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咲瀬町の小さな物語  作者: しょーたろー
第二章 Re:Member
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第二章 Re:Member エピソード13 One day Chiaki's thought

お久しぶりです


最新話です。


是非みてください。



俺と綾瀬さん、三宅くんの3人で話していると一斉メールが届いた。

メールの内容はというと


『お疲れ様!!今からみんなでお疲れ様会やろうと思うんだけどみんな集まれる?』


という大輔くんからのメールだった。俺はみんなが行くなら行こうと思う。みんなといってもここにいる2人のことだ。俺だけ行っても鈴木くんや秋田さんとまともに話すことができないと思うし三宅くんのほうが気になるし。


「み、三宅くんどうする?」俺はこの気まずい雰囲気に耐えきれずにこう口走ってしまった。

ど、どうしよう?

綾瀬さんに助けを求めてみるもタイミング悪すぎという顔をしている。ほ、本当にごめんなさい・・・。


「俺、行くよ。」俺が綾瀬さんにこれからどうすればいいとアイコンタクトを送っていた時に三宅くんがそう返事をした。


「行こうぜ!高校最後の文化祭だったんだし、お疲れ様会に俺の好きなメンバーが集まるんだし、それに好きな人と過ごせるしな。」

続けて彼はこう言った。

「好きな人といたいってまだ思えるってことは俺はまだ諦めきれてねぇってことだと思うしね。」


彼のその真っ直ぐな言葉はこの果てしない空に夢を抱いて飛び立つ鳥のように意志が固いように思えた。

俺も綾瀬さんもそこまでいう三宅くんのことを止めることはなく一緒に行くことにした。


♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢

先を行く三宅くんに対して後を追うように俺と綾瀬さんは歩いていた。


「俺もさ、小さい時に好きな人いたんだけど告白できなかったんだよね。」


俺が唐突に恋愛の話をし出すと綾瀬さんが顔を赤くしながら「いきなり何を言い出すのよ」とツッコミをいれてきた。


「いや、前にも言ったじゃん?俺の両親離婚してるって。離婚する前に住んでいた家の隣にさ俺と同い年の子が住んでたんだよ。もう10年くらいも前だから名前は思い出せないんだけどその子と毎日遊んでいたんだよね。今でもあの時の気持ちを思い出せるくらい楽しかったな。でもその子、引っ越しちゃってさ。それっきり会ってないんだ。」


「その子ってどんな子だったの?」綾瀬さんが俺の話を聞くなりそう質問してきた。気になるだろうと思っていたからあえて言わなかったことを心の内に閉めて俺はこう返事をする。


「例えるなら綾瀬さんの性格の反対って表現が1番正しいかな?ほら、綾瀬さんって誰とでも仲良くなれるし、明るい性格じゃん?でもその子は人見知りでいつも本を読んでいて、失礼だけど暗い性格だったんだよね。」


「そうなんだ。蒲池くんって人見知りな女の子がタイプなんだ。」


「ち、違うよ!その子の笑顔が好きだったんだよ。」我ながら恥ずかしいと思いながらちゃんと説明をする。

「その子の笑顔はただの笑顔じゃなかったんだ。どんなに苦しくても辛くても笑顔だったんだよ。感情表現が下手だったなって今更思うけどその子の笑顔を俺は守りたいって当時は思っていたんだよ。」


男とならあまり恥ずかしがらずに言えるけど女の子の前でこんなにも堂々と言うのは初めてだし・・・恥ずかしい。俺の頭から湯気がでてるんじゃないかって思えるくらい火照ってる。


「その子に会ってみたいって今でも思うの?」


綾瀬さんが俺の顔を見ながらそう聞いてきた。まるで真実を聞こうとする刑事みたいに。


「うん、思うよ。っていうか信じてる。いつか会えるって。」


「会ったらなんてお話するつもり?」


「わかんない。ま、その時にでも決めるよ。」


俺はそう返事をしたが本当のことをいうと最初から決めているのだ。でもなんて言うのかを俺は思い出せないでいた。





最後まで読んで下さりありがとうございます。


気まぐれすぎてすみません。


頑張ります。

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