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見える僕と見えない彼女 心霊奇譚  作者: こばん
第六話

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6話 後日談

「あれ?、おーちゃんどうしたの、眠そう」


こてんと首を傾げた紗羅がそう聞いてきた。普段ゆっくり寝ているタイプの僕も冬弥も、あれからろくに寝られず朝を迎えてしまっている。

……美咲さんがなかなか帰らなかったというのもある。目を輝かせて話を聞くんだもの。


結局早めに顔を洗い、リビングに出て来ていたというわけだ。


「どうせ二人で騒いであんまり寝てないんでしょ?ゲームするって言ってたもんね?」


しょうがないなぁという感じであきらが言う。

まさか、怪奇現象とオカルトフリークのせいで寝られなかったとは言いにくいので、僕は曖昧に笑って誤魔化していた。


|(おはよー!紗羅ちゃん。ひさしぶり!)


紗羅が席につくとすぐに、お姉ちゃんが語りかけて、紗羅が目をまんまるにさせている。

僕を見て何が言いたそうな顔をするので、僕は苦笑いをしながら頷いて言った。


「なんか、昨日の夜に久しぶりに聞こえた」


そう言うと、驚いていた顔がゆっくりと穏やかになって、にっこりと笑った。


「そう、よかった。しばらく聞こえなかったから心配してた。おはよ、お姉ちゃん」


虚空に向かってそう挨拶する紗羅を、あきらも冬弥も普通に受け止めて、微笑んでいた。


「皆さま、おはようございます。朝食をお持ちいたしました」


「ましたぁ」


穂積さんと瑞穂さんが朝食を持ってきてくれた。んだけど……。昨日と同じように、いつの間にか僕の前に置かれた、コーヒーカップ。苦笑いの穂積さんが、僕に出そうとしていたコーヒーをスッと下げた。


まぁ、一つ違うのは、今朝は冬弥の前にも僕と同じコーヒーカップが置かれていたということだ。穂積さんは優しく微笑んでもう一つコーヒーをトレイの戻した。冬弥はやっぱり嬉しかったのか、無意識に口角が上がっていた。


--冬弥のお母さん、昨日の僕の話を聞いて気を使ってくれたのかなぁ?



冬弥の家


多分普段から怪しげなことを色々とやってるから、いろんな霊がいたり、向こうとの境界があやふやになっている可能性あり。

逢介は、二度と冬弥の家で都市伝説の実験はしないと心に決めたが、冬弥はやはり逢介がいると霊からのリアクションが帰って来やすいと、色々計画を立て始めている。

さらにその計画には冬弥の家の下の階に住むお姉さんも参画しているとかなんとか……


「絶対{混ぜるな危険}じゃないか……」逢介談


信憑性 A

危険度 A


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