第二章 Re:Member エピソード4 Neither affection nor imagination is exhausted
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あの日の放課後から数週間が経った。
俺は綾瀬さんと一緒に帰るのが習慣になっていた。たまに木崎さんも一緒に帰ったりするが、いつもは綾瀬さんと2人で帰る。
俺が転校してきてから1ヶ月。隣同士の席でいつも一緒に帰ってるということもあり、クラスでは俺と綾瀬さんが・・・その・・・付き合ってるなんて噂が出回ったりした。
流石に否定したが、信用して貰えなかった。俺は否定してたけど、綾瀬さんはそれほど否定もしてなかった。
俺に気があるのか?と思ったが、実は違うみたいで。
俺は綾瀬さんになんで否定しないのかを聞いたらこう答えた。
「あと3週間も経てば春休みだし、来月からは3年生でクラス替えがあるからね。噂も消えるよ。」
綾瀬さんはそう返事をしてニコッと笑った。俺の気持ちを少しでも返して欲しい。そう思ったが綾瀬さんの笑顔を見ると否定する気も無くなってしまった。
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春休みに入り俺は提出しないといけない課題を済ませ、部屋でダラダラと過ごす毎日だった。
俺はインドア派だから食事以外で部屋を出た回数なんて5回も無いはず。
インドア派の人なら理解出来ると思うが、部屋から出るのがめんどくさいし、漫画やテレビがあればもうなにもいらないよね。これに麦茶が加われば言うことなし。
ダラダラした生活を過ごしてるうちにとうとう4月になった。俺は3年生になったのだが、ここで問題がひとつある。元の生活に・・・戻らない・・・!
休み中の就寝時間は朝5時。起床時間は午後3時。最初の登校日は一日中起きたので問題がなかったのだが、次の日からが問題だ。授業中に寝たりしたら内申に傷がつく。
次の日。教室に入り自分の席に座ったあと、これからについてどうしようと考えていたら、隣から「大丈夫?」と誰かが声をかけてくれた。誰だろうと思って声がした方を見たら綾瀬さんではなく、木崎さんだった。
「木崎さんか。そう言えば同じクラスなの?」
「何そのガッカリしたような言い方。別にいいけどさ、本当に大丈夫?顔色が悪いよ。心も心配してるからね。」
クラス替えしたから他のクラスだった木崎さんと同じクラスになったのか。そう言えば綾瀬さんは同じクラスなのだろうか?
「綾瀬さんも同じクラスなの?」
俺は睡魔と戦いながら木崎さんにそう聞くと、木崎さんは「そうだよ」と言って少し不機嫌になっていた。
「なんで不機嫌そうにしてるんだよ」
俺がそう聞くと木崎さんはもっと不機嫌になりながら
「心配して損した。あなた、ただの寝不足じゃない。心にも心配しなくていいって言っておくから。休み時間内は少しでも体を休めな。」
木崎さん・・・!君の優しさに感謝するよ!
俺は木崎さんの優しさに甘えてぐっすりと寝ることにした。
「起きて・・・起きてってば・・・起きろ!」
何かが俺の右腹に刺さった。俺の安眠を邪魔したのは誰だと思い隣を見たら木崎さんだった。
俺は寝不足だったから気づかなかったが、どうやら隣の席は木崎さんで右斜め前の席は綾瀬さんのようだ。
「手加減して上げろよ。」
そう言って笑っているのは俺の前の席の人だった。
「だって、起きないんだもん。」
木崎さんがそう言ったのを皮切りに2人の言い合いが始まった。最初は小声だったが、段々とヒートアップしていき教室中に聞こえる程の言い合いになって言った。綾瀬さんは笑顔でまぁまぁと言って和ませていた。
俺はというと眠気に負けてしまい二度寝を初めようとしたが、言い合いをしていたはずの2人にたたき起こされた。
2人は担任の先生に怒られていた。俺はというと今が何の時間なのかを綾瀬さんに聞いていた。どうやら来月にある文化祭の出し物を決める話し合いをしているらしい。
何をするのか全く案が出ずに授業が終わってしまった。
今日の授業はもう終わるそうなので帰る支度をしていたら前の席の人から「ちょっと待っといて」
と言われ俺は頷いた。何をされるのかを考えていたらもう放課後になっていてみんなが教室を後にしていく中、木崎さんと綾瀬さんと俺の前の席の人と俺だけが残っていた。
「紹介が遅れてごめんね。俺の名前は荒川大輔。よろしくな!」
「蒲池良太郎です。よろしく、荒川くん。」
俺がそう返事をすると荒川くんは続けてこう言った。
「俺のことは大輔でいいよ。それと、俺らのグループに入らない?グループ名はないただのいつメンみたいなもんだけど。この教室だと俺と綾瀬と木崎だけかな。他にもメンバーはいるんだけど別のクラスにいる。それで、どうかな?」
俺がこの学校に転校してきてできた友達は2人。綾瀬さんと木崎さんだけだ。
彼のようなリーダーシップのあるような人が俺にとって必要なのは自分でも分かっている。こんな誘いはもうないだろう。
俺みたいな人でも友達になってくれるのなら、グループにいれてくれるのなら、俺は。
「迷惑じゃなければ。よろしくお願いします。」
そう言った時の大輔くんの表情は素直に喜んでいる無邪気な子供のようだった。
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