赤らめる。
詠女の目が、すっと細くなった。
「……男女」
「何や」
「男女のカップリングが発生しました」
「今そこちゃう」
「私が見たいのは、晴明様と怨霊さんの湿度なんですけど」
「知らんがな!」
「男女のカップリング見たくないんですけど」
大広間が静まり返った。
チンプは困ったように女房を見て、女房はさらに頬を赤らめた。スギナは目を輝かせ、パードはにやにやしている。
ミレーヌは黒革手帖を開いた。
「記録します。女房の一人、チンプ様へ恋愛気配」
「記録しないでください」
詠女が初めて、はっきり抗議した。
「重要です」
「重要じゃないです。男女です」
「男女も恋愛です」
「解釈違いです」
「お前の解釈で現場止めるな!」
リリアーナは額を押さえた。
怨霊を式神に育てる。
簡単な仕事ではない。
魂を調べ、怨みを分け、記憶を拾う。契約を作り、力を制御し、新しい役目を与える。
逃げてきた者たちの生活も、立て直さなければならない。
『ロイヤル・フラグメント』
『セイントミステリア』
『紅月の海賊ヴァンパイア』
『朧月あやかし恋絵巻』
そして、モビーズ。
全員が持ち場へ入る。
リリアーナは誰かへ任せきりにはしない。全体を見て、詰まりを見つけ、育たない部分を支え、式神になるまで現場を導く。
刀を肩に担いだ黒スーツ姿の清司が、一同を見渡した。
「ええか」
リリアーナは言った。
「怨霊を、ただ祓って終わらせるな。ただ縛って使うな。沈むことしか知らん奴に、別のやり方を覚えさせる」
晴明が静かに頭を下げた。
「承知しました」
怨霊は濡れた髪の奥から、リリアーナを見る。
「我が式神になった時、そなたは我をどう使う」
「流れてきた奴を助けてもらう」
「敵を沈めるのではなく」
「生きて戻すんや」
怨霊はしばらく黙り、それからほんの少しだけ笑った。
いつもの冷たい笑みではなかった。
「妙な主だ」
「主ちゃう。俺は育成責任者や」
「さらに妙だ」
バルドが鈴を鳴らした。
チリン。
「各自、持ち場へ」
大広間が動き始めた。
シャーホムズとワトゾンは、証言整理へ。
メガネ聖女と晴明は、魂と術式の確認へ。
レイナは、各担当の配置へ。
セシルは、相談窓口へ。
エミールは、人の流れを整える。
レオンは、異変を知らせる光の合図を考える。
ルシアンは、霊気による冷えへの対策へ。
アレクシスとミレーヌは、契約文面の整理へ。
アネイモ、ゴスペル、スギナ、チンプは、逃げ姫と女房たちの支援へ。
モビーズは、必要な物資と部屋を整える。
パードは、なぜか刀を肩に担いだ黒スーツ姿の清司を見ていた。
「怨霊まで育成するんだ」
「見るとこそこちゃう」
「治安悪いのに、やってること保護者じゃん」
「誰が保護者や」
その後ろを、ロイヤル・フラグメントの男の子たちが一列になって歩いていた。
「前の人を押さないでくださいませ」
レイナが声をかける。
「はーい!」
「走らないでくださいませ」
「はーい!」
「レオン様。光らないでくださいませ」
「まだピカッてしてないよ!」
「今からしようとしておりましたね?」
「してないよ!」
レオンの手が光った。
「しとるやないか」
「あっ」
エミールが、その場で両手を広げた。
「みんな、ぶつからないようにして!」
「お前が道塞いどる!」
「あっ」
ルシアンは小さな氷を作り、じっと見つめていた。
「つめたくない氷、できるかな」
「もう仕事始めろ」
「おやつのあとじゃだめ?」
「仕事のあとがおやつや!」
「分かった!」
アレクシスはミレーヌの横へ行き、小さな紙へ大きな字を書き始めた。
『こわくないおやくそく』
「題名から書いたんか」
「大事だよ」
「中身も書けよ」
「今から考える!」
「何も決まってへんやないか」
セシルは、怨霊の前へ椅子を運んでいた。
「ここに座ったら、お話しやすいよ!」
「我に椅子は必要ない」
「じゃあ、僕が座る!」
「お前が座るんかい」
エリオットは、逃げ姫と女房たちへ声をかけていた。
「迷子にならないように、僕についてきてね! レイナ先生のところまで行くよ!」
「もう先生になっとるやないか」
レイナはにっこり笑った。
「皆様。廊下は静かに歩きましょうね」
「はーい!」
「小学校なっただけで、何も変わってへんやないか!」
詠女は、頬を赤らめた女房とチンプを見ている。
「男女……」
「まだ言うとる」
「男女のカップリング……」
「諦めろ」
「式神育成より、精神的にきついです」
「お前の好みは知らん!」
こうして、怨霊を晴明の式神へ育てる計画が始まった。
祓えば終わる話ではない。
契約すれば終わる話でもない。
怨霊が自分の力を、誰かを沈めるためではなく、誰かを救うために使えるようになるまで、全員で育てる。
リリアーナが導く。
長い現場の始まりだった。
なお、詠女の伊達眼鏡は、攻略対象イベントを一つも防げていなかった。
そして、ロイヤル・フラグメントは、おやつを食べるために全員いつもより働いた。




