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咲瀬町の小さな物語  作者: しょーたろー
第二章 Re:Member
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第二章 Re:Member エピソード5 I think without thinking parting.

お久しぶりです。

初めましての方は初めまして。


やっとですね。

本当に申し訳ございません。

最後まで読んでくれたらありがたいです。

よろしくお願いします

次の日から俺は大輔くん達と連むようになった。連むといっても大輔くんの隣は綾瀬さんだし、俺の隣は木崎さんだから席を移動することなく話すことが出来る。


「他クラスにもグループのメンバーがいるって言ってたけどどんな人達?」


ある日、俺が大輔くんにそう質問をしてみた。大輔くんは唐突な質問にも関わらずあっさりと答えた。


「他のメンバーはみんな部活入ってるからね。俺と綾瀬と良太郎くらいだよ。部活に入ってないのって。まぁ、そろそろその質問がくると思っていたから今日の放課後に紹介するけどね。」


そう言ってウインクしてきた。どんな人達なんだろう。


まさかこの学校唯一のヤンキーとかいたりして・・・。

いやいや!それはないでしょ!俺、2ヶ月いるけどヤンキーらし人は見かけたことすらない。


じゃあサッカー部のエースとかがいたりして・・・。

・・・・・・。それはそれできついな。リア充ってことだろ。女の子にモテモテってことだろ。モテモテなのにも関わらず「いや俺はサッカーに集中したいから付き合えない」的な返事をして彼女作らないんだろ。モテない男からすれば羨ましい限りだぜ!

一体どんな人がいるのかを考えていたらいつの間にか放課後になっていた。


大輔くんからは一旦家に帰って着替えたあと、咲瀬公園に集合と言われた。

どうやらそこの公園で花見と俺の歓迎会をしてくれるらしい。大輔くん、ありがたやー。


俺は自分の部屋にあったお菓子(未開封)をもち、自転車に乗って咲瀬公園に向かった。

俺が着いた時には誰もいなくて場所間違えたかなと思っていたら立ち入り禁止の場所に綾瀬さんがいた。

綾瀬さんと声をかけるとびっくりしたのかこちらに振り向いた時の表情は苦虫を噛み潰したようだった。なにかバレたらまずいものでも見てしまったのかな?そう思いながら綾瀬さんのところに向かうと、綾瀬さんが至近距離まで迫って下を見ながら


「なにも見なかったことにして欲しいな。」


と俺に対して呟いた。その時の声音は綾瀬さんらしくないほど弱かった。


「立ち入り禁止の場所に入るなんて綾瀬さん中々の問題児だったりしてね。」


俺がそう言うと綾瀬さんは


「そう・・・かもね・・・。」


と独り言のように返事をした。え?もしかして不味いことでも言ったかな俺。

不穏な空気が俺と綾瀬さんの間に流れていたら綾瀬さんから「ここ立ち入り禁止の場所だしそれに花見をするところはここじゃないから出よ。」といつもの笑顔といつもの声音で言ってきた。腕を捕まれて走り出した彼女の後姿は何故か目に焼き付いてしまっていた。


しばらくすると大輔くんや木崎さん、今まで会えなかった他のメンバー達も集まってきた。シートを広げそれぞれ持参してきたものを置いたところで、主催者である大輔くんからの乾杯の一言と同時に花見が開かれた。

俺は今回から初めての顔合わせとなるメンバーとの友好関係を深めるために自己紹介をした。


「蒲池良太郎です。趣味は読書です。インドア派ですがどうかよろしくお願いします。」


俺がそういったのを皮切りに俺以外のメンバーも自己紹介を始めた。


「荒川大輔です。趣味はゲームしたり外で遊んだりすることです。インドアでもあるしアウトドアでもある。とりま、このグループのリーダー?です。今後ともよろしく。」


「木崎彩音です。趣味はあなたと同じ読書かな。あと、カラオケとかかな。隣の席だしなにかあったら相談したね。結構、相談に乗る方だから。」


「馬場大河だ。趣味は特にないがサッカー部に入っている。一応、生徒会長でもあるから校則違反を見かけたら先生に報告しないといけない。俺は友達が怒られる姿はあまり見たくないからあんまりしないでくれよ。」


