第37話 鑑定
こんにちは。
私はアマキ・ミノーリ……カホちゃんの友達……です。
カホちゃんについては第1話を見てください。
【説明しよう!
今回のお話は!
作者が作った動画――
遅刻パンの!『ミニアニメ集』〜異世界編〜
を元にしてるのである!
YouTubeで検索するのである!】
お父さんの仕事の都合で、チコク魔法学校に転校することになりました……。
またカホちゃんと学校生活……嬉しいな。
そういうことで……平和に学校生活を送りたい。
だからまず、この『イケナイ国』にいる魔王様と話し合いに来ました……。
暴力は良くないと思います。
「あの……暴力は良くないと思います」
大事なことなので気持ち的には2回言いました……。
「よく来たなニンゲン。
しかし、非暴力を主張するとは……我が玉座へ来るまでに、上級悪魔や中ボス、四天王までいたはずだ。
お前はそれらを倒して、ここへ来たのだろう?」
たしかにここへ来るまでに、たくさんの魔族に声をかけられた。
でも……。
「……私は話し合って、みんなに分かってもらいました」
「そんなわけがあるものか!
魔族とニンゲンの間に生まれた溝は、そう簡単に埋まるものではない!」
魔王様はもう少し話のわかる方だと思ったんだけど……。
もう少し踏み込んだ話し合いが必要みたい。
《鑑定》。
【説明しよう!
鑑定とは――
異世界作品ではよく『ハズレスキル』扱いをされるが!
後に超便利だったと判明するのがお約束のスキルである!】
《名前:メチャ・ツ・ヨイ
デーモン/魔王
HP 3億412万
MP 2億1005万
攻撃力 2億7482万
防御力 2億5899万
魔力 2億2412万
敏捷 2億1034万
運 76
年齢:1003歳
身長:198cm
体重:116kg
誕生日:2月7日
視力:4.0
利き手:右
利き足:右》
もう少し……。
《出身地:マオボーン村
学歴:マアマア高等学校、ソコソコヨイ大学
趣味:スイーツ研究
特技:割り箸を綺麗に割る
好きな食べ物:ダックワーズ
嫌いな食べ物:パクチー
性格:わりと真面目
口癖:そっかー
あだ名:めっちょん
ホラー映画:苦手
派閥:たけのこ》
「あの……割り箸を割ることを特技とは言わないと思います」
「なっ……!」
《862年前に友達に貸したゲームが返ってきてないことをまだ根に持っている》
「あの……862年間も返ってこないゲームのことで友達を恨み続けるのは……心に余裕が無い……と思います」
「なぜそのことを……!
くっ!
お前に何がわかる!?」
《昨日、娘に『臭い』と言われたことが気になって今日は寝不足》
「あの……臭いと言われたことを気にしてるみたいですが……たしかに今も汗っぽい匂いが漂ってきてます……」
「ふーん、そっかー。
そ、それがどうした?」
《自室のベッドの下に隠していた『ムフフな本』を娘に見られて、その日から娘に避けられるようになった》
「あの……ムフフな本の隠し場所が娘さんにバレてて……内容が内容なので引かれてます……」
「……」
《夜な夜な書いている官能小説も娘に見られている》
「あの……魔王様の書いた官能小説も娘さんに見られてて……特に娘さんが拒否反応を示した部分は――
「あー!!
もうやめてくれー!!」
【魔王は泣き出した。
ミノーリはとりあえず、
40℃くらいのお湯に粉の酸素系漂白剤を入れ、そこに服を浸け置きしておくと、皮脂汚れや汗の匂いなどが取れると教えた。
そしていろいろ相談に乗り、和解したという。】
◇
数日後。
転校初日。
「……久しぶり」
《鑑定》。
「ミノーリ! 会いたかったよー!」
1秒後、全速力でぶつかって――
「カホちゃんはそこで止まってて」
「え!?
なんで!?」
「もしかして私、またやっちゃったー!?」




