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第五十五話 作戦成功

リング上で大の字になった沢野に対して外人女子レスラーは止めを刺すかのようにコーナーポストに上って沢野めがけてフライングボディプレスをした。リング上に響く強烈な音が鳴り響く。外人女子レスラーはそのままフォールに入らずコーナーのはるかを呼び寄せた。はるかはすぐに意味が分かり、リング上に入った。そしてフォールに入っていた外人女子レスラーが退いたらすぐに沢野を肩足で踏みつけた。そして笑顔で勝利のVサイン。レフェリーはカウント三つを入れて沢野のフォール負けが決まった。

 この結果に観客から怒声と悲鳴が飛び交う。セコンドがあわてて入ってきて沢野を気遣う。そして狂子達シャドークィーンがリング下にやってきて実況席のマイクを奪い

「おい沢野!お前らのプロレスは仲良し子良しのお遊戯なんだよ。俺達はお前にこうやって屈辱を合わせる為にタイトルなんか無視してお前を痛めつけておいたのさ。頭の差だよ頭の差」

そして観客達に向かって

「お前達もこんなお遊戯なんか応援なんかしないで、俺たちの応援をしろよ」

と言ってマイクを捨てて、はるかも一緒にその場を後にした。

 木下がマイクを取り

「おい、モンスターか何だか知らないが、今度は私が相手になってやるから首を洗って待っていやがれ」

とリング上で絶叫して試合は終わった。

 観客をヒートアップさせるシャドークィーン側の作戦はうまく決まった。おかげでワルキューレとシャドークィーンの構想がマンネリ化しないで、引き続きワルキューレに参戦が出来るようになった。


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