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22、腹が〜!

お気に入り登録がまた増えてました( 〃▽〃)


ありがとうございます

m(__)m

 野営地に着き、それぞれ準備を始める。

ソラとガイストで簡易の竈を作り、レイとフィンで薪を集め、アルは魔術で水の用意をし、ミオとエルで食事の準備。

皆が自分の分担をテキパキ仕上げていく。

普段と違うのは、いつもならミオの側でウロウロしているフェンリルが薪を取りに森へ入るレイの後について行った事。


「んで?レイは何をしてアルに怒られてたんだ?」


「あ?聞こえてたんだろ?」


「所々だけ、な。聞こえなかったからって聞き返したら、こっちに矛先向くかもしれないじゃん?」


やぶ蛇はごめんだし。と肩を竦めるフィンに、ため息交じりに話をすると


「ブハッ!レイらしいな」


と、大笑いされた…


少し憮然とするレイに笑いながらもフィンが説明するには


「オーガキングの武器なら最低でも金貨だからな。お前の見たところ鉄だったんならまぁ最低ランクとして金貨2枚くらいはいったんじゃね?」


アルにも言われたが、そのまま売りに出されることもあるが、工房などに素材として売られることもあるそうだ。


魔物がどうやって武器を手に入れているのかは謎なのだそうだが、冒険者等から奪った武器を持っているゴブリン等は別にして、普通は魔物は武器など持っていない。

その例外がオーガやギガンテスなど手を人のように使う魔物だ。


そして、その武器の素材の純度は驚く程高く、不純物が殆ど混じってなく、ある意味金属のインゴットに近い。

なので工房などから引く手数多なのだそうだ。


オーガキングが持っていた鉄棒は、ミオの背丈ほどあったので160センチはあっただろう。

少し混ぜ物をした片手剣なら何本作れるか……


アルのお説教はそこから始まり他にも飛び火し、延々と続いたのである。


「まあまあ、アルはレイとミオの事が心配なんだよ。特にお前が。」


「俺って信用ないの?」


「そういう訳じゃないけど、斜に構えてるのかと思えば素直なとこあるし?ミオの事になると見境ないし?」


「それは…」


「いや、それが悪い訳じゃないぞ?自分の女を守ろうとするのは普通だし、お前にはその力もある」


だけどな、と続けるフィン

「力に見あう知識が足りてない。俺はアル程物を知ってる訳じゃないけど、俺でも知ってるような事を知らない。いくら小さな閉鎖的な島で育ったとしてもだ。」


知識が足りてないのは事実なので、黙ってフィンの話を聞く。


「そのバランスの悪さが心配なんだよ。知識がない内に誰かに利用されたりしないか?とかな?」


まぁ、あんなに他人に構うアルも珍しいんだけど、それは言葉にしない…


「心配してくれてるのは、解ってるさ。だから大人しく聞いてただろ。」


でも、あんなに長いと…かれこれ4時間くらいはお説教を聞いてた気がする…途中で早く野営地に着くことだけを考えてたら真面目に聞いてない事がバレて余計怒られた…


ところで、レイに着いて来ていたフェンリルは、レイのオーガキングとの闘いを見た後、何故かレイに闘い方を教わりたがり着いて回る。フィンと話しながら薪を拾っているレイはフェンリルから見ると隙だらけなので、色んな角度から飛び掛かったり、噛み付こうとしたりしてみたが、悉くかわされる。風を纏ってスピードを上げてみても同じだった。

剥きになればなるほど、かわされレイとフィンが薪を拾っていた時間はそう長くなかったが、くたくたになり帰りはレイに抱えられることになった。


野営地に戻り、食事を済ませ皆が思い思いに過ごし、夜警はまた男達で持ち回る何事もなく夜が更け、朝を迎えた。




それから4日後。ミオの魔術のおかげで予定より一日早く次の町に着いた。


ここにはギルドは出張所のような物しかなく、食堂兼酒場のような所になっている。


街道沿いなら一日程手前に少し大きな町があり、ギルドの支部はそちらにある。

だが出張所とはいえ他のギルドとの連絡道具があるので、ガイスト達の事は聞き及んでいたらしく、ガイストが顔を出した瞬間、酒場の主人風の男が大きな声を出した。


「お前!?ガイスト?!」


びっくりするのも無理はない。

森を通ったとしても5日かかる道のり。


オーガ討伐の寄り道や、道中でもそこそこ魔物との戦闘などで時間がとられることを考えれば5日で到着するのも難しい所を4日で来たのだ。

驚愕もしようものだ。



そんな驚きで固まっている主人をそっちのけで


「取り合えず到着の報告だけだ。宿に荷物を下ろしたら改めて来る。」


「あ…ああ。分かった。」



驚く親父を置いて店兼ギルドを出ようとするガイストに異論を唱えたのはレイ、フィン、ソラの3人。


「えー?!先に何か食おうぜ?」


「ああ。腹ペコだ。」


「昼抜きでやっとありつけるとおもたのに〜」


今朝、野営地を出る前に朝食は採った。

昼前には町に着く予定だったので、何時もより軽く済ませたのが仇になる…途中思ったより魔物との遭遇が多くそれが又、フェンリルの訓練に丁度良いワードック等であったため一々相手をしていたら到着が遅れ、現在昼飯時はとうに過ぎレイの体感時間は3時頃……



だが、3人の訴えは、ガイストに睨まれアルには無視されることになりスゴスゴ、ガイストの後に続いて店兼ギルドを後にすることになった。

読んで頂きありがとうございましたm(__)m


レイ反省はしても後悔はしない(;´д`)


女二人いて野営でも比較的まともな物を食べていたが、それでも野外での料理はたかだかしれています。制限かかるのはしょうがないよね。

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