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#砂時計の砂が落ちきる前に  作者: 海底の真珠
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#砂時計の砂が落ちきる前に(49)

〜あらすじ〜

空は澄んだ色をし太陽が砂時計とカラビナウォッチを照らし出す。時が経っても変わらぬ時計。

彼女の人生は砂時計から始まることになる。砂時計とカラビナウォッチ…

2つそれぞれの時計の意味は何か…

彼女の幼年期から青年期を経て、成長し恋をしていく。

二人は声を揃えて言った。

『違います!』

二人の姿に微笑み話続けた。

『そうだったのですか。お似合いでしたので、ご夫婦だと思っていました。もしよろしかったらお写真撮りましょうか?』

彼女は嬉しくすぐ返事をした。

『はい!お願いします!』

彼女はカバンから携帯を取り出しカメラモードに切り替え渡した。

『お兄さん、彼女にもう少し近付いて下さい。』

照れくさそうに蓮は少しずつ彼女に近づく。

『はい!撮りますよ!はい!チーズ!』

撮ってもらった写真を確認する彼女。

『わぁー!凄い!ありがとうございます!』

携帯の画面には、彼女は満面の笑みで右手を少し広げ辻が花の柄を見せる彼女に寄り添いながら笑顔で写っている蓮の姿があった。

『蓮くんにも後で、写メ送るからアドレス教えて!』

まるで少女の様に喜び笑顔溢れる彼女。

そんな彼女の表情に懐かしさを感じた蓮だった。


腕時計の針が17時を指した。

蓮は彼女に話す。

『17時だ!《すみれ-smile-》行こうぜ!』

彼女はお腹に手を当て蓮に言った。

『うん!行こう!お腹減っちゃったー!たくさん食べるぞー!』

そして《すみれ-smile-》まで走り出す彼女。

『転ぶぞー!』蓮は笑いながら彼女に言う。

『私、一番!』

息をきらしながら彼女は言った。

店内に入る二人。

『ゆーちゃん!いつもの一つ!』

『俺は生で!』

店長の元気な声と笑顔が返ってくる。

『はいよー!』

二人はカウンターへと座った。

『はい!生とチューハイ!』

カウンターに置かれ、二人はジョッキを持ち

『お疲れー!』

と、声を合わせ飲み始めた。

イベントが終了し、お客さんが次々に来店する。

蓮が話を切り出した。

『美月、"コレ“お前に返す。』

ポケットから取り出したのは、彼女が蓮にあげた砂時計のキーホルダーだった。

突然の事で動揺する彼女。

『どうしたの?要らなくなっちゃった?』

どこかさみしそうに話す彼女。

『要らなくなったわけじゃない。じぃーちゃんのカタミだろ?お前にとって大切なモノだから。俺の大切なモノは、ちゃんと持ってる。だから、返す。』

訳を話す蓮に彼女は聞き直す。

『蓮くんの大切なモノって何…?』

蓮は、ジャケットの内ポケットから彼女が作った"おまもり”を取り出した。

『コレ(おまもり)があるから大丈夫!』

『そっか!わかった!』

笑顔で答えキーホルダーを手にする彼女。

砂時計の砂が落ちていた。

美月は蓮に話しかける

『ずっと蓮くんに会えるのを信じて頑張ってきた。小学校の卒業式"約束”って言ってくれたの覚えてる?』

『当たり前だろ!覚えてるわ!』

蓮は小指を出し美月も小指を出し過去に戻ったかの様に小指を絡めた。

ーーガラガラーー

店の戸が空いた音がする。

光と智恵が入って来た。

美月と蓮は、彼らが入って来た事に全く気付かず、小指を絡ませていた。

その現場を目撃する、光と智恵。

ようやく店長の声で、光と智恵の存在に気づく二人はとっさに、小指を離した。



つづく。

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