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一歩踏み出すための沈黙
心の奥で まだ震えてる言葉たち
誰にも見せず 抱きしめたまま眠った
失くした勇気の 欠片を探すように
昨日の私へ そっと問いかけた
「諦めた夢の続きを まだ覚えてる?」
胸の隅で 微かな灯が揺れた
一歩踏み出すための沈黙は
私を守る殻じゃなく 祈りに変わってゆく
流した涙の意味を ひとつずつ拾い集めながら
私はまだ 終わってないと気づいた
無理に笑って 置き去りにした痛みも
今ならきっと 抱きしめてあげられる
誰かの声に 掻き消されてた声が
静けさの中で やっと息をした
「戻れない道の先に 何が待ってるの?」
震えていた心が 少しだけ頷いた
一歩踏み出すための沈黙は
孤独と希望のあいだで 揺れる羽のように
掴みきれない未来も 恐れずに見つめられたなら
私は今 生まれ変われる気がした
一歩踏み出すための沈黙が
言葉より強い声で 私を導いてく
誰にも見せない傷も 隠さずに抱えて進むから
私はもう 私を諦めはしない
夜明けを待つ心が
静かに歌を始めた…




