第20話 ソロキャンプ
「バーベキューしたいなー!」
私、コムギーノ・カホ! 14歳!
ド田舎育ちのパン屋の娘で、チコク魔法学校2年生!
詳しくは第1話を見てね!
でも第3話を見たほうがわかるって意見もあるよ!
【説明しよう!
チコク魔法学校とは――
天才魔法使い!
マホットモンスターのチャンピオン!
3日間の保温が可能な魔法の魔法瓶の開発者!
など!
数々の有名人を輩出している由緒正しき魔法学校である!】
今日は近くの森にソロキャンプにきてるよ!
キャンプ!
流行ってるよね!
じゃあまずは……テントを立てて、火を起こすための木を集めよう!
「じゃあ私はテント立てるから、私は木を集めてきて!」
「わかったー!」
【説明しよう!
カホは――
分身したのである!】
私を見送ったあと、私はホームセンターで買った良さげなテントを組み立てようとするんだけど……どうやるんだろー?
こういうときは誰かに聞いたほうがいいのかな?
「ねえ、私はどう思う?」
私は、私なら知ってるかと思って聞いてみた。
「うーん……わかんないし、もう魔法でやっちゃおう!」
「それ賛成ー!」
◇
その頃、木を集めに行った私は――
「2本あれば足りるかなー?」
地面から引きずり出した木を両手に1本ずつ持ちながら悩んでいた。
「あっ!
いいこと思いついた!」
この木をたくさん引っこ抜いて、やぐらを組んでキャンプファイヤーしたら楽しそうかも!?
そうと決まれば……!
「よーし!
みんながんばるぞー!」
「「「おー!!」」」
私は100人の私と協力してたくさん木を集めることにした。
「んー……たくさん抜いたし、このくらいでいっか!」
この山にはもう木が残ってないみたいだし、これくらいあれば足りるよね!
きっと私、びっくりするだろうなー!
そんなことを考えながら、私たちは木を運びテントへ向かった。
◇
「わー!
立派なテントできたね!」
「ユ◯バみたーい!」
【説明しよう!
カホは――
テーマパークを作ったのである!】
木を集めに行った私たちが帰ってきて、私たちの仕事に喜んでくれたみたい!
なんたって53891人の私たちで、私たちの好きなアトラクションだけを作ったんだ!
私たちも喜ぶに決まってるよね!
仕事が終わった私たちはもう、いろんなアトラクションを楽しんでる!
「木もたくさん集めたねー!」
「それってもしかして……キャンプファイヤー!?」
「正解ー!」
「やったー!」
「さっそくやぐら作ろー!」
そして私たちは夜に向けて木を組み上げて、高さ約1000メートルのやぐらが完成した。
◇
〜夜〜
アトラクションでめいっぱい遊んだあとは、お待ちかねのキャンプファイヤーだ!
114235人の私たちはワクワクしながら火が灯るのを待ってる。
「じゃあ点火するよー!
……ファイア!」
『ゴオオオオオォォォォォォォーーー!!』
「大成功ー!」
「踊ろー!」
私たちはさっそく火を囲んで踊り出そうとしたそのとき――
「あー!
アトラクションがー!」
「全部燃えてるー!」
「「「もしかして私、またやっちゃったー!?」」」
【炎を消そうと458739人のカホたちは一斉に水魔法を使った。
そしてこの星は水に沈んだという。】




