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咲瀬町の小さな物語  作者: しょーたろー
第二章 Re:Member
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第二章 Re:Member エピソード17 Break the ship at the beach

最新話になります!

是非見てください!!

2日後。2人が付き合っているということは学年中に広まっていた。そりゃあそうだろう。あんな大勢が集まったお疲れ様会なんだ。2人が告白しているのを見た人くらいいる。

それに・・・。


「あ、あれは三宅くんだよね?」俺と綾瀬さんは2人で廊下を歩いていた時に見つけた三宅くんの姿はその・・・180度変わっていた。

パーマをかけていた髪にピアスをあけたような跡が残っている耳。いかにもチャラついたような格好だったのに、今の姿は髪をストレートにし眼鏡をかけて制服もちゃんと着こなしてる。ボタンも全部しめてるところを見ると、本当に三宅くんなのか心配になってくる。


「三宅くん、その格好どうしたの?」綾瀬さんがそう聞くと三宅くんは「大切な人できたからあんなままじゃダメだと思ってさ。」と簡単に言い放った。

三宅くんの本当の姿なのだろう。キャラをいきなり作ったりしたらぎこちなくなるはずなのに馴れているように思える。


「心さん、良太郎くん。この前はありがとうね。」


三宅くんが次に言った言葉はこれだった。


「い、いきなりどうしたの?!三宅くんらしくないよ!」俺がそう言うと三宅くんはキョトンとした顔でこちらを見ていた。


「どうしたもなにもないよ。紅葉さんと付き合うことができたのは他でもない君たちのおかげだから。君たちの応援のおかげで今の僕らがあるんだよ。だからありがとうね。大事な人と繋がるきっかけを作ってくれてありがとう。僕に一歩踏み出すことの大切さを教えてくれてありがとう。本当に、ありがとう。」


彼から渡されたその言葉は俺の心の隙間を埋めていった。

感謝とはそういうことを言うのだろう。

感謝していることを素直に受け止めると照れくさいけどやってきて良かったと思える瞬間なのだ。

誰かのために頑張れることがここまで自分をその人を幸せにできるのだから優しさの大事さを改めて感じることができた。


そしてもう一人。応援しなければならない人がいる。その人の恋はどう転ぶか分からない。けど、どんな結果になったとしても慰めるのがと友達というものだと俺は思っている。


♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


毎日ここに来ては絶望に浸ってしまう。

分かってるのに。

後悔しても遅い。

もうしてしまったことだから。これがいいんだとこれが正しいんだと考えたから決断したのだ。

でも、こんなの嫌だよ。こんな・・・不幸なんて。


だから願い事をしたのかもしれない。

この願い事が叶えば1年、1ヶ月、1週間、1日、1時間、1分間だけでも幸せだとこの気持ちに嘘はないと思ったからだ。


また後悔してる。


だって・・・こんなにも愛おしく思ってしまうなんて思わなかったから。

話せば楽になるのかな。離したらまた遠くに行ってしまうのかな。


もう後悔しないためにいつか話すと決めた。

それがどんな結果になったとしても後悔しない。

そう心に約束した。


「もし君の気持ちが実ることがあったらどうするつもりだい?」


他の人には見えないなにかがそう質問してきた。でもその質問にはこう答えるしかできなかった。


「いつか答えることができると信じてる。」








最後まで読んでくださりありがとうございます!

Twitterの方でも感想や質問を承っていますのでどうぞよろしくお願いします

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