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宿屋の娘は聖女と呼ばれ転生す  作者: 紅羽夜


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424/465

第424話「順番のせいで」

「それは実際分かってないのよ」


 出掛けようとした直前、雨が降ってきたような顔をする。

 ツヴァウスは少し悩んでいるようであった。


「ツヴァウスさん?」

「ああ、ごめんなさい。どう説明しようかと」


 ツヴァウスの説明で納得ができた。

 そもそも砕輝の牙の主要人物や人数は判明していない。

 砕輝の牙全員がメンバーとして所属しているのではなく、別の犯罪集団が下部組織として活動しているそうだ。 

 そしてこの下部組織が厄介なのだ。

 砕輝の牙の中でも中層程度のメンバーが取引を持ち掛けたり、勧誘したりする。

 仕事をこなせば晴れて下部組織になる。

 勧誘や取引は砕輝の牙メンバーだけでなく、この下部組織も勝手に勧誘や取引をする。


「繁殖力がすごいですね」


 サラティスの感想に四人とも頷く。

 さらに厄介なのは砕輝の牙とは一切関わりがないが、名前を拝借、悪用する者も少なからずいる。

 捕まえて情報を聞き出しても組織の重要人物には届かない。


「だから、関係者は三桁人はいる。だから気をつけろよ」

「学生で学園にいるからって安心して調子にのらないことね」

「悪者、どこにでもいる。汚い」

「そうね。サラティスさん、魔術の腕があるし、可愛い。絶好の獲物なのだから気を付けてね」

「もし砕輝の牙について何か知ることがあったら報せてくれよ。提供料なら出す」

「分かりました」


 犯罪集団なので深く聞くことはしない。

 だが雰囲気的にきっと彼女達は砕輝の牙を追っているのだろう。

  寂しいが大反対されたので貴族専用棟で夢の世界を冒険した。

 貴族と就寝を共になんて恐れ多いと全力で首を横に降られた。

 翌朝、サラティスは三階に足を運んだ。

 マウを釣った湖の反対側に向かった。

 こちら側も同じく、木々の中に湖が存在している。

 だが、マウを釣った湖より一回り小さい。


『ポチャン』


 サラティスは無造作に湖に手を突っ込む。


「こちらの方が少し温かいですかね」


 サラティスは朝食を獲る。


「あら、マウモドキですか」


 獲れた魚はマウによく似たマウモドキという魚だ。

 可哀想な話しである。

 マウとマウモドキは非常に見た目がよく似ている。

 マウモドキはマウより一回り大きい。

 マウモドキを知らない人が見たら、大きいマウが釣れたと喜ぶであろう。

 マウとマウモドキの決定的な違いは食べ物の違いである。

 マウは草食だが、マウモドキは肉食である。

 なのでマウの特徴的な匂いなどがしない。

 きっとマウモドキが先に発見されてたのなら、モドキなどつけられることはなかったであろう。

 サラティスはマウモドキの頭を切り落とす。

 内臓などを削ぎ落し、身の部分だけを炙る。

 毒などはないのだが、マウと違って肉食なので内臓系は食べない方が安全である。


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