ステータスがおかしいんですけど
筆記テストの会場に着いた、オレ達は、ものすごく見られている!!視線を感じる…そうだよな、周りは、16歳〜18歳ぐらいかなぁ…
まわりに、照れ臭そうに笑顔を振り撒いとくか…。
「これより、筆記テストを開始致します。各自お座り下さい。テストを配ります」
1問目 この世界の、王国・帝国を答えなさい。
2問目 ショートソード1本200銀貨、シルバーメイル銀貨500枚、パン鉄貨250枚を買いました。合計は?
……と、基礎知識、基礎算術がテスト内容だった。
「アルトどうだった?」
「まっ…まぁ大丈夫だヨ」
微妙な反応だなぁ…大丈夫かなぁ…?
すぐに、採点が終わり。受付の人から
「では、これより結果を発表します。全員合格です」
「これから、各自ギルドに行き手続きをお願いします。」
「じゃあ、アルトまた後で!早く終わったら、もりもり亭で、待ってる」
「わかった!」
アルトと別れて、探索者ギルドに向かうことにした。
ここが、探索者ギルドか?白塗りの壁に茶色の屋根だ、看板には探索者ギルドと書いてあるけど見たこと無いぐらいに大きい!3階建てだ!
入り口は…っと、門番らしい人が立っている。聞いてみよう。
「ギルド登録に来たのですが…」
「ああ!こちらから入れる!…お前いくつだ?」
「12歳です!ちゃんと合格書あります」
と合格書を手渡した。
「本物だな、中に受付があるから、真っ直ぐ行きな」
「ありがとうございます」
ギルドの中に入ると、探索者達が10数人居た。
「おい!ボク、まだ早いんじゃないか?」
と話しかけてくる奴等がいるけど、無視だ!
受付のお兄さんに声をかけた…!?耳が長い!
エルフ族かな?まぁいいや
「探索者ギルド登録したいんですが?」
「こんにちわ、証明書見せてくださいね」
わぁ なんて優しい口調だ。いい人?いいエルフだ
「証明書?合格書の事ですか?」
「あっ…ハイそうです。確認しますね」
合格書を確認してもらい、次に登録書に名前と出身地を書いた。
「ハイ ありがとうございます。これで登録は、完了しました。続いて…こちらがプレートになります」
とウッドプレートを渡された。
「ランクの説明を致します。ウッドから始まってゴールドまであります。ギルドからのクエストを受けてもらい、実績でランクが上がります。探索者ギルドのランク上げですが、主に迷宮探索と遺跡調査で実績を積んでいただきます。冒険者ギルドの様にモンスター退治のクエストでランクは、上がりません。ここまででわからない事は、ありますか?」
「いいえ!ありません。一ついいですか?」
「ハイ、どうぞ」
「探索者ギルドの他にもギルド登録は、できますか?」
「ハイ大丈夫です。冒険者でも商業ギルドでも大丈夫です。もっとも多いのが、商業ギルドですね。遺跡で見つかった、クエスト以外の宝物やアーティファクト等は、手に入れたご本人が商業ギルドへ鑑定に出されるか、ご自身で鑑定されて、オークションや商店で売買されます。ご要望応えられましたか?」
「ありがとうございます。大変勉強になりました。」
「では、続いて説明致します。ウッドプレートの時は、クエストを一つギルドから出します。近くの遺跡に行き、天然石を採取していただきます。期間は、1ヶ月です。遺跡には、モンスターや罠があるので十分注意してください。無理だと感じればギルドから脱退してもらいます。探索者の遺跡調査等は、未知な事しかございません。ですから、命に関わると感じたなら恥じる事なく申し出てください。説明は、以上になります。」
「はい、わかりました」
「では、最後にウッドプレートに血判をします。親指をお願いします。チクッとします。」
親指に針を刺されて、チクッとされ、そのままプレートに押しつけた。
「これで登録は、全て終了いたしました。では、こちらがギルドからのクエストです。」
内容は…イルナの街の南の遺跡でグリーンアイ3個を採取して来る事、期間は、今日から1ヶ月かぁ。
一度、ハシミ村に帰ろうかと思っていたけど、時間が足りないな。アルトに相談しよう!
