第二十七話:現実逃避の少しエッチな物語
バニーガールでび子と深夜子に囲まれるみぎゃー
「ホラ、サッサとステージに上がりなさい。
皆の前でアタシ達にイジめられる姿を見られたいんでしょ?」
気が付くと僕は、バニーガール姿のでび子と深夜子に囲まれていた。
ココは…何かの会場?周りにはたくさんの人が観客のように囲んでいる。
「フフ、恥ずかしさはスパイスですよ?
ホラ、皆の前で私のバニースーツ嗅いでも良いんですよ?」
僕は意味がわからなかった。
何故こんな場所にいるのか。
もし夢だとしたら、単にバニー達に囲まれるだけで良い。
何故こんな衆人環視の中で二人に囲まれているのか。
人の目があるとやりたい事もやれないじゃないか。
「アンタ今どうせ、何故観客がいるんだ?
観客がいなければでび子の胸を揉みしだいて、股間に顔を埋めて
思い切りその匂いを嗅げるのに~とか思ってるでしょ、キモいわね。」
「いやいやいやいや、何だよその勝手なイメージは。
ってかまぁ、全く間違ってはいないけど、いや、ってかコレ何だよ。」
「う~ん、夢だと思ってるのか知らないけど、だったらホラ、
バニースーツのカフスの匂い嗅いでみる?
そう言って差し出されたでび子の手首に巻かれたカフスを嗅いでみた。
全然臭くは無いが、ほんのり汗の香りがした。
「ね?もし夢だったら匂いなんてしないはずでしょ。
ココはね、アンタが現実逃避出来るための場を作ったのよ。
そもそも物語の役割って言うのは現実逃避の場所でもあるんだから。」
「そ、そうなのか…。確かにちょっと仕事の環境が変わって、
ちょっとストレスや疲れがあったから丁度良い…」
「ホラもう、そんな現実の事なんか忘れて下さい。
良いんですよ。別に皆に見られて笑われても良いじゃないですか。
私達に甘えたいでしょう?ホラ、身体を優しくなぞってあげる。」
そう言うと深夜子はボクの身体を優しく指でなぞり始めた。
思わず「ふぅっ」と声が出てしまう。それを見て笑う深夜子。
「アラアラ、つい声が出ちゃうんですね。
でも良いですよ、皆に笑われてでも、私に癒されて下さい。
むしろ、皆から笑われて快感になってませんか?
現実逃避の場所なんですから、思い切り非日常を楽しみましょう。」
でび子も便乗して二人で一緒にボクの身体をなぞり始めた。
「フ…ウンッ」「アッ…」と、恥ずかしい声が出てしまう。
「ちょ、やめ、こんなの皆に見られるの恥ずかし過ぎ…ウフッ」
「ふふ、結構効いてるじゃない。悪くないでしょ?
こんなの密室でやってたらアンタ暴走するだけだから。
衆人環視だからかろうじて理性が残るでしょ?
そのギリギリ感を楽しめば良いのよ。」
「ちょ、そんなの生殺しだろ…現実逃避どころか、
逆にストレス溜まるっての!!
中途半端にこんな風にされたら...ちょ、やめ…」
「ふふ、やめませんよー。
ホラ、どことは言いませんがクリクリ~」
「ちょ、それはマジでダメ、アッ!」
「アラ、しっかり反応しちゃってるじゃない。
もし観客の中にアンタが好きな子とかがいたら、もう終わりね(笑)」
「何なんだよ~、もう。イジめるのやめてくれよ~、本当に恥ずかしいよ。
恥ずかしくてちょっと涙が…」
「あ、それ良いですね。ストレス発散には涙良いですよ。
あのね、私とでび子ちゃんでみぎゃーさんのストレス発散の為に
何か出来る事が無いかって考えたんです。
その結果がコレなので、ちょっと不器用かも知れませんが、
楽しんで頂けたら嬉しいです。」
彼女達のやり方は確かに不器用だった。
だけど、その気持ちが十分に嬉しかった。
衆人環視は確かに恥ずかしかったが、別にココにいる人達とは
今後会う事も無いだろう。(会うかも知れないけど)
そう考えると、もうなりふり構わず、二人の成すがまま、
いやむしろ欲望を解放してやろうかと考えた。
「深夜子、もっと強くカリカリして!!
