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過去からの依頼人(その21)
ミツオは手に持っている、動かなくなったドローンを投げ捨てた。
「ミツオさん大丈夫ですか」
エリーはケーブルを回収しながらミツオに聞く。
「大丈夫だ。それよりどうだ、何かたぐれたか」
「はい。巧妙に隠してはいますが、私の検索の前には子供の戯れです。発信元が分かりました」
次の攻撃を恐れて二人は車まで戻ることにした。
佳央里は直情的に行動した自分を責めていた。山口とミツオ達が別れた後、佳央里はミツオ達の後をつけていた。後を追いかける方法は簡単たっだ。自分が開発した端末タスカルのカメラ。個人の所有する端末は星の数ほどある。ミツオ達の姿、形の情報を入力しておけば、かってに追いかけてくれた。
父のミツオへの恨みが乗り移ったかのような錯覚を佳央里は感じた。その場に居合わせた作業車で襲撃を指示してしまった。情報の隠蔽が甘かったかもしれない。ここに来る。そう佳央里は考えていた。ならば、直接コンタクトを取る。そう佳央里は決めた。




