第一章 十年十色 第十八話 絆の距離
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響の携帯に着信がなった。
相手は由奈からだった。
「なに?」
響がそう問うと由奈は
「聞きたいことがあるんだけど・・・少し時間ある?」
そう言った由奈に対し響は「嫌だ」と言って電話を切ったのだ。
なぜ切ったのか、理由はただ一つ。分かっていたからだ。由奈が聞きたい内容について分かっていたからだ。
それに今、目の前にいる人の方がそんなことよりも大事だからだ。
「ごめんね。それで話の続きをしよう。」
そう言うと彼女は
「誰から?まさか・・・石本由奈ではないでしょうね?」
そう聞いてくる彼女の目には憎しみの色をしていた。
「そうだけど・・・」
その時の彼女は見ていて嫌だった。
「憎たらしい!憎たらしい!憎たらしい!あいつだけは憎たらしい!」
彼女はよほど由奈ののとを嫌っているのだろう。見ているこっちにも伝わるほどだったからだ。
「それで、なんの用なのよ。」
彼女は少し落ち着いたのか腕を組みながらそう聞いてくる。
「いや、その・・・君の特異体質について教えて欲しいんだけど。」
そう聞かれた彼女、岡本まなは嫌そうに答える。
「私のはなんでも記憶に残るっていうやつよ。」
嫌々ながらに答えてそれだけなら帰ると行って帰ろうとするが響が慌てて彼女の手を掴んで
「ちょっと待ってくれよ。ここに呼んだのには理由があるんだよ!話を聞いてくれ!」
まなは少しだけならと言って早く終わらせろと言わんばかりに質問するよう促す。
「いや、その・・・どんな願い事をしたの?それは由奈ちゃんにも関係あるの?」
まなは本当に嫌そうに答える。
「私のは対したことない。ここで少しだけ嫌なことがあったから願い事をしたのよ。」
こことは今、響とまながいる場所。
そこは、由奈とまなにとって思い出深いところだった。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
新キャラ登場です!
彼女の過去を次回やりますので乞うご期待!w
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