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第五十四話 予想外の展開

 はるかはリングインするなりマイクを持って

「おい、沢野!私がお前ごとき相手にするわけないだろ。お前の相手はこのモンスターシャドーだよ」

と言って外人女子レスラーを紹介する。観客やワルキューレの人達が驚く中、はるかは

「沢野良かったな。こいつから三分間逃げ回ればお前の勝ちだぞ」

このはるかの挑発に沢野は怒り心頭で

「何だとコラ!無制限でやってやろうじゃねーか」

「おい早くゴングを鳴らせよ」

沢野は試合開始のゴングを要請して、他の連中をリングから降ろさせた。はるかは反対側のコーナーポストに立って試合を見ることにした。

 試合が始まり、沢野とモンスターシャドーとの取っ組み合いが始まった。セコンドのエリカははるかの演出には面食らったが、今の流れからいって上層部の演出だと考え、もうリング上の沢野の心配の方に新駅を集中させていた。木下でさえ、沢野の演出だと思ってリング上では普通に試合がされると思っていた。沢野は全くの予想外のことで、タイトル戦の後でダメージが大きく満足に試合が出来る状態じゃなかったが、はるかの挑発にはどうしてもああ答えるしか無く、勢いで試合に挑んでいた。

 リング上では沢野が外人女子レスラーに攻撃するが外人女子レスラーはパワーで沢野の攻撃を跳ね返し、逆に沢野を痛めつけ始めた。沢野は外人女子レスラーの攻撃でリング上に大の字になった。この展開にエリカは焦り、木下は外人女子レスラーの登場は沢野の演出じゃないとやっと気づいた。

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