嵩山少林寺における位階
さて、次は階層について。
少林寺では「仏僧」としての位階と「武僧」としてのそれがあるため、いろいろとややこしい。武侠ものとして書く場合、仏僧での位階はあまり気にする必要もなさそうだが、疎かにすると無知もバレる。ということで学習。
<仏僧としての位階>
まず仏僧としては「沙弥」と呼ばれる見習いから始まる。いわゆる主人公の物語の出発点。子供から大人までさまざまだが、数年間の修行(掃除、炊事、水汲み、読経、礼儀、基本武術など)を経て、沙弥僧へと上がる。見習いのこどもに対しては「小沙弥」と呼ぶのがそれっぽい?
「沙弥僧」もまだ半人前扱い。寺の雑事に従事し、武術も基本のみ。
続いて「比丘」。ここでようやく正式な僧侶として認められる。250前後の戒律を授かり、法要や、後輩たちの指導に当たる。少林寺では「武僧」の多くもこの段階にいる。
次に「長老」。年功序列ではなく、経験に基づく。「弟子」を持ち、寺院内でも一定の発言力を持つ。
その上に「首座」。修行僧の責任者。禅堂を統括。禅宗ではかなり重要な役職。
さらに「維那」。儀式や読経の責任者。寺の規律を管理するが、武侠ものでは影の薄い存在?
そして「監院」は、寺院全体の実務責任者。副住職ような存在。
最後に「方丈または住持」は、寺院の最高責任者。内部の人間は「方丈」と呼び、あまり畏敬の念のない外部の人間は「住持」と呼ぶイメージ?
<武僧としての格(小説向け)>
まず「入門弟子」は、基礎体力の向上にとどまり、
「初級武僧」は、羅漢拳・小洪拳・棍術などの基礎武術を学ぶ。
「中級」では、対人戦重視の各種拳法、槍、刀などを学び、
「上級」では、武器術全般(十八般)と内功を磨き、指導補佐も行う。
その上には「教頭」が立ち、流派別の教授や演武を指導し、
「武僧長」が、武僧全体を統率。
次は、ようやく少林拳法編。




