第一章 十年十色 第十七話 新たなる提案
お久しぶりです!
初めましての方は初めまして!
最後まで呼んでくれたらありがたいです
宜しくね!
ついにこの日が来てしまった。
そう感じた由奈は少し憂鬱な気分で1日を過ごす。
今日、由奈や宏が知らないことが分かってしまう。自分たちで知ろうとしたことなのだから後悔はない。けれど、知ったあとどうなるのか分からない。
そんなモヤモヤな感情と少しは嬉しいというワクワクな感情が相まっている。
そんなこんなしていると宏から連絡が入った。
「今どこにいるの?もう竜崎さん来ているよ。」
「え?あ、分かった。今、準備するから。」
由奈は時間を気にしていなかったから気づかなかったけれど、待ち合わせの時間をとっくに過ぎていたのだ。
家を出て待ち合わせの場所に着く。そこにいた宏や竜崎さんはイメージしてたよりも怒っていなかった。
「よし!じゃあ始めるよ。何から話そうかな〜。」
そう言った竜崎は少し考えたあとこう言いだす。
「まず初めに言うと僕は最近まで特異体質を持っていたんだよね。」
「どんなのだったの?」
由奈がそう言うと竜崎は
「僕のは嘘しか言えないってやつだよ。これまた大変だったよ。嘘しか言えないんだからさ。」
「それで、何を願ったんだよ。」
宏が特異体質の話よりもそっちを聞きたいと言わんばかりに質問する。
「あぁ、それね。僕の願いはね。忘れている記憶を思い出したいだよ。」
忘れている記憶?それは一体なんだ?そう疑問を持った2人に対して竜崎は続けてこう言う。
「みんな忘れているのさ。小学2年生の頃をね。多分、みんな断片的に思い出したりふわっとしか思い出せなかったりだと思うんだよ。僕はそれが嫌だったから願っただけさ。」
確かに由奈も宏もあまり思い出すことが出来ない。
「そして僕は思い出したんだよ。みんな顔を思い出せないかもしれないけどあやせさんって覚えていない?」
「そんな人いたかなくらいにしか」
「私もそんな感じ」
宏も由奈もあやふやとしか思い出すことが出来ない。
けれどいたとは思う。
「僕もそんなハッキリ顔とか思い出せるかって言われたら無理だけどその人と過ごした思い出だけは思い出せるようになった。その中に由奈ちゃんや宏くんがいたんだよね。」
「なんで私たちがでてくるの?」
そう思った由奈は竜崎に質問する。答えが見えているのに。今までの話から推測すると分かることなのに。
「由奈ちゃんや宏くんがでてくるのも小学生の頃の仲良しメンバーの一員だったからだろ。だから、僕らのメンバーの内、誰かが忘れさせるように願ったんだと僕は思う。響くんも覚えていないみたいだし。ただ、仙人さんだけは異例なんだよな。」
「確かその人って響のことを覚えていたって人でしょ?」
宏がそう聞くと竜崎は
「うん。あの人はあやせさん以外のことを思い出しているんだよ。誰と仲良かったかまでね。だから思い出そうと思えば思い出せるんじゃないかな?」
そうあっさりと言う竜崎に呆れる一方、そのあやせさんのことが気がかりでしょうがない由奈。
あやせさん。どっかで聞いたような苗字だな。
どっかで・・・
「あ!思い出した!」
「な、なにをだい?由奈ちゃん」
由奈はそう言うなり立ち上がったせいで二人ともびっくりしている。そして由奈はこういう。
「響くんが言ってたんだよ!私や宏くんに協力するって言ってくれた日に独り言で言ってたあやせさんって」
確かにそう言っていたと思った宏はあることを提案する。
「こういうのはどうだろう。響くんにあやせさんのことを聞いてみよう。そしてみんなで集まろう。小学生の頃みたいに。僕らが前に仲が良かったのならみんな集まれば忘れていた記憶を思い出すかもしれないじゃないかな。」
その意見に対して竜崎も由奈も賛成であった。
その時の仲の良かったメンバーが一体何人なのか分からない。みんな何しているのか分からない。
だからこそまた集まりたいと思った宏だった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「やっと、俺の願いが叶う。」
仙人はある場所に行きある人に話しかける。
「俺の特異体質は嘘がつけないだったからな。今なら嘘がつけるよ。」
その人は返事をしないが仙人はそのことを気にしない。
「俺の願いが叶えば・・・実行出来るよ。それまで頑張っててね。」
そう言い残した仙人はその場を後にする。その時の仙人は少しの嬉しさで涙が出ていた。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
来週に投稿しますね!
私事ですが今週誕生日を迎えますのでそれまで楽しませてください!
よろしくお願いします!!




