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社畜転生令嬢は惰眠を貪りたい。王妃には興味ありません。  作者: MOKO773


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27 ル・リゼ校の秋

ホワイトウッドの森は秋の衣替え中。


侯爵令嬢ルイの眠りは3ヶ月目に入り、今日もアル王子がベッドサイドのソファに座っている。

新緑の女神はグリーンウッドに籠り、代わりにレッドウッドの炎の精霊王が遊びにきている。

白樹の精霊王は白猫のまま、今日もルイのふかふかベッドで添い寝。


炎の精霊の悪戯で、ルイの寮室の蝋燭がついたり消えたり、ゆらゆら炎が揺らぐ。

肌寒い日には、勝手に暖炉に火が灯る。


万能メイドのサラは、精霊の気まぐれに驚かない。

日々、やるべき事を淡々とこなす。

最近は毎日くる王子をもてなすことも辞めた。王子をソファの一部と捉えることにした。

アル王子の側近は邪魔なので、廊下に出てもらう。


解決策もないまま、毎日眠り続ける主人の世話をサラはする。

寝具を変える。水を唇に含ませる。排泄は何故かない。

精霊の仕業なのか、人形のようにベッドに横たわっている。


一見すると、いつもと変わらない。


体温はある。

時々、ふにゃりと笑みを浮かべる。

そしてうなされることもある。

夢を見ているのだろうか。


早く目覚めて欲しいとサラは願う。

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