表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宿屋の娘は聖女と呼ばれ転生す  作者: 紅羽夜


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

354/470

第354話「のばすかそるか」

「それって、本当でも無実でも噂が広まって仕方なくですよね?貴族は怖いですね……」

「……リステッドで暮らすからと油断しねぇでくださいよ。きっとこれからもっとリステッドは発展するかと。それに群がるのは魔獣だけじゃないんで」

「……対貴族はケイに任せますよ」

「無理だな」

「……ですね」

「あの坊っちゃんは人が善すぎるからな。まぁ、大人になるまでに一皮むけてがあるかもしれないが」

「私的には人を騙すような大人には育って欲しくないですね」

「育ってって……。まぁ俺的には二人ともですけどね」

「て、ダヴァン、後ろ向いてください」

「何するんです?」

「髪をしっかり乾かさないと」


 サラティスの魔術でダヴァンの髪を乾かす。


「その魔術って地味に便利だな」

「ですね。そういえば、ダヴァンて髭は剃らないんですか?」

「あー。サラティス様はお嫌いで?」

「いえ、別に好き嫌いはないですね。あー、でも手入れせずに伸び放題とかは気になりますね」

「なるほどな。サラティス様には一生縁の無い話だけどな、髭を処理してつるつるにするだろ?」

「はい」


 サラティスはぷっと笑う。


「ったく。で髭は勝手に生えて、伸びてくる。それがまた早いんだなこれが。ある程度伸びると速度は落ち着くんだが、それまでぐんぐん伸びてくる」

「そうなると、つるつるになるように都度剃るか、手入れができるまで待つ必要があるんですね」

「そうだな。それとある程度髭がある奴が剃ると、下手すりゃ別人に見えるだろ?」

「……そうかもですね」

「サラティス様には経験ねぇことを願ってるが、髪の毛長いだろ?」

「はい」

「何か緊急事態が起きて逃亡するとする。その長い髪をばっさり切ったら?ずっとは無理かもしれねぇが、その場をやりすごすならできるかもしれねぇだろ?」

「……確かに見知った相手ならともかく、情報でしか知らない襲撃者なら誤魔化せるかもですね。……ダヴァン、言ってください。黙っていれば罪は重くなりますよ」

「これは俺が悪いが、違ぇからな。捕まるようなことは……してねぇ。いや、そんな顔したってしてないですからね」

「……さすがに信じますよ。お父様ならともかく、レザクターを騙すのは難しいかなと」

「それはそうだな。旦那にビビらねぇのはアレシア様と、サラティス様くらいだからな」

「へ?ダヴァンも怖いんですか?」

「あのな……あーでもそうか」

「なんです?」

「いや、リステッド家の使用人は余り顔が変らねぇからな」

「なるほど。新人さんが多いと怖いレザクターが見れるってことですね」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