補足図鑑 2
・傭兵業の現在
戦闘業務
従来の戦闘業務を意味する「戦争」はほとんど無い。その為、その区分は変化を続けた。
傭兵専門ともいえる護衛業務は一般的になりすぎた為、この区分からは除外されている。
護衛業は現在の傭兵業のメインであるが、需要と供給はそれなりにバランスが保たれており、決して法治国家と呼べる程犯罪や騒乱が無い訳ではない社会においてまだまだ必要とされる場面は多い。
しかしその仕事の奪い合いは激しい。
そのシェアのほとんどを占めるのは傭兵団。
傭兵も利益追求商売の時代となっている。
冒険時代とこの後訪れるであろう発展した平和な時代の、狭間のようなこの時代が、傭兵の戦闘業務という特殊な仕事を見る事のできる唯一にして最後の時代かもしれない。
雑務
傭兵らしからぬ、いわば「人材派遣業務」。
その業務は多岐に渡り、一応傭兵資格を持たなければならない業務も有れば、その辺の人手不足を解消する為だけでしかないお手伝いといったような仕事も多々。
そうしたお手伝いは報酬も低め。
経営が上手くいっている傭兵団はほとんど手を出さない分野であるが、一部にはそうした派遣業務を専門にしている傭兵団も存在する。
潜在的な国家の戦力でもある為傭兵の管理はきちんと役所で管理されているが、こうした雑務しか実績の無い傭兵は登録上のランクも低く、生活水準は上がらないまま。そうした厳しさ、平和な社会の変遷から、まっとうな職の方が稼ぎが安定する為傭兵人気は下降気味。
女性傭兵
冒険時代、女性冒険者はそれなりに居たが、魔法の力が失われてからは体力勝負、更に対人戦闘職へと変化していった為、ほとんど絶滅した。
傭兵業が多様化を見せ始めてからまた徐々に増え始めては来たがその数は少ないまま。
護衛業よりも雑務に区分される方面での需要がほとんどな為、報酬面で中々魅力的な職業とならない事もその一因。
女性の社会進出も増え選べる職業が増えた事もそれに拍車を掛けている。




