野盗のボスと黒フード
ミナイ村の近くの森の中から村の様子を伺っている。オレは、全力で走ってきたので体力の回復も兼ねている。おそらく…野盗(紅の翼)の頭領がいるはず
だけど…村の人達の為に一人である程度、鎮圧してみるか、村人は、中央に集められてる。らしいからな!
様子を見る限りでは、村の入り口に2人立っている。ここから、石を投げて倒そう!石を投げた瞬間に全力で走って手前の家に入れば!絶対無理だぁ〜
どうやっても、見つかるの確定してる…
色々と考えていると、ミナジ村の方から黒いフードを被った二人組が歩いてきた。
「あー!君は!!ハシミ村の少年じゃない?」
「えっと?誰でしょうか?」
「君に釣り竿を渡したの覚えてる?」
「あっ!シルバープレートのお兄さん!?」
「思い出してくれた?忘れてたら、お兄さん泣いちゃう…」ゴツンともう一人に頭を殴られている!
「で!お前は、ここで何してるんだ?」
「実は、野盗の集団があの村を占領しているのですが…今のオレ…一人じゃ無理な気がしてどうしようか?悩んでいました。」
「そうだろな!ガキにはまだ無理だな!」
「オレ達が、討伐してくるから、君は、待っていなさい」オレの袋がガサガサ動いて、フワトが出てきた。
「ピッ」「ピッピッピッ」とお兄さんの頬にすりすりし出した!
「かわいいね」「名前は?」
「フワトっていいます」
「フワトちゃんか…かわいいね」グスッ
頭をよしよしとされて、嬉しそうにしている。
「じゃあ、フワトちゃんは、戻ってね」
「少年!名前は?」
「はい」「ロイっていいます」
「ロイ君か、フワトちゃんを大事にするんだよ」
「オレの名前は、イーロ!相棒はルトアだ」
「おい!ガキ!野盗に同情はいらない!あいつらは容赦なく倒せ」
「俺達が始末するから、ちょっとだけ待ってろ!狼煙が見えたら来い!いいな!」
「わかりました!」
「じゃあ…ルトア行こうか」
二人は、剣を抜いた…見たことない黒い剣だった。
剣を構えた瞬間に入り口の二人は、倒れていた!
早すぎて見えなかった!!あっという間に村に入り
野盗の叫び声が聞こえてきた。しばらくすると、叫び声が聞こえなくなった…5分ぐらいかな?狼煙が見えてきた。
村の中に入ると、野盗達は倒れていた。村の中央に向かうと村人達のロープを切っている、イーロさんが居た。
「イーロさん!すごいです!あっという間に片付けてしまうなんて!」
「おい!ガキ!俺もいるけどな!」
「ロイくん!後は、任せてもいいかな?もうすぐ助けもくるだろうし…ちょっと急ぎの用があるので」
「最後に…フワトちゃん!おいで」
「ピッピー」「ピッピッ」
やっぱり、フワトが嬉しそうにしてる!
「よし!ルトア!行こうか!時間も無いし!」
「そうだな!急がねぇと!」
「あれ使おうか?」
「まじかよ…!わかった…」
「じゃあ…ロイくんまた何処かで!バイバイ」
すると…ルトアさんがイーロさんにの肩に手を乗せると「デプラセ」と言うと空高く飛んで行った。
すごいなあの人達!!
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「これで、二つ目だなぁ」
「まだまだ、急がなきゃ」
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しばらくすると、イルナの街から、警備隊と冒険者達がやってきた。あっ!おじいさん達も一緒なんだ!
オレと村人達は、経緯を説明した。
「助かって、良かった!後は、我々が指揮をとる、君は、休んでいなさい。」
「しかし…こんな強い冒険者がいたんだな…野盗共をたった二人で倒すとは!コイツらは、A級指名手配の紅の翼だろ?」
「そうらしい!この頭領、元冒険者でシルバーだろ?」
なんだって!冒険者達の言っているのが噂話しじゃなかったら…オレだと勝てなかったな…
村人の手当てや被害等でバタバタしていたので、
ミナジ村の方へ行きます。と伝えてから村を後にした。途中日が暮れてきたので、野宿することにした。
丁度いい感じの横穴があったので、火を焚いて食事の用意だ!収納から材料を出して…具沢山スープとパンだ!温かい食事は、やっぱりいい!明日も早く起きて
遺跡まで進まないとな!
