#砂時計の砂が落ちきるまえに(37)
〜あらすじ〜
空は澄んだ色をし太陽が砂時計とカラビナウォッチを照らし出す。時が経っても変わらぬ時計。
彼女の人生は砂時計から始まることになる。砂時計とカラビナウォッチ…
2つそれぞれの時計の意味は何か…
彼女の幼年期から青年期を経て、成長し恋をしていく。
看護の勉強をしつつ、伯父の住む所について調べていた彼女は推薦の時期を迎えた。
彼女の答えは決まっていた。
"新潟に行き伯父の病院で働く“事、そして唯一、"患者の傍に寄り添い心を助けてる”事。
『若葉!!いよいよだな!!いいか、リングに上がって一発でk.o勝ちしてこい!!』
熱血教師は持ち上がりで彼女の担任だった。
『はい!一発で勝ってきます!ミッチーありがとう!』
誇らしげに彼女は担任に言った。
"いざ!テンダー学園へ!!”
戦場へ向かう様に走り始めた彼女。
数週間後…
熱血教師が話しかけてきた。
『若葉、教務室に来てくれ。』
心臓が早くなる彼女。
"大丈夫!”
教務室を訪れる彼女。
『若葉。やったな!合格だ!先生は嬉しいぞ!よく頑張ったな!』
合格通知を渡された。
"ここからがスタートだ!”
彼女の砂時計の砂が新たに落ち始める瞬間だった。
春を迎え希望校へ進学した彼女はには、初めて"親友“が出来た。
親友の名は『寺嶋 智恵』
中学から、ずっと彼女のそばに居て励まし合い時にはぶつかり合いながらも、一緒に居た。中学時代は"友達“だと思っていたが、唯一心を開く事が出来た同性の彼女は"親友”へとなった。
親友の智恵も同じ高校へ進学し、看護科へ入学した。
色々な県から入学して来た生徒たち。
"看護師になりたい!“
皆んな一緒の思いだった。
毎日勉学や実習をする事が出来る幸せを彼女は感じていた。
ある日、彼女と親友の智恵が図書室で勉強をしていた。そして2人に声をかけてきた人物がいた。
奴だった…
"水上光”
久しぶりの水上光の登場。
『美月ちゃん!久しぶり♡おーっ!凄い髪の毛伸びだね!ポニーテール姿も可愛い♡おーっ!!可愛い友達も出来たんだね!可愛いお友達の名前は♡?』
『寺嶋 智恵です!』
『智恵ちゃんね♡可愛いねー!良かった♡美月ちゃんに可愛い友達が出来て♡明日から3人で一緒に勉強しようか!色々教えて、あ、げ、る♡』
親友を見たら目が彼に釘付けになっていた。
再び智恵は話し出す。
『はい♡勉強教えてください♡』
"なんと乙女な親友、智恵みたいに素直になってみたいわ…しかもコイツ(光)は以前よりもチャラさを増している。”
『じゃ、また明日ねー♡』
手を振る彼に、親友も手を振る。
智恵のマシンガントークが始まる。
『ちょっと!光先輩、中学よりかっこよくなってない!?美月、どうしようー!一目惚れかもー♡』
『何言ってるの!?チャラ男だから、智恵、絶対いけんよ!』
『何でチャラ男って知ってるの?』
彼女は中学時代の"事故”を思い出した。
そして彼女はブンブンと横に頭を振る。
『見た感じと喋り方がチャラそうだから!だから、智恵、気を付けなよ!』
『美月、どうしたの?何焦ってるの?まさか!?』
ビクッとし動揺する彼女は親友に言った。
『何!?何もないよ!ほら!勉強しよう!』
話を切り替え勉強する二人。
翌日、奴がやって来た。
"本当に来たぁーーー!“
親友は大興奮。
『美月!光先輩来たょー♡見てみて!周りが光先輩に注目してるよー♡名前の通り"光“だわー♡そう思わない♡』
彼女は呆れ顔で言った。
『全く思わない。』
親友と彼女の間に入りたがる彼。
席を進んで空けてあげる親友。
彼は、沢山の資料を出し広げて色々と説明してくれた。
まだ、彼女達は習っていない事まで。
気付くと三人はベストチームになっていた。
時間がある限りずっと三人一緒だった。
つづく。




