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社畜転生令嬢は惰眠を貪りたい。王妃には興味ありません。  作者: MOKO773


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9 悪意ある授業のかわし方

 ル・リゼ校の中等部1年生には、必修の授業にグループ課題がある。

絶賛ぼっち中、友達無しの侯爵令嬢ルイには、グループを作るところからが課題であった。

「どうしよう。どうしよう。私、友達いないし、ぼっちだし、誰も話し相手いないし。話しかけても逃げられちゃうし。課題ができなくなるような策、ないかなー」

気配を消していたサラが一言。

「お嬢様、心の声がダダ漏れでございます」


「よお!主人、元気かい?」

明らかに元気のない、意気消沈しているルイに白猫姿の精霊が話しかける。

どこから来たのか不明だが、突然の声にルイもサラも驚かない。

「名前をくれよお」

突っ伏しているルイの頭を、猫の手でふみふみする。

「名前を与えると契約になるでしょう?」

それに、まだ主人ではない。

「契約してやるぜ!」と猫。

「ご遠慮させて頂きます。お気持ちだけで」とルイ。


二人の攻防を見守っていたサラから提案。

「グループ課題メンバーに、白猫様は如何でしょうか」

確かに猫の手も借りたい。が、この子は精霊。

しかも、嫌な予感しかしない精霊様。

でも、明日がメンバー申請の締切。入学早々、単位は落としたくない。じっと猫のつぶらな瞳を見る。

「貴方の名前は、白ちゃん」


なんとか、明日は授業を受けられそうだ。

先生もクラスメイトも結局、私の事、知らんぷりだったな、まいっか。

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