「ロイさん!こちらの装置にプレートを差し込むとロイさんの現在のステータスが表示されます。いかがしますか?」
「ホントですか!見てみたい!」
「別室にあります。皆様…秘密にされたい方が多いので…」
「わかりました。」
別室には、ST装置があり、プレートを差し込んでみた。
名前:ロイ 年齢:12歳 職業:探索者 ランク:ウッド
力:118 素早さ:178 体力:128 身の守り:118 運:70
装備:初心者の服+100 初心者の靴+100 初心者のゴーグル+100 初心者のナイフ+200 ボロズボン+1
なんだかすごいステータスだな!でもボロズボン…1
しかないんだけど…収納から出てきた装備品は、ありえない程の強さじゃない?
別室から出ると、エルフのお兄さんが待っていた。
「どうでしたか?初めて見たステータスは?」
「はい、なんだかビックリしました。」
「そうでしょう…始めは、かなりステータスは、低いのですよ、王国の騎士で平均値が100前後もあるんですよ!」
なんでだ?なんで…そんなに低いんですか?と聞きたいけど、これって言わない方が良くないか?
「ヘェ〜そうなんですね!すごい!ちなみにですが…ウッドの平均値は?」
「ウ〜ン…たしか平均値は、20〜25ぐらいでしたね」
うわー!5倍近く高い!オレ…王国騎士並みじゃない?
「お兄さんのお名前、教えてもらってもいいですか?」
「私ですか?」
「私は、種族は見ての通りハイエルフでクレストと申します。今後とも宜しくお願いします」
「はい!こちらこそよろしくお願いします」
探索者ギルドを後にして、もりもり亭に向かった。
ここの店主は、ハシミ村出身者が経営している。
オレの方が、先に着いたようだ。まわりを見渡しても、アルトの姿が見えない。
もりもり亭の看板を見ると、コック姿の小さなおじさんが筋肉もりもりで小さなフライパンを持ってる!
扉を開けて建物に入ると、看板と同じおじさんがいた!!看板より筋肉もりもりなんですけど…
「らっしゃい!よう坊主!」
「何食べていく?今日のイチオシは、なぁ…クレンソウのグラグラビードだ!」
すごい勢いで、きたのでオレは…
「ちょっとまって!待ち合わせしてるから」
店主は、残念そうに肩を落とした…しかし…
「坊主!注文しねぇなら!帰りな!」
「すみません!注文します!…じゃあおすすめでお願いします」
「よっし!いまからイチオシ作ってやるよ!サービスで大盛りにしてやるよ!」
大盛りなんて、言ってないよう。
しばらくすると、アルトより早く料理が運ばれてきた。この食欲を誘ういい匂い!香ばしい野草の香りのクレンソウとビード(鳥の仲間で食用に最適)をトマッティで煮込んだ料理だ。
料理が運ばれてきた時、扉のスズが鳴った!
アルトだ!とライスさん達だ!
「アルト!遅かったね?何かあった?」
「ロイ!飯食ってるのか?美味そうだな」
「おい!坊主二人目!イチオシか?今から作ってやるよ!待ってな!」
「おい!あの店主、勝手に注文取っていったぞ!しかも…なんだあの筋肉!」
「はは…強引だけど美味しそうだよ」
「で、ライスさんも一緒なんだ?どうかした?」
「それがさぁ…ギルドのクエストなんだけど、ブロンズの冒険者と一緒に北の洞窟でモンスター退治して、タイガーウルフの牙を1ヶ月以内に持ってくるのがクエストなんだ。そしたら、ライスさんが俺達が一緒に行ってやるって声をかけてくれてさぁ!ロイがもりもり亭に居るからって一緒にきてもらったんだよ」
「そうなんだ、オレは、南の遺跡だよ!全くの逆だね、アルトに付いてきてもらおうと思ってたんだけどさぁ…」
「わりぃ!まぁ!俺もロイも余裕だろ?デバイスで見たんだろ?」
「見たよう!多分大丈夫!」
「アルトにロイ、合格おめでとうな!やっぱり合格だな!後は、ギルドクエストだけだな!二人なら大丈夫だな!」
話しをしているうちに、料理が運ばれてきた。
「坊主達!それ食え!ワシの料理は、美味いから残すなよ!」
さっそく、料理を口に入れて食べてみた!!
「「うまい!!」」
オレ達は、料理を食べながらこれから、どうするか?話し合う事にした。




