怪異2 登場人物
――今回の怪異記録に立ち向かう者たち――
ここに記すのは、剣だけでは退けられない怪異を前に、それぞれの判断を迫られている者たちです。
〖リア〗
柔らかな金髪と澄んだ青い瞳を持つ、陽だまりの若い女性騎士。
相手へ答えを押しつけず、恐怖の中でも本人の意思と選択を守ろうとする。怖さを否定せず、それでも一人にはしないと告げる穏やかな人物。今回の怪異記録の視点人物。
〖クラン〗
実戦経験を積んだ、寡黙な黒髪の騎士。
異常を前にしても憶測を急がず、触れられるもの、出入口、残された痕跡を順に確かめる。危険が迫れば、答えを決めるより先に仲間と怪異の間へ立つ。リアとアリシアは彼にとって特に守るべき存在。
〖ラッセル〗
貴族出身の、尊大で自負の強い騎士。
身分を重んじ、物事を勝ち負けとして捉えることが多い。騒がしく傲慢だが、怪異に自分の行動を決められることを何よりも嫌い、その反発さえ自らの選択にしようとする。
〖ノエラ〗
淡い灰銀の髪と薄い灰色の瞳を持つ、寡黙な女性騎士。
聞いたことと、目の前で起きたことを、必要な分だけ短く告げる。怪異の答えを知る者ではないが、ほかの者が気づかなかった小さな変化を見逃さない。特殊な任務を任されることが多い。
〖黒猫〗
ノエラの足元にいることが多い、一匹の黒猫。騎士ではない。
誰かの命令にも、人間の都合にも従わない。近づくこと、離れること、低く唸ることが何を意味するのかは、誰にも分からない。
〖アリシア〗
騎士団本部で保護され、そこで暮らしている白い髪と赤い瞳の少女。騎士ではない。
クランとリアを慕い、短い言葉で自分の気持ちを伝える。怪異を見抜く力は持たないが、怖い時に「怖い」と言い、差し出された手を信じることができる。




