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社畜転生令嬢は惰眠を貪りたい。王妃には興味ありません。  作者: MOKO773


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24/32

24 にゃんと鳴いたら

白樹の精霊王ことホワイトこと白ちゃんは、今日は猫の姿で、侯爵令嬢ルイの頬をふみふみしている。


「それ、意味があるのですか?」

通常運転の万能メイドのサラが感情のこもっていない目で、白ちゃんを見下ろす。


「にゃ?」

ルイが深い眠りに就いて7日。

白ちゃんは猫語以外、話さない。


「あ、ルイの顔がにやけてる」

アル王子がベッドサイドのソファから実況する。

ルイが眠りに就いてから、毎日ここに通っている。


「これ以上、にやけるとよだれが出そうですね」

サラが主人の醜態を危惧し、ハンカチを用意する。非常事態とはいえ淑女の体裁を守るのが務め。


「どんな顔も可愛いね」

王子、デレデレである。非常事態を理解しているのだろうか。


「アル殿下、少し宜しいでしょうか」

王子が頷くと、側近が静かに耳打ちをする。

先ほどまでゆるゆるだった表情が引き締まり、静かに立ち上がる。

「サラ、ルイを宜しく頼む」

サラが深くお辞儀をする。

「にゃん」

「あ、白ちゃんもルイを宜しく」


アル王子は白い猫のオッズアイを見つめて、悲しそうに微笑んだ。


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