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咲瀬町の小さな物語  作者: しょーたろー
第二章 Re:Member
40/50

第二章 Re:Member エピソード12 I am sure to go to heaven

お久しぶりです!

20日ぶりの更新です


そのため書き方をほとんど忘れてしまいました!

物語は繋がっていますので安心して読んでください。

俺と綾瀬さんが2人で話に盛り上がっている途中に送られてきた一通のメール。そのメールを見たのは放課後のことだった。

俺はその文章を見た途端、俺の頭に浮かんだのは走れという命令だった。状況整理、三宅くんの気持ち、そんなのを一切合切無視し走り続けた。三宅くんを見つけるために。


「待って!私も・・・一緒に・・・行く・・・から・・・。」

そう言って俺の跡を追いかけてきたのは綾瀬さんだった。俺は綾瀬さんのその言葉に対しまともな返事をすることが出来なかった。そんな余裕がなかったから。


2人で走りながら探すこと約1時間。やっとの思いで見つけたときには遅かった。なぜなら彼は絶望しかしていない表情だったから。

三宅くんを見つけた場所は咲瀬公園でブランコに腰を掛けていた。そのときの彼を例えるなら誰もが認めるほど努力をし続けてきたのにもかかわらず報われなかったときに味わうあの絶望感。涙すらもでない。現実を受け入れられるほどの容量を残してないくらいのもどかしさ、悔しさ。報われなさ。

俺は余りにも可哀想に見えてしまい声をかける勇気がなかった。すると、綾瀬さんが俺に向かって一言。


「こんな時に同情なんていらないよ。友達に対して一度でも協力する応援すると宣言したからには同情せずに状況を整理しこれからどうしていけばいいのか的確なアドバイスをしていくことが大事だよ。ここで可哀想に、大丈夫?と慰めてしまえば人は成長しないよ。友達だと思っているのなら友達が間違った考えや行動に進まないようにし、お互いで競い合いながら成長していかないとダメだと私は思う。」


ズバッと言われたこの言葉に俺は何も言い返すことができなかった。「偉そうに言ってごめんね。でも彼のことを思うのなら最後まで応援しなきゃダメだと思わない?」そう言う彼女はなぜそこまでして友達思いなのだろうか?


「それで、どうして諦めたの?」綾瀬さんがそう聞くと三宅くんは薄れた声で経緯を話してくれた。


「俺さ、心ちゃん達が譲ってくれた席に2人で座っていて自分ていうのもなんだけど上手くいっていたと思う。いや、本当は上手くいっていなかったんだと思う。だってさ上手く言っていたらあきぴょんの隣の席って偶然にも空くと思う?そこに偶然にも誠也が座ると思う?そこからは想像通りさ。2人が絶好すればいいのにとも思ったさ。けどさやっぱりそんなにあまくないもんだよな。だってさ、2人が絶好すればいいのにと思いながらも2人が幸せになればいいのにと思う気持ちのほうが強いんだから。そうやってケジメつけたはずなのに何故か・・・心が痛いんだ・・・。悔しさでいっぱいなんだ。」


・・・。なんて言えばいいのだろう。失恋した友達になんて声をかければいいのだろう。口下手な俺がどう言えば三宅くんのためになるのだろう。そう考えていたら綾瀬さんが


「三宅くんは凄いよ。うん、本当に凄い。だって好きな人をとられたにもかかわらず幸せになって欲しいと思えるんだから。だって目の前でとられるんだよ?私なら諦めずにアプローチを続ける。けど、恋って諦めが1番大事だと思うの。好きな人と上手くいって恋人になったとしても押し付けたりしたら嫌われるし逆に言うことばっか聞いてたらいいなりのような扱いしかしなくなるし。諦める時には諦めて譲れないところでは前に進む。その見極めが必要だと思うの。私もさ友達と同じ好きな人だったらさ私と友達、どっちが好きな人のことを幸せにできるか考えちゃうんだ。だから三宅くんに1つアドバイスを言います。あなたにはまだまだ道が続いてる。18歳なんて序盤なんだよ。まだまだ続く道の途中で転んだりしちゃダメ。時には挫けそうになったりすることもあると思うけどこれだけは覚えておいて。そんなこと自分の人生の中の1ページにしか過ぎないんだよ。苦しい、挫けそう、もうダメだ、そう思うことなんて人生いっぱいある。けどこれも幸せになるためなんだ、これを乗り越えればまた道が開くんだと思えば楽になると思わない?その険しい道を抜ける方法だって2つしかないんだよ?諦めずに前に進み続けるか逃げるかの2つだけ。逃げるが勝ちって言葉があるんだから。もう無理だと思ったりしたら逃げればいいのよ。逃げて新しい抜け道を見つければ乗り越えられるんだから。だからこんなことで挫けたらダメだよ。1人で抱えこまずに助けてくれる仲間がいることを忘れたりしないでね。」


彼女の言葉は俺にも響いてしまった。逃げてもいい。逃げたのなら新しい抜け道を見つけるまで努力し続ければいい。そういうことを彼女は三宅くんに伝えたのだろう。

努力すれば必ず報われる。その言葉の意味は多分、努力をし続ければ必ずいいことが起きるんだということだと思う。いいことというのはなにも成功だけではない。失敗するかもしれない。けれどその努力は何も無駄になることはないのだ。第三者が見てるかもしれない。見ていたのならその人の印象は努力している人に変わる。努力は応援に繋がる。たった一人の応援も努力次第では大勢からの応援に変わるかもしれない。そういう意味だと俺は思うのだ。

だからこそ三宅くんのことをここまで応援したのだろう。三宅くんの秋田さんへの思い。その思いからなる行動も考えも見続けてきたから応援してきたのだろう。

何も努力していなければここまで応援しよう協力しようと思うことはできなかった。

努力していない人ほどよく吠えたりする。けれどその人達は自分の努力を見誤り過信し傲慢に考えているから報われないのだと思う。

俺はどうだろう。これまで努力してきたことはあるのだろうか。恋愛も初恋だけ熱く燃えてあとは中途半端だった。勉強も運動も何もかも。


俺はこのグループに入って良かったと思っている。俺にはないものをみんなもっているからだ。

俺はこのグループで色々なことを学ぶのだろう。そう思ってしまった。

そして三宅くんはというとどこか大人びてる表情をしていた。


最後まで読んでくださりありがとうございます

来週投稿予定です。

見てくださったら有難いです

よろしくお願いします

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