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社畜転生令嬢は惰眠を貪りたい。王妃には興味ありません。  作者: MOKO773


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17/32

17 めんどくさい求婚

「レディ・シャルロット・ルイ・マグノリア・マルグレス・ホワイトウッド」


「はい」


「僕と結婚してくれ」



今、目の前で片膝をついて求婚している輩、じゃない、殿方は…確か、確か、、、誰だ。


「先にお名前をお伺いしても宜しいでしょうか?とお嬢様が」


万能メイドのサラが、私のせいにして殿方に訊ねる。


「失礼しました。レディ」


ホワイトよりも背が高いような。ホワイトも長身でモテるが、このお方もモテそう。

なんせ爽やか王子アルに似た王子感がプンプンする。


両手には真っ赤なバラの束。何本あるのかな。100本?

などと観察していたら、周りに人だかりができている。

いたたまれない雰囲気で、逃げ出したい。

こういう時に、ホワイトがいれば、どんな相手でもあしらっただろうに。


「お嬢様、如何いたしますか」

聞かないで欲しい。

「レディ・シャルロット・ルイ・マグノリア・マルグレス・ホワイトウッド」

長い名前をリピートしないで欲しい。

ざわざわざわ。

野次馬さん、解散して欲しい。


「レディ、私の名は…っ!?」


侯爵令嬢ルイが心の中で叫ぶ声を聞いたかように、白猫が求婚殿方の顔面に降ってきた。

「にゃあ」

ばりっと殿方の顔面を引っ掻き、飛び降りる。そしてどこかに消えた。


ナイス、ホワイト。

じゃない、白ちゃん。


殿方は顔面を抑えて保健室へ彼の従者と共に去った。

で、誰だったんだろう。

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