第22話 呪いの装備
「そろそろテンプレネタ切れだ」
「いいテンプレあれば教えてほしい」
私はシヴァ。
神だ。
詳しくは第3話を見てくれ。
今、私は夜のチコク魔法学校にいる。
【説明しよう!
チコク魔法学校とは――
天才魔法使い!
大人気バンド『マジカル・キスク』のボーカル!
1日の睡眠時間を28分に短縮することに成功した、魔法の快眠法を広めるショートスリーパー!
など!
数々の有名人を輩出している由緒正しき魔法学校である!】
私はあれから数々の異世界へ行き……ついに!
『あの少女』を懲らしめるアイテムを集めた!
ふふふ……天界最強クラスの私には造作もない。
私を怒らせたことを後悔するがいい!
まずは――
〚毒毒の宝玉〛――装備者の体力を徐々に奪い続ける――
これをイヤリングにして……可愛く包装して手紙も添えて……どこからどう見てもプレゼントだ!
これを『あの少女』の机の中へ……ふふふ、朝が楽しみだ。
◇
朝になり『あの少女』が登校してきた。
「あっ、なにこれ!
手紙ついてる……」
「えーっと……『このイヤリングを付けてるあなたが、見たい』……きゃー!」
罠とは知らずに、嬉しそうに包装をビリビリ破いて……。
でも頑張ったから、もう少し優しく開封してほしかった。
だが!
そのイヤリングを付けて満足そうな顔!
やったぞ!
これで、しばらくすれば勝手にくたばるだろう。
さあ、それまでコンビニの新作スイーツ探してこよっと♪
◇
そして昼休み。
『あの少女』は校庭で元気に縄跳び……1000重跳びをしていた。
なにーーーーーーーー!!!
……しかしまあ……これくらいでくたばるとは思っていなかったしな……。
次だ!
〚魔剣・小太刀・座孤ZERO〜V〜〛――装備した者のステータスを強制的にすべて1〜15にする(装備解除不可)――
これを装備したが最後!
一生!
マシャラ村の草むらに出てくるザコと同程度のステータスになる恐ろしい呪いの装備だ!
これをあの縄跳びと入れ替える!
「トリック!」
『あの少女』の縄跳びが『魔剣・小太刀・座孤ZERO〜V〜』に変わった。
「……あれ?
縄跳びは?」
よーーーし! 成功っ!
さっそく、ステータスを鑑定!
……あれ?
HP ∞
MP ∞
攻撃力 ∞
防御力 ∞
魔力 ∞
敏捷 ∞
運 ∞
……。
次だ!
〚悩む種子〛――この種子を植えられた者のスキルが3時間消える――
このアイテムこそ本命!
これを頭に乗せることでやつのスキル――
《∞(インフィニティ)――すべてが∞――》
を消し去ってやれば……!
シヴァは なやむしゅしを つかった!
『悩む種子』はカホの頭に乗り、その根を伸ばしカホの体内に入っていった。
『あの少女』のスキル確認!
すると、《∞(インフィニティ)》がスキル欄からすーっと消えていく。
よっしゃーーーーーーーー!!
今こそ私をビビらせた恨み!
晴らすとき!
もう怖くないしー!
私は少女に近づき爽やかに挨拶をした。
「久しぶりだね」
「……あっ!
キラキラのおじさん!
体調良くなったんだね!」
「そ、そうなんだ。
……ところで、腕相撲しないかい?」
「いいよー!」
ふっ!
私の本気!
神の力を思い知れ!
特訓でさらに強くなった、総ステータス8735兆3225億!
この力で!
この地に封印してやろうではないか!
「ふふふ……いつでもいいよ」
余裕だ。
「じゃあいくよー!
はいっ!」
私は回転しながら学校の壁を突き破り飛んでいった。
【説明しよう!
カホの身体は∞慣れしており――
素のステータスも∞なのである!】
「あれ!?
おじさん!?」
「もしかして私、またやっちゃったー!?」
【その後、シヴァは遠くの無人島で発見された。
そして許可なく人間と接触したことがわかったため、天地協定違反により2時間くすぐり続けられたという。】