「南英里奈です。生徒会副会長やってたりします。あとは、バレーボール部所属です!ちょっっとだけ文武の文が抜けていたりするけど、頑張る時はとことんと頑張るのが私です!よろしくね!」


「秋田紅葉です・・・。名前の由来は・・・その・・・秋に生まれたからです・・・。だから・・・その・・・あんまり名前のことでいじったりしないでね・・・。わ、私も・・・インドア派だから・・・よろしくね・・・。」


「三宅流星っす。趣味はカラオケだけど行く相手は基本大輔か心ちゃんか彩音っちだけだから、いけたらマジ感謝っす。一応、俺と秋ぴょんは演劇部っす。まぁ、知ってると思いますけど内の学校って演劇部の中に音楽コースあるじゃないですか。そこに俺ら所属してるっすね。とりま、これからよろしくっす!」


「鈴友誠也です。陸上してるし別のクラスだから会ったりしたら気軽に話しかけてくれよな。どうぞよろしく。」


「綾瀬心です。名前の由来は喜怒哀楽を分かち合える存在になって欲しいというのが由来です。趣味は・・・特にないかも。特技もあんまりないし部活にも入ってないけど、私はどんな時でもみんな味方でいるつもりだから、相談事があったら相談してね。よろしくね、蒲池くん。」


俺がこの学校にきてできた友達。みんな個性があって賑やかで楽しい。俺はこのグループに入って良かったとつくづく思った。


♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢♢


その日の帰り道。俺は大輔と2人で帰っていた。


「今日はありがとうね。こんなイベントを作ってくれて。とても楽しかったよ。」


「やっぱ楽しいよな。仲のいい友達と一緒になにかをするって。それが花見だろうと鬼ごっこだろうとくだらねぇオリジナルの遊びだろうと絶対に盛り上がるし楽しいもんだよな。これ、人間の共通点だと思うんだけど、どう?」


「確かにそうかもね。仲のいい友達と遊ぶのって今も昔も楽しいもんだからね。」


俺と大輔くんはこんな話をしながら帰っていた。すると、大輔くんから


「なぁ、好きな人いるか?」


と突然聞かれた。


「いや、いないけど・・・。」


頭をよぎっていったあの人はそういうのじゃない。好きとかそういう気持ちじゃない。そう自分に言い聞かせていたら


「いないのなら安心できる。俺はさ木崎のことが好き・・・なんだよね。」


まぁ仲良さそうだしそうだろうなと思っていたけどまさか本当に好きだったなんて。


「俺は応援するよ。余計なお世話じゃなければだけど、木崎さんに大輔くんのことを好きになってくれるようにアプローチかけたりしてみるよ。」


俺がそういうと「気持ちだけ貰っとくよ」と力のない言葉で返事をした。


「もしかしてだけど、木崎さんって好きな人いたりするの?」


俺が恐る恐るそう質問した瞬間に大輔くんの携帯にメールが届いた。

俺はこのあとものすごく後悔をする。大輔くんの好きな人を知ったことじゃなくそのメールをたまたま見てしまったことに。


携帯の中身は個人情報、いわば絶対に知られてはまずい機密データみたいなものだ。

よく恋人や夫婦が勝手に相手の携帯をみて浮気が発覚して喧嘩、挙句の果てには離婚というのがよくある。俺はその浮気した相手が悪いとは思うけど100パーセント悪いとは思わない。だって勝手に相手の携帯の中身を見る方の逆ギレに過ぎないじゃないか。単なる異性の後輩からのメールだったり、異性の上司からのメールだったり、学生時代からの友達からのメールだったりと考えられることは沢山ある。匂わすような内容だったりもあるけれど単なる相談事だったら関係のない第三者が悪者扱いされているみたいじゃないか。

だから俺は人の携帯を見たりしない。そのつもりだった。

ほんの2秒くらいだったと思う。体内時間だからもっとかかっているとは思うけど俺はその一瞬に見てしまった。


『大河くんって好きな人いるのかな?両思いになる方法を教えて!!』


そのメールは木崎さんから大輔くんに宛てた恋愛相談だった。



最後まで読んで下さりありがとうございます。


来週の木曜日に投稿します。

評価してくれたら必ず木曜日に投稿します。

ブックマーク登録してくれたら火曜日投稿します。


よろしくお願いします

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