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#砂時計の砂が落ちきる前に  作者: 海底の真珠
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#砂時計の砂が落ちきる前に(48)

〜あらすじ〜

空は澄んだ色をし太陽が砂時計とカラビナウォッチを照らし出す。時が経っても変わらぬ時計。

彼女の人生は砂時計から始まることになる。砂時計とカラビナウォッチ…

2つそれぞれの時計の意味は何か…

彼女の幼年期から青年期を経て、成長し恋をしていく。

《すみれ-smile-》が開く時間まで、町の観光案内所へ行きパンフレットを見る二人。

色々なイベントが記載されていた。

彼女はパンフレットに指をさし言った。

『蓮くん!今日、きもの体験出来るみたい!着物着たい!行ってみようよ!』

はしゃぐ彼女に、蓮は彼女の手を引き言った。

『いいよ。』

手を繋ぎ歩く二人。

周りから見れば完璧にカップル。

彼女は、手を引っ張られる事はあったが、優しく手を繋いだのは初めてだった。

彼女は緊張して汗ばむ。

それに気付く蓮は照れながら言った。

『緊張してんの?俺も汗ばんでるから気にするな。』

二人は笑いが絶えなかった。


"このまま砂時計の砂がずっと落ち続けたらいいのになぁ…“


きもの体験が出来る場所に到着する二人。

彼女は、手を離し笑顔で蓮に話しかけた。

『蓮くん、ちょっと待っててね!』

嬉しそうに彼女の後ろ姿を見て微笑む蓮の姿があった。

着物を着せてもらう彼女。

蓮は、廊下の壁に寄りかかり待つ。

『ジャーン!見てみて!どう?似合う?』

両手で袖を伸ばし広げ無邪気な彼女の姿。

白地に辻が花の絵が広がって描かれていた。

彼女を見て蓮の顔は幼児期の頃に戻ったかのように照れていた。そして、蓮は話す。

『似合ってる!』

その言葉に照れながらも彼女は蓮に話しかける。

『ねぇ、蓮くんも着てみたら?蓮くんの着物姿を見てみたい!』

『俺はいいよ!』

照れくさそうに話す蓮に、彼女は蓮の手を引っ張り部屋へ連れて行き話しかけた。

『すみません!彼にも着物を着せてもらってもいいですか?』

着付けしてくれる人が笑顔で答えた。

『いいですよ!どうぞ、こちらへ!』

頭を掻きながら照れる蓮の背中を押す彼女。

そして、片手で手を振り言った。

『廊下で待ってるね!』

数分後。

グレー地に小さな格子柄が広がって描かれている着物を照れくさそうに彼女の前に来た蓮。

蓮の着物姿に彼女は、目を丸くして言った。

『…かっこいい…』

その言葉で益々照れくさそうな蓮の姿。

『あ、ありがとう。』

二人の着物を試着させてくれた人が話しかけてきた。

『お二人ともお似合いですよ。ご夫婦ですか?』




つづく。

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