外伝 アルト編
これは、俺がイルナの街を出てからの話だ…
「ロイもがんばれよ!無理は、するなぁ!」
「はい!無理は、しませんよ!行ってらっしゃい」
ロイに見送られて、ライスさんとオッドさんと俺は、
北の洞窟に向けて歩き出した。
「ライスさんとオッドさんって、どんな関係?」
「オッドとは、実技テストで知り合ったんだ!実は、俺が、オッドに助けてもらったんだ!」
「えぇ!意外だな!逆ならわかるけど!あっ…オッドさんごめん!」
「いや…いいよ…あの時は…ライスもまだ今みたいに、ガッチリした身体じゃなかったからな」
「そっか!で…どうして助けられたんだ?」
「恥ずかしいが…モンスターの毒を喰らって、動けなくてな、モンスターに囲まれてしまったんだ!周りに居た奴等は、見て見ぬふりしやがって!脱落者扱いだ!そこへ、俺の救世主のオッド様のお出ましだ!
モンスター達を一網打尽だ!」
「ライス…話し盛り過ぎ!一体だけモンスターを倒したら、他のモンスターが逃げ出してくれたんだ。あの時は、助かったよ、他のモンスターが逃げ出してくれなかったら、おれもライスみたいになっていたよ」
「だからさぁ!オッドは俺の恩人なんだ!感謝してるんだぜ」
オッドさんが照れている!
街道を抜けて行くと、道が別れていた!
「ライスさん!こっちの道には何があるんだ?」
「鉱山だ!昔は、いい鉱石が採掘されたみたいだけどなぁ…何鉱山だっけかなぁ?メンマ?メレマ?なんか違うなぁ…?…マレン鉱山だ!スッキリした」
「そのマレン鉱山には、何があるんだ?」
「今は、封鎖されているんだ!なんでも、モンスターが出て来たから、採掘ができなくなったとかなんてか、聞いたな」
「ふーん!そうなんだ!ロイなら行きたいだろうな」
イルナの街を出てから、6日ぐらい経ったか?
ライスさんがもうそろそろ着くといい出した。
まぁ、話ししながらゆっくりと来たから、時間がちょっとだけかかってしまった。
北の洞窟に着くと数組みの冒険者達が順番待ちしていた。
「あーあ…やっぱり着くの遅れたー!」
「ライスさんとオッドさんが遅いからだ!」
「アルト…俺達も急いだ方だ!お前が早いんだ!」
しばらくしても、洞窟からは、冒険者が出てこない!
なんだか…順番待ちの冒険者がザワザワし出した!
「どうしたんですか?」
「いや、あのな…オレらが着いてから1日経ったんだが、前の連中が出て来ないんだ!4人組みだから直ぐに出て来ると思って野営して待っていたんだが…」
なんだか怪しい気配がするな…
すると…洞窟から…冒険者が出て来た…!
なんで…血まみれで、腕が無い!!
「グァァ」「グァァ」「グァァ」と幾つも雄叫びが聞こえてきた!
全員が息を呑み込んだ!
洞窟から出てきたのがてるタイガーウルフでは、なかった!なんかヤバイのが出てきた!
1人の冒険者が!「キングタイガーウルフじゃないか!!みんな!ここから逃げろ!」
と同時に、洞窟からタイガーヴォルフが数10匹が飛び出してきた!
これは、ヤバイ!俺が倒す!俺は、刀を抜いて出てきたヴォルフ達を倒していった。
「ライスさんオッドさん、冒険者の皆さん!俺が食い止めます!ヴォルフを倒しながら逃げて下さい!
キングは、俺が仕留めます。」
日月進歩を構えて、素早く周りに居るヴォルフ達を一掃した。残るは、キングだけだ!
攻撃を避けながら、一瞬の隙をつき…キングを斬り倒した!
「ハァハァ…さすがに強いな!」
「だが…洞窟の中から…ヤバイ気配がするな…」
「行ってみるか…」
俺は、洞窟を進んで行くと…初めてみるモンスターが居る!なんだこのモンスターは!
駄目だ…俺が手を出しては、いけない…
とりあえず、気づかれずに逃げないと…
ゆっくりゆっくり…!!気づかれた!!
「グァァー!」なんて言う雄叫びだ!耳が頭が割れそうだ!!意識が飛びそう…
そこに、黒いフードを被った二人組が現れて、モンスターの動きを止めた!
俺は、意識が朦朧として声も出ない…
二人のやり取りが、聞こえないが…助けてくれたのか?すると二人組は、洞窟の空洞の様なところに隠れた。
すぐに…誰かきた…ロイ?と鎧の騎士?
二人は、モンスターを前に…身構えたが…様子を見ている様だ。
しかし…一人だけ静かに、動いている…慌てて、鎧の騎士が助けに入った!
すると、モンスターがゆっくりと動き出し、攻撃の態勢を整えた!
俺と一緒にいる…フードの男達は、指を刺し合いながら、いいあいしている…?
そこへ…また…フード被った2人組が現れた!
2人組は、剣を構えて「光炎」と言うと、剣から光のオーラと火のオーラが剣からでてきた!
モンスターは、まだ身体が痺れている様子だ!
2人組が剣で同時に斬りつけ!瞬く間にモンスターを倒した!何か?を拾うと2人は、消えてしまった…
ロイ?と鎧の騎士ともう1人は、洞窟から出て行き
俺は、抱えられながら、フード達に外へ連れ出された。
外に出ると…ロイ?が叫んでいる泣いているのか?
しばらくすると…騎士達と一緒に行ってしまった。
「もう?大丈夫だな?」
「あぁ…もう行ったはずだよ」
「………」
「オレ達は、東の王国の国境まで行くか」
「わかった!早く行こうぜ」
「………」
だんだんと意識が戻ってきた…俺も東の国境へと連れて行かれるのか?
「じゃあ…行くよ…デセプラ!」
風が俺達を包んで宙に浮いた!ものすごい、勢いで
飛んで行く!また…意識が…
「どうだい?意識は、戻ったかい?」と声が聞こえる…「あっ!俺…生きてる!」
「今から、アルト君には、東の帝国に向かってもらうよ」
「えっ?東の帝国?どうして?」
「えっと…修行?だったかな?」
「そうだ!アルト!修行してサムライとかいうのになって来い!」
「えっと…意味がわかんないけど!しかも、どうして?俺の名前知ってるんだ?」
「やば!…さっき…!言ってただろ?ロイってガキが!まぁ…細かいことは気にするな!ほら!お前の刀だ!」
俺は、日月進歩を受け取った。
「とりあえず、アルト君には、東の帝国で修行してもらうから!これどうぞ、マジックバック!中に必要な資金から道具が入っているから!」
「オレ達も…もう時間切れだ!3年ぐらいしたら、イルナの街の南の遺跡に行ってほしい!・やば・い・
・じゃ・・ね」
空間が歪んでる?フードの2人組が歪みと共に消えてしまった!?
「なんだ!今の!消えたぞ!どうなってるんだ」
「どうせ…道なんか、わかんないし…帝国に行くか!でも…修行ってなんだ?」
こうして俺の修行の旅が始まった…




