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第36話 インフレ

「そういうイベントー!」

 私、コムギーノ・カホ! 14歳! レベル100!

 ド田舎育ちのパン屋の娘で、チコク魔法学校2年生!

 詳しくは第1話を見てね!

 でも第3話を見たほうがわかるって意見もあるよ!

 今回のお話は、作者が作った動画――


 遅刻パンの!『ミニアニメ集』〜異世界編〜


 を元にしてるよ!

 YouTubeで検索してね!


【説明しよう!

 チコク魔法学校とは――


 天才魔法使い!


 1人で905匹のワンちゃんを健康に育て上げる魔法ブリーダー!


 ミネラルウォーターを800円で提供して炎上したシェフ!

 

 など!


 数々の有名人を輩出している由緒正しき魔法学校である!】


 今日は魔王さんの領地を散歩してるよ!

 なんでこんなコンビニもないところに住んでるんだろー?

 そのとき、前方から歩いてくる魔物の集団が見えた。

 ……あれは……ゴブリンさん!

 そしてその集団の中心にいるのは――


 ゴブリンロード!


 ゴブリンのリーダーのような存在だ!

 レベルは80!

 私より20もレベルが低いよ!

 いくよー!


「聖炎斬(Holy Flame Blade)!」


「グギャーー!」


 ゴブリンロードを倒したよ!


【説明しよう!

 聖炎斬とは!

 なんとなくかっこいい技名を叫び――

 剣を振り下ろしただけである!】


 喜んでいたのも束の間、新たな魔物が現れた。

 あれは――


 ゴブリンキング!


 ゴブリンの王様のような存在だ!

 レベルは200!

 私より100もレベルが高いよ!

 どうしよー?

 でも、こういうときは……!


「そういうイベントー!」


【説明しよう!

 そういうイベントとは!

 主人公がピンチのときに発生する――

 都合のいい強化イベントである!】 


 私はレベルが300になった。


「真・聖炎斬(Divine Holy Flame Blade)!」


「グギャーー!」


 ゴブリンキングを倒したよ!

 喜んでいたのも束の間、新たな魔物が現れた。

 あれは――


 ゴブリンエンペラー!


 ゴブリンの皇帝のような存在だ!

 レベルは500!

 私より200もレベルが高いよ!

 どうしよー?

 でも、こういうときは……!


「そういうイベントー!」


 私はレベルが1000になった。


「究極・聖炎斬(Ultimate Holy Flame Blade)!」


「グギャーー!」


 ゴブリンエンペラーを倒したよ!

 喜んでいたのも束の間、新たな魔物が現れた。

 あれは――


 ゴッドゴブリン!


 ゴブリンの神のような存在だ!

 レベルは10000!

 私より9000もレベルが高いよ!

 どうしよー?

 でも、こういうときは……!


「そういうイベントー!」


 私はレベルが30000になった。


「絶・究極・覇王聖炎斬〜零〜(Absolute Ultimate Overlord God Flame Blade ~Zero~)!」


「グギャーー!」


 ゴッドゴブリンを倒したよ!


【説明しよう!

 バトル系の作品は基本的に――

 これの繰り返しである!】


 とりあえずゴブリンさんはいなくなったみたい!

 そう思ったのも束の間、新たな魔物が現れた。

 あれは――


 オークロード!


【カホは今日1日でレベルが2億7999万9900上がった。

 すべての魔物の上位個体は今日で全滅したため、統率を失った魔物たちの争いが各地で起こった。

 そのため、魔王の領地に出店予定だったコンビニの話は無かったことになったという。】


「もしかして私、またやっちゃった?」

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