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クロトノス

 帝国を離れてから、1ヶ月…オレ達は、クロノス遺跡にたどり着いた。

「なぁ…ロイよ…どうして移動するのに、こんなに時間がかかるのだ?」

「そうだな…移動手段が馬、馬車、歩く、走るしか無いからな…」

「なんか…ビュって行って、ビュって帰れないのか?俺は、疲れた!」

「はいはい、歩くのが面倒なだけでしょ?」

「そうだ!俺は、王族だからな!はっは!」

でも…そうか、ルトアの言っている事は、ある意味では、正しいのかもしれないな。


「さぁ…クロノス遺跡の中は、どうなっているのかな?前に来た時は、散々な目にあったから…な」

「さぁ!ロイ行くぞ!」


遺跡は、まだ修復されておらずに壁に穴が空いている。モンスターも出る事はないらしく、奥に進むと行き止まりだ!待てよ…もしかして、この遺跡は、球体型だから…下に降りれるかも!何かないか探そう

周りをくまなく探すと、二つの台座と二つの沈む床があった。

「ロイ!この台座は、動くぞ!もしかして乗せるのでは、ないか?」

試してみる価値ありだ!

「ルトア!やってみよう!」

オレ達は、台座を同時に床に置くと…ガゴン!と鳴り

下の階へ降りる階段が出てきた。

「やった!成功だな!」「はっはー!」

階段を降りていくと、石碑があり…捧げ物を準備して

扉を開いてください?なんの事だ?とりあえず扉を開けてみた。祭壇が在るだけで何も無かった?

やっぱり…一度戻ってやり直そう。


 扉の前で、絵本を思い出した…捧げ物?ミツギ物…

何か…あったかな…収納を探してみた…このブロークのナイフならどうだろう?

それなりの価値は、ありそうだけど…ミツギ物を選び

また…扉を開けてみた。

すると…祭壇の上に文字が出た!

 ま・だ・た・り・ぬ・や・り・お・し・!

おぉ!正解だ!けど?まだ足りぬ?一つだからか?



もう一度戻ってやり直そう。

扉の前に立ち止まり…考えてみた…そうか!

クロとノスだ!二人分だな!もう一つかぁ…

勿体ないけど…黒曜の剣なら2本あるけど…

「ルトア…黒曜の剣なら2本あるから…試してみてもいい?」

「大事な剣だが…ロイの腕のためだ…構わん!」

「ありがとう!ルトア!」「照れるではないか!」

今度は、2本の黒曜の剣を持ち…開けてみた。


 祭壇の上には、神が座って居た!

「「それが、ミツギ物ね、祭壇に置いて」」

初めて見たよ!これが…神なのか?

言われた通りに、剣を祭壇に置いた。

祭壇から!眩しい光が放たれた!


「「では、あなた達…ホウビに少しだけ 時間ときをあげるやり直したい時間は、いつかしら」

これ!本当に戻れるの?

「クロノス様…時間とは?どれくらいでしょうか?」

「ミツギ物の価値です。珍しいミツギ物なので…今回…は特別に6時間程度の時間です。」

「クロノス様、何処にでも…戻れるのですか?」

「アナタ達が、居た時間になら戻れます。居ない時間には、戻れません」

「では…時空を開きます。ただし…条件が有ります。自分に自分の存在がバレると強制的に戻ります。」


 クロノス様の話しが終わると、空間が歪み始めた!

「お前たちは、どの時間に戻りたいのだ?」

「オレが10歳で、ハシミ村で魚釣り大会の日に戻してもらいたいです。」

「では…通りなさい…」

歪みの中にオレ達は、足を入れてみた…

そこは、森の中まだ真っ暗だ…通り抜けると歪みは、消えてしまった。

「ロイこれからどうする?」

「とりあえず、マントを着て森の入り口近くに行こう」

森の入り口近くに着くと…「あっ」

子供達が走ってくる!この光景って!


子供達が近くまで来たので…子供達に話しかけてみた。


「君たち何処に行くんだい?」


 すると男の子が、その場でかけ足しながら答えた、「海岸に釣りに行くとこだけど」と言うと

オレは、「これ使わないからあげるよ」

と言うと、マジックバックから釣り竿を出しもう一人の男の子に渡した。


急に出てきたので皆んなビックリしていた。

そういえば…この光景って!


しばらくしたら、子供達は、急いで海岸へ向かって行った。

オレだったんだ…という事は…この後は、ゴンと頭を殴られた。やっぱり…痛え

「そうか!やっぱり、そういう事だったんだな!」

「そうだな!ロイ!強制終了になったらどうするつもりだ!」

「ごめん!ルトア…この後は、ゲイル師匠に追い回される!」

「何?嘘だろ?ダンイルの弟だろ?」

「師匠は、確か森に怪しいフードを被った奴等が居たから…追いかけていた!って言っていた!」

森の中から…足音が聞こえてきた…キター!!

「お前ら!冒険者か?フードを脱いで、顔見せろ!」

「ルトア…やばい…逃げるよ!バレたら終わりだ!」

オレ達は、森の中へすぐに逃げた!が…ゲイル師匠は、やっぱり、追いかけてきた。

かれこれ…1時間ぐらい追いかけられている。

そろそろ…ステルスを発動するか!ルトアに合図を送り、木の影に入った瞬間にステルスを発動!すぐに木の上に飛び移った。

「ハァハァ…なんとか撒いたかな?」

「さすが…ダンイルの弟だな!」

「しばらくは、隠れていよう」


ゲイル師匠の気配が村の方へ動き出した。

これで、オレ達も動ける!

そろそろ…急いで海岸へ行かないと間に合わないかも


海岸近くにの森に着くと、マグーンを釣りあげる瞬間だった。まさか、村人達と子供の頃の自分達を観ているとは…

「行ったか?」

「もう大丈夫だ!村に戻ったはずだ」

オレ達は、岩場の扉の前に立った。

「ここだな!」

「あぁ…この扉だ」

子供の頃は、準備していなかったからな…

扉を開け、中に入り灯りで照らした!

さすが…研究室って感じだな!錬成した物が色々ある!そうだ!

「ルトア!足下に気をつけて!たぶん沈む床があるはずだよ」

「わっ…わかった」

これで、崩れる心配は、無いはず…

とにかく、時間がない!早く探さなきゃ

透明な入れ物の中に、体の部位が腕や足等がある。

これが、英雄が作り上げた体の一部だな!

とりあえず回収しよう。他にも何かないかな?

変な本があった、パラパラとめくってみると…


 この世界には、光玉という宝玉が存在するらしい。

光玉を守護する騎士、十二星騎士団が1人ずつ守っているらしく、全てを揃えるとこの世界の中央にそびえたつ世界樹グラドシルに辿り着けると聞いた。


「光玉って言うの集めたら、世界樹に辿り着けるらしいよ。ルトアどう?探してみる?」

「無理だな!俺は、18歳になると貴族院に行かねばならない、王族としての勤めだ!」

「だが…それまでに集められるなら…楽しそうではないか!!」

「オレ…この話しを見て…考えたんだけど…」

「なんだ?良い考えか?」

「クロノス様に時間を頂いて…過去に戻れば…ある程度集まるんじゃないかなって…」

「!?…良い考えだな!よし?それでいこう!」

「まずは、光玉の場所を探さねばならぬな!」

そうなんだ…場所が全くわからない。

12星騎士団なんて聞いた事ないし、武器も無い…

研究室に他に材料が無いかな?

変な装置や見たことない道具だらけだし…?

研究室?って、ここだけ?なのか?

これから…先どうすればいいのか……これなんだ?









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