でび子は蒸れた谷間や口臭を嗅がせてくれ!!」
ボクは恥ずかし気も無くとんでもない欲望を吐き出した。
二人はニヤリと笑った。
「ふふ、良いですよ。少しは我慢して下さいね?」
「アンタねぇ、口臭ってアタシのが臭いみたいな言い方。
だけど良いわ、悪魔の内臓の匂い嗅がせてあげるわよ。」
二人はボクに密着しながら、想像以上にボクを責め立てた。
ボクは2分と持たず、果ててしまった。
「ハァ、ハァ…こんなの最高過ぎる。」
「ふふ、そうですよね。もっとやりますか?
それとも、これからは癒しタイムが良いですか?」
「あ、癒しタイムが良いな。
でび子の太もも枕で、顔の上から深夜子に乗っかって欲しい。」
「アタシの太ももが太いみたいな言い方ね。
まぁ良いわ、今日はゆっくりと欲望を解放しなさい。」
でび子の太ももは安定の太さだった。
特別太いのかはわからない。ただ、キツめのニーハイが肉を締め付け、
余った肉?がニーハイの上に乗っている。その様子が何とも、
太ももの肉感を増しているのだ。
「それじゃあ、失礼しますね。あの、恥ずかしいから、あまり匂いとか、
その、どうせ嗅ぐんでしょうけど、ほどほどにお願いします。」
そう言うと深夜子はボクの顔に跨って来た。
僕は人生でベストいくつかに入る至高の空間を楽しんだ。
「コレ、もう死んでも良いかも…」
「アンタねぇ、簡単に死ぬとか言うんじゃないわよ。
ちょっと頑張ってるからご褒美をあげてるんだから、
もう少しだけ頑張りなさい。そしたらたまにはこういう、
ご褒美が貰えるかも知れないのよ?」
「あぁ、最高だ。わかった。もうひと頑張りするよ。
物語は現実逃避の手段であると共に、そこに外面は必要無いんだな。
ただ欲望を解放させるだけの時間があっても良いんだ。」
「ふふ、そうよ。深夜子の匂い、どうかしら?
夢じゃないって、思えるでしょ?」
「あぁ、コレは夢じゃない...。確かな深夜子の臭い匂い。
最高過ぎて、ずっとこうして居たい。」
「ダメですよ、嗅ぐだけで良いんですか?
本当はもっと、過激で恥ずかしい事したいんじゃないですか?」
「え、マジ!?
本当に、それ以上をしても良いの!?」
ボクは興奮した。
しかしそこで、パッと視界から何かが外された。
体育倉庫に閉じ込められた三人
外されたそれは、VRゴーグルだった。
「最高の世界が楽しめたかしら?
アンタとんでも無い事を口走ってたわね。
だけど夢が見れたなら、もうここで死んでも構わないわよね。」
ボクはでび子と深夜子と共に、体育倉庫のような場所に居た。
「アレ、ボク達、ここで何をやってるんだ?」
「何言ってるんですか。
着替えようとしたらドアの建付けが悪くて閉じ込められて、
何故か置いてあったVRゴーグルで現実逃避を始めたんですよね。
次、私がそれで現実逃避しますから、貸して下さい。」
どうやらボク達は体育倉庫に閉じ込められており、
救出を待つ間にボクは何故か置いてあったVRゴーグルの世界に没頭し、
そこで現実逃避をしていたらしい。
アレ?だけどVRゴーグルに匂いを感じさせる機能は無いはずだけどな。
二人の方を見ると、やけによそよそしかった。
そしてボクは鼻頭にうっすらと残る深夜子の匂いに気付いた。
「え、現実にもあの匂いが…。
という事は、ボクがVR世界に没頭している間にまさか、
二人は…!?」
結局この20分後に、ボク達は救出された。
丁度その時VRゴーグルを使っていた深夜子は、
涎が垂れるほど素敵な世界の中に居たようだ。
こうしてとんでも無い現実逃避の時間は幕を閉じたのだった。




