表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
24/34

過去からの依頼人(その24)

 ミツオは車内の沈黙をかき消すようにギアを一速に入れてブルを発車させる。

「さっきの相手はまだ若いな」

「私もそう思いました」

「どうして今、襲ったんだろう」

「どういう事ですか」

「俺が連続事件の再捜査に関わったタイミングで襲われた。十何年前の事件だぞ。襲うならもっと早くてもよかった」

 エリーは無言でうなずいている。「安藤には一人娘がいたんだな。しかもタスカルを発明した有名人、デジタルには明るい」

 エリーがミツオを遮るように口を開いた。

「先ほどのやり取りからさらに相手の事が分かりました」

 色めきだつエリーにミツオはわざと落ち着くようにゆっくりと聞き返す。

「何かな」

「依頼人である安藤夫人と共通のデータが存在します。おそらく自宅から発信されていると思います」

 ミツオはエリーの返答を聞いて遠くに視線を投げた。タバコの煙を吐き出す。一体なんだというのだ。

「娘の名前はたしか佳央里だったな。さっきの相手は佳央里で確定だな」 ミツオはそうつぶやいた。

挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