#砂時計の砂が落ちきる前に(44)
〜あらすじ〜
空は澄んだ色をし太陽が砂時計とカラビナウォッチを照らし出す。時が経っても変わらぬ時計。
彼女の人生は砂時計から始まることになる。砂時計とカラビナウォッチ…
2つそれぞれの時計の意味は何か…
彼女の幼年期から青年期を経て、成長し恋をしていく。
待ち合わせ場所に到着すると光が先に待っていた。
『美月ちゃん、おはよう!急に計画立てちゃってごめんね!』
不貞腐れ答える彼女。
『本当ですよ。智恵と二人で行けばいいのに。』
『そんな事言わないでー、みんなと楽しく観光したくてさ!』
なんだかんだ話している間に、智恵と蓮が来た。
彼女は三人に提案した。
『今日、"春まつり"だから行ってみない?私も行ったことないし、屋台もあるみたいだから、そこ行ったら色々、観光しようよ!』
三人とも賛成。
周りは華やかな着物姿の人たちでいっぱい。
皆んな、素敵な笑顔をしていた。
屋台もたくさんあり、地域の人がフリーマーケットもしていた。
出店しているお店をゆっくり見て歩く彼女達。
光はジャケットを脱ぎながら言った。
『今日は暑いくらいだなぁ!』
智恵が話し出す。
『そうだね!喉乾かない?何か飲もうよー!あーっ!生あるよ!生!昼間から飲んだら楽しいだろうねー!美月!チューハイもあるよ!!一杯だけ飲もうよー!暑いから美味しよー!』
彼女は思った。
"さすが、智恵!昨日もあれだけ飲んだのにまだ飲むとわ…智恵の肝臓は強いわ!"
『いいよ!一杯だけね!』
彼女と智恵はチューハイを飲み、男二人は飲まなかった。
『乾杯ーー!』
二人は缶チューハイを飲む。
あとの二人は、ノンアルビールに焼き鳥。
いつもの二人は声を合わせた。
『きくぅーーー!たまらんね!』
笑う四人。
彼女は周りを見渡し思った。
"皆んなが笑顔になれるイベントがある町って素敵だなぁ…小さい子もお年寄りも…皆んな笑顔になってる。この町に住んで良かった。あっ!在宅医療で小児科も入れたらどうだろう!町中の病院に行くまで時間がかかってなかなか連れて行く事が出来ない親、休校、学級閉鎖があると病院に行くのを躊躇しちゃう親も居ると思うし…伯父さんに話してみようかなぁ。”
すると、声が聞こえて来た。
つづく。




