#砂時計の砂が落ちきる前に(57)
〜あらすじ〜
空は澄んだ色をし太陽が砂時計とカラビナウォッチを照らし出す。時が経っても変わらぬ時計。
彼女の人生は砂時計から始まることになる。砂時計とカラビナウォッチ…
2つそれぞれの時計の意味は何か…
彼女の幼年期から青年期を経て、成長し恋をしていく。
伯父に思ってもいない事を言われた。
『みっちゃんの部屋10畳あるから半分にして使ってくれないかなぁ?あと、彼に色々教えてあげなさい。』
"嘘…絶対嘘だ…冗談だよね…?”
美月は伯父に言う。
『伯父さんって昔から冗談うまいよねー!てか、冗談でしょ!?私たち…付き合ってないし…男女二人が同じ部屋に居るのは…どうかと思うけど…』
不思議そうな表情で伯父は再び美月に話した。
『冗談は昔からうまいとは周りに言われてるが…みっちゃん、昨日一緒の部屋で彼と寝たじゃん。』
"あっ…完全に忘れてた…”
必死に言い訳を言う彼女。
『寒かったし、風邪ひかれると困るから!』
彼女の言葉を返す。
『じゃ、尚更じゃないか!みっちゃんは優しいなぁー。相手の事を考えてる。だから、周りから愛される看護師になれたんだなぁー。』
そう話す伯父はふらっと診察室へ向かった。
美月は思った。
"こうなったら仕方がない!作戦を練らなきゃ!”
部屋に行き、ナース服に着替える彼女そして閃いた。
急いで階段を下り伯母に話しかける。
『伯母さん!前に白のガムテープがあったと思うんだけど…まだあるかな?』
伯母は考え答えた。
『車庫にあったと思うけど…』
『車庫ね!ありがとう!』
美月は言い、走って車庫へ向かった。
美月の目の前には、宝石の様にガムテープがキラキラ輝いていた。
"あったー!!"
急いで部屋に戻り作業する彼女。
"完璧!!"
部屋をみて自画自賛する美月。
ーー『みっちゃん!訪問行くよ!』
伯父の声が聞こえ部屋を後にする。
訪問医療が終わり帰宅する。
すぐさま美月は部屋へ行き模様替えを始めた。
ドスッ、バタバタ、ズリズリ…
下の階に居る伯父と伯母は、上から聞こえる物音に顔を合わせ笑っていた。
つづく。




