第38話 奴隷商会
「作者もここ2日間疲れすぎてずっと寝てたよー!」
私、コムギーノ・カホ! 14歳!
ド田舎育ちのパン屋の娘で、チコク魔法学校2年生!
詳しくは第1話を見てね!
でも第3話を見たほうがわかるって意見もあるよ!
【説明しよう!
チコク魔法学校とは――
天才魔法使い!
1人で1025匹のワンちゃんを健康に育て上げる魔法ブリーダー!
実はそれを裏で支えていた人!
など!
数々の有名人を輩出している由緒正しき魔法学校である!】
なんだか最近忙しいなー!
毎日の家事に学校。
宿題もあるし畑仕事にペットのお世話。
コンビニ巡りに新作ゲーム、シーバスフィッシングやタイラバ。
MyTuberキーヨさんのゲーム実況も見なきゃだしSNSでレスバもしてたら全然時間が足りないよー!
どうしよー?
私は近所のきよしに相談することにした。(第6話参照)
「カホ様、それなら奴隷を買うというのはいかがでしょうか?」
「ドレイ?」
「主人の命令に忠実な下僕……家事や畑仕事はもちろん――
ダンジョンでの戦力や荷物持ち
買い物や悩み相談
釣りのお供やレスバの代理
など、たくさんの人材の中から必要な能力を持った奴隷と契約して労働させることができますよ」
へー!
都会にはそんな便利屋さんがあるんだなー!
「私たちが家事などをお手伝いできれば良いのですが……カホ様の人間サイズの家に入ることができず、申し訳ありません」
きよしは10メートルある自身の巨体を恨めしそうに見下ろした。
「きよしだってお仕事あるでしょ!」
個人的事情でみんなに迷惑かけるわけにいかないよね!(←!?)
「私、ドレイ屋さん行ってみるよ!」
◇
きよしに紹介してもらったドレイに詳しい魔物『シーレさん』に案内されて、ドレイ商会ってとこに着いたよ!
「いらっしゃいま……これはこれは、シーレ様。
お久しぶりです……本日はその女学生を仕入れてこられたのですか?」
シーレさんとお店の人がお話して、私のことを紹介してるみたい!
「失礼いたしましたカホ様。
ワタクシ、奴隷商会の『ドレ・ウル』と申します。以後お見知りおきを……。
では、ご案内いたしますのでこちらへ……」
どんな人材がいるのかなー?
楽しみ!
案内された部屋のソファに座り、しばらくすると――
「お待たせいたしました。
お話を聞いて、こちらで最適な奴隷を見繕いいたしました」
首輪をした3人の人材が部屋に入ってきた!
「まず1人目は、家事の腕が超一流の人間の女でございます。
ホスト通いによる借金でここへ売られましたが、金銭管理をさせなければ大丈夫でしょう」
おいしいご飯作ってくれるのいいね!
「2人目は、力仕事が超一流の人間の男でございます。
キャバ通いによる借金でここへ売られましたが、金銭管理をさせなければ大丈夫でしょう」
農作業全般できそうな頼もしさだね!
「3人目は、超一流大学出身の人間の男でございます。
パチンコ通いによる借金でここへ売られましたが、金銭管理をさせなければ大丈夫でしょう」
みんなお金関係だね!
でも……。
「うーん……」
「お気に召しませんか?」
なんか違うんだよなー……と考えていたそのとき――
「失礼いたします。
お茶をお持ちしました」
部屋に同年代っぽい女の子が入ってきた。
その子には……ケモミミとモフモフ尻尾が!?
「私この子がいいーー!」
獣人ってやつ!?
可愛すぎ!
「カホ様、この者は1/144スケールくらい半人前でして、おすすめはできかね……」
「ううん!
私この子にする!」
【説明しよう!
奴隷商会で選ばれる奴隷や出会うまでの流れは――
こういう感じである!】
「ですが……」
私はアイテムボックスから500キロの金塊を出した。
「まいどあり!」
そのあと契約して、次の日の朝迎えに行った。
◇
「ようこそ我が家へ!」
この子の名前は『ミミ』っていうんだって!
ミミちゃんは犬っぽいのに借りてきた猫みたいにおどおどしてる。
「こんな立派なお屋敷……本当にあたしで良かったのでしょうか」
「もちろん!
ひと目見たときからミミちゃんしかいない!
って思ったね!」
すると、
ぶんぶんと尻尾を振り、ミミちゃんは微笑んだ。
「あたし……一生懸命、頑張ります!」
ケモミミのある生活!
楽しみだな!
「あっ! そろそろ学校行かなきゃ!
じゃあ私は学校に行くから、私はミミちゃんと家事とか畑仕事してて!」
「わかったー!
いってらっしゃーい!」
【説明しよう!
カホは――
分身したのである!
1人は学校!
1人はミミちゃんの教育係となったのである!
詳しくは――
第20話を読むのである!】
「えっ!?
カホ様が……2人!?」
「どうしたの?」
「もしかして私、またやっちゃった?」
【分身したカホに洗濯と掃除を教わったミミ。
そのあと6人に分身したカホと畑仕事をしたミミは『あたし、いる?』と思ったという。】