朝目覚めると身体が痛い…野宿は、やっぱり慣れない…朝食を済ませてから支度をした。今日は、ミナジ村には、寄らずに南の遺跡まで行こう!
南の遺跡まで順調にたどり着いた!遺跡付近には、5人組のパーティが、休憩している。
「こんにちわ!遺跡調査ですか?」
「君、一人かい?」
「そうです」
「遺跡までよくたどり着いたね!?途中でモンスターに遭遇しなかったのか?」
「遭遇しましたが…なんとか」
「みなさんは、今から遺跡に潜るのですか?」
「あぁ、遺跡に潜る前に食事を摂る準備をしているんだ」
「君も、一緒にどうだい?」
「ありがとうございます。…けど、依頼を急がなきゃならないので…」
「このまま、潜る事にします。」
「まぁ、モンスターも居ないから大丈夫だろうけど」
「気をつけて行くんだよ!」
「特に、罠に気をつけなさい!」
「はい!ありがとうございます」
遺跡の入り口は、それほど大きくなかった…通路を抜けて行くと…!広大な空間が現れ、外からの光に照らされて、眩い光を放っていた。
遺跡の壁には、光に照らされると反射する鉱物が含まれている、この鉱物は、ホワイトアイだ!
すごい!一つの光が幾つにも広がってる!
さてと、クエストのグリーンアイは?何処かな…
無い!無い!無い!この階にあるはずなんだけど…
下の階は、モンスターが出ると聞いたけど…大丈夫かなぁ?
地下1階に降りてきた、もう光が届かないな!ランタンで照らして歩くか!
少しずつ、歩いて行くとランタンの光にモンスターが集まってきた。やっぱり…出てきたよー!
遺跡やダンジョンのモンスターは、倒すと消えると言うか、吸収されるらしい!どういう事か…まだわからないんだけど、ナイフで対応しよう。
すると…DウルフとDオークが現れた!確実に一撃で仕留める!素早く倒すとすぐに消えていく…こういう感じに消えるのか!アイテムを落としてくれてる!素材?かな?ウルフの毛皮とオークの肉だった。これ使えるのかなぁ?一応収納に入れておくか。もうする、進むと広めの空間に着いた。
これ…なんか嫌な感じがする!空間の奥に通路が三箇所ある。どの通路からも…足音と羽ばたく音が聞こえる!
思った通り!?通路から、Dウルフ、Dオーク、Dバットが現れた!この空間に溢れるぐらいの勢いで襲ってきた!!よし!やればできる!ロイ!と言い聞かせて、モンスターを一撃で倒していった。
「ハァハァ…さすがに疲れてきた…これいつまで続くの?」と独り言を言っている。
ようやく…バットとウルフが終わった!さすがにやばいなぁ…後は、オークだけど10体、もうひと踏ん張りだ!なんとか倒したが…!えっ!まだ終わらない?歩く音が聞こえるんだけど!もう、立ってるのがやっとだよ…
後ろを振り返ると、入って来た通路から、遺跡の前で出会ったパーティが来た。
「おーい!君大丈夫かぁ?」
「ハァハァ…なんとか生きてます…」
「これ…君が倒したのか?よく大丈夫だったな!」
そうか!ドロップアイテムが山の様に落ちてる!?
「ははは」
「君?名前は?」
「ロイっていいます!よろしくです」
「ドロップアイテム拾うので、簡易マジックアイテムは、あるかい?」
あっ!忘れてた!アルトは、買ってあったけど…オレ買ってないんだ!こんな事になるとは、思ってなかったからなぁ…
「あの!簡易アイテムありますか?よければ譲っていただけるなら、うれしいです」
「譲ってあげるから、ちょっと休みなさい」
オレは、ドロップアイテムを拾うのを、お願いして少し休む事にした。
「ロイ君、落ち着いたかい?一体何があった?私達は、戦闘の音が聞こえてきたから、慌てて来たんだ!」
オレは、ここまでの説明をした。
「まさか!この遺跡でこんなにも、モンスターが出て来るとは、探索者ギルドに報告しないといけないな」
「そうですね!…でもオレ、グリーンアイを探さないと…」
「あぁ!それなら、ここの壁を見てごらん!」
よく見てみたら…周りの壁が緑色に光っていた!
これが、グリーンアイだ!さっそく採取することにした。採取を終えたオレは、一緒に遺跡から出ることにした。




